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高放射能At-211の生成量・化学形の短時間同時分析技術開発

Development of a method for rapid and simultaneous analysis of chemical form and radioactivity of At-211

瀬川 麻里子   ; 前田 亮  ; 藤 暢輔   ; 西中 一朗*; 渡辺 茂樹*; 佐々木 一郎*; 石岡 典子*

Segawa, Mariko; Maeda, Makoto; Toh, Yosuke; Nishinaka, Ichiro*; Watanabe, Shigeki*; Sasaki, Ichiro*; Ishioka, Noriko*

難治性のがんに対し高い治療効果が期待されるAt-211内用療法の実用化には、半減期が7.2時間と短いAt-211を無駄に損失することなく、その生成量と化学形を迅速に分析する技術が必要である。発表者らは、薄膜クロマトグラフィーにより化学形毎にAt-211を分離した試料を用い、シンチレータと高感度カメラを組み合わせた撮像システムで$$alpha$$線を可視化して、At-211の生成量と化学形を短時間で同時分析する技術を開発している。これまでに、基礎研究等で使用される低放射能At-211に対し、生成量と化学形の定量が可能である事を実証して基盤技術の確立を図ってきた。その一方で、実用先の前臨床・臨床研究ではより高放射能のAt-211が使用されるため、これらのAt-211に対する定量性を検証する必要がある。しかし、$$alpha$$線測定用シンチレータとして一般的なZnS(Ag)を高放射能At-211に用いると、ZnS内に生じる燐光のため、定量性を失い連続分析ができないという課題があった。本研究では、燐光の少ないプラスチックシンチレータを採用した撮像システムの分析性能を検証し、高放射能At-211に対しても連続分析が可能であるとの結果を得た。発表では、実用化に向けて実施した薄膜クロマトグラフィーの分析結果等についても報告する。

no abstracts in English

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