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仮焼層中の不溶解残渣の性状評価,2; 硝酸塩共存下での模擬不溶解残渣合金の高温化学形変化

Properties and behavior of insoluble residue in the cold cap, 2; High temperature chemical form of simulated residue coexisting with nitrates

高野 公秀 ; 山岸 功 ; 赤堀 光雄; 駒嶺 哲*; 福井 寿樹*; 越智 英治*

Takano, Masahide; Yamagishi, Isao; Akabori, Mitsuo; Komamine, Satoshi*; Fukui, Toshiki*; Ochi, Eiji*

ガラス溶融炉中におけるMo-Tc-Ru-Rh-Pd系の不溶解残渣の物理的・化学的挙動を明らかにするため、その化学形変化を把握することが重要である。ここでは、模擬不溶解残渣合金粉末を硝酸ナトリウムあるいは模擬廃液乾燥物と加熱し、仮焼層形成温度領域での残渣由来元素の化学形評価を350から700$$^{circ}$$Cの範囲で行った。合金中のMoは500$$^{circ}$$C前後から硝酸塩と反応してモリブデン酸塩を形成し、700$$^{circ}$$C以上まで安定に存在することを確認した。Ruは600$$^{circ}$$C程度から二酸化物に酸化されており、それに伴い六方晶合金相は600から700$$^{circ}$$Cにかけて消失した。合金粉末のみを大気中で加熱した際には、Ruが徐々に酸化されても1000$$^{circ}$$C程度まで合金相が残存するが、硝酸塩との共存下では、溶融硝酸塩との反応及び脱硝に伴う酸化力に富んだNOx及び酸素発生により、模擬不溶解残渣合金の酸化が促進されることを明らかにした。

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