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飲料水への適用に向けたCs除去用グラフト捕集材の開発

Development of Cs adsorbent synthesized by radiation-induced graft polymerization for drinking water

柴田 卓弥  ; 瀬古 典明; 笠井 昇; 佐伯 誠一; 天田 春代; 保科 宏行; 植木 悠二

Shibata, Takuya; Seko, Noriaki; Kasai, Noboru; Saiki, Seiichi; Amada, Haruyo; Hoshina, Hiroyuki; Ueki, Yuji

東京電力福島第一原子力発電所の事故で被災した地域の復興に向けて、安心な水の確保は重要な課題となっている。そこで、飲料水への適用に向けたセシウム(Cs)除去用グラフト捕集材の開発を行った。Cs親和性の高い吸着基として導入するリンモリブデン酸基の担持安定性を向上させるため、モノマーに様々な架橋助剤を添加し、架橋構造の導入を試みた。その結果、ポリエチレングリコールジメタクリレート(9G)を0.4wt%を添加した系で合成した捕集材が最も安定性に優れ、食品衛生法の監査項目を満たすことができ、飲料水への適用が可能となった。捕集材の性能評価では、飲料水基準値であるpH5.8から8.6範囲において、Cs吸着性能は安定して高く、共存イオンとしてK, Ca, Mg, Na存在下においても、Csのみを吸着することに成功した。

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