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しいたけ廃菌床を利用した放射性セシウムの回収

Recovery of radioactive cesium using waste mushroom bed of ${it Lentinula edodes}$ (Berk.) Pegler

田中 健之; 坂本 文徳  ; 香西 直文   ; 椎名 和弘; 行川 淳; 大貫 敏彦

Tanaka, Kenji; Sakamoto, Fuminori; Kozai, Naofumi; Shiina, Kazuhiro; Namekawa, Jun; Onuki, Toshihiko

2011年3月に発生した東日本大震災を発端として福島第一原子力発電所由来の放射性セシウムが福島県内を中心に広範囲に飛散した。森林地帯に拡散した放射性セシウムの大部分は現在でも土壌の表層部分にとどまっている。一方、国内ではしいたけの栽培が盛んに行われ、平成22年度実績で77000トンの生しいたけが生産されている。そのうち8割以上が菌床栽培により生産されている。生産終了後に発生する大量の廃菌床は一部肥料などへの再利用が行われているが、大部分は廃棄されている。我々の研究室ではフィールド試験によりしいたけ廃菌床が放射性セシウムの回収に利用できることを確認している。今回、しいたけ廃菌床の放射性セシウム回収のより効率的な条件を設定するために実験室での詳細な試験を行った。その結果、菌糸が生きている状態の未滅菌しいたけ廃菌床が一番放射性セシウムを濃集することを確かめた。発表では、廃菌床と未使用おが粉、滅菌廃菌床と非滅菌廃菌床との比較など詳細に報告する予定である。

no abstracts in English

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