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At-211の生成量・化学形の短時間同時分析技術開発

Analytical method for radioactivity and chemical forms of At-211

瀬川 麻里子   ; 西中 一朗*; 前田 亮  ; 渡辺 茂樹*; 佐々木 一郎*; 石岡 典子*; 藤 暢輔   

Segawa, Mariko; Nishinaka, Ichiro*; Maeda, Makoto; Watanabe, Shigeki*; Sasaki, Ichiro*; Ishioka, Noriko*; Toh, Yosuke

At-211を用いたがん治療薬剤の実用化に資するため、At-211の生成量および化学状態(化学形)を短時間で定量評価可能な同時分析技術の確立を目的とし、高感度$$alpha$$線撮像システムを開発している。われわれはこれまでに、主に基礎研究等に用いられる数百Bq以下の低線量At-211に対して本技術の定量性などを評価し、基盤技術を確立した。一方で、本技術を前臨床・臨床研究で使用される数百kBq以上の高線量At-211に対して適用するためには解決すべき以下の課題があった。(1)高線量At-211による燐光: 通常のシンチレータは、一度でも高線量のAt-211にさらされるとシンチレータ自身が持続的に光を発生させる(燐光)ため、それ以降分析が困難になる。(2)高コスト撮像システム: 生産されるイメージセンサーがCCDからCMOSへと移行していることにより高感度CCDカメラの価格が上昇し、撮像システムのコストを高騰させている。これらの課題を解決するため、低残光シンチレータ及び低コストCMOS冷却カメラを用いることで、燐光の影響を無視できる程度とした上で、コストを汎用的な高感度CCDカメラによる撮像システムと比較して約1/3に削減した試作機を開発し、高線量At-211を用いた性能評価を行った。この結果、低残光シンチレータを使用した場合でも数秒から数十秒でその生成量・化学形の分析が可能である事を実証し、本技術の実用化に向けた二つの課題を解決する見通しを得た。

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