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六ヶ所再処理工場不溶解残渣の性状評価,5; 不溶解残渣の高温酸化挙動

Properties of insoluble residue generated at Rokkasho Reprocessing Plant, 5; Oxidation behavior of insoluble residue

高野 公秀 ; 山岸 功 ; 赤堀 光雄; 湊 和生 ; 吉岡 正弘*; 越智 英治*; 福井 寿樹*; 駒嶺 哲*

Takano, Masahide; Yamagishi, Isao; Akabori, Mitsuo; Minato, Kazuo; Yoshioka, Masahiro*; Ochi, Eiji*; Fukui, Toshiki*; Komamine, Satoshi*

不溶解残渣の空気中高温酸化挙動を示差熱重量分析により明らかにするとともに、模擬不溶解残渣合金との酸化挙動の相違を、粒径やTcの有無等の観点から比較検討した。六ヶ所再処理工場で採取した実残渣と、模擬合金の空気中1220$$^{circ}$$Cまでの示差熱重量曲線を比較した結果、Moと特にRuの酸化開始温度は実残渣の方が低いこと、そのためにRuO$$_{2}$$の蒸発がより低温域から進行し残存率は実残渣の方が低くなることがわかった。模擬残渣の平均径15$$mu$$mに対し、実残渣では数十nmから数百nmと微細であるために、反応速度が大きく異なるためと考えられる。加熱後の生成物は、模擬合金,実残渣ともにRuO$$_{2}$$が主要な相で、他にPd-Rh合金,降温時に生成したPdOであり、さらに実残渣には元から含有していたZrO$$_{2}$$が確認されたが、MoとTcを含有した相は確認されず、昇温過程で酸化物として大部分は蒸発したと考えられる。

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