放射性核種の移行に対する腐植物質の影響評価

Assessing the effect of humic substances on migration of radionuclides in geological disposal system

寺島 元基  ; 斉藤 拓巳*; 岡崎 充宏*; 舘 幸男  ; 飯島 和毅  

Terashima, Motoki; Saito, Takumi*; Okazaki, Mitsuhiro*; Tachi, Yukio; Iijima, Kazuki

核種移行に対する有機物影響の定量評価には、多様な地質環境条件における種々の移行遅延プロセスを10万年以上におよぶ時間スケールにおいて相互に関連させて取り扱う必要があり、コンピュータシミュレーションが有効な手段となる。シミュレーションでは、評価モデルとモデルパラメータデータベースが不可欠であり、これまでに様々なモデルやデータベースが開発されている。しかし、時空間的に多様な天然有機物に対して万能なモデルやデータベースは存在しないのが現状である。本発表では、場が与えられた際に用いる影響評価手法の開発を目的に実施した(1)核種-腐植物質錯形成モデルパラメータ整備手法の開発および、(2)核種-腐植物質-母岩三元系収着・拡散モデルの開発についてその成果を紹介するとともに課題について議論する。

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