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論文

Proton order-disorder phenomena in a hydrogen-bonded rhodium-$$eta$$$$^{5}$$-semiquinone complex; A Possible dielectric response mechanism

満身 稔*; 江崎 一成*; 小松 裕貴*; 鳥海 幸四郎*; 宮東 達也*; 水野 元裕*; 東 信晃*; 宮崎 裕司*; 中野 元裕*; 北河 康隆*; et al.

Chemistry; A European Journal, 21(27), p.9682 - 9696, 2015/06

 被引用回数:7 パーセンタイル:25.07(Chemistry, Multidisciplinary)

A newly synthesized one-dimensional (1D) hydrogen-bonded (H-bonded) rhodium(II)-$$eta$$$$^{5}$$-semiquinone complex, [Cp$$^{*}$$Rh($$eta$$$$^{5}$$-$$p$$-HSQ-Me$$_{4}$$)]PF$$_{6}$$ exhibits a paraelectric-;antiferroelectric second-order phase transition at 237.1 K. Neutron and X-ray crystal structure analyses reveal that the H-bonded proton is disordered over two sites in the room-temperature (RT) phase. The phase transition would arise from this proton disorder together with rotation or libration of the Cp$$^{*}$$ ring and PF$$_{6}$$ ion. The relative permittivity $$varepsilon$$$$_{b}$$' along the H-bonded chains reaches relatively high values (ca., 130) in the RT phase.

報告書

表面硬化材のナトリウム中試験(VII) : コールドトラップ温度120$$^{circ}C$$における腐食,摩擦および自己融着試験結果

長谷川 成生; 柚原 俊一*; 加納 茂機; 中山 紘一; 中筋 孝; 小圷 亨

PNC TN941 80-127, 124 Pages, 1980/08

PNC-TN941-80-127.pdf:17.97MB

「もんじゅ」ナトリウム機器の接触・摺動部に使用される構成材料のナトリウム中トライボロジー挙動を解明し,対策をたてることは重要課題の一つである。この観点から,スクリーニング試験により選定したステライトN-6,コルモノイN-5,インコネル718,LC―1Cおよび主要炉構成材のSuS316,SuS304,21/4cr―1Moについてトライポロジー挙動解明のための一連のパラメータ試験を行っている。試験パラメータのうち,ナトリウム中の酸素濃度とトライポロジー挙動との関係も究明されるべき問題点の一つとなっている。そこで「もんじゅ」設計において一次系コールドトラップ温度を140$$^{circ}C$$(または145$$^{circ}C$$)から120$$^{circ}C$$に下げるように指向されたのを機に,コールドトラップ温度(以下C/T)をパラメータとした以下の試験を開始した。今回,その一部の結果が得られたので中間報告する。試験項目,試験条件は下記の通りである。1.腐食試験ナトリウム温度‥600$$^{circ}C$$,浸漬時間‥2,000時間,C/T温度‥120$$^{circ}C$$,ナトリウム流速‥$$sim$$0m/sec 2.摩擦試験ナトリウム温度‥600$$^{circ}C$$,浸漬時間‥Max.2,000時間,C/T温度‥120$$^{circ}C$$,負荷応力‥0.3kg/mm$$times$$2,ナトリウム流速‥0.7m/s 3.自己融着試験ナトリウム温度‥450$$sim$$700$$^{circ}C$$,負荷保持時間‥200時間,負荷応力‥4kg/mm$$times$$2,C/T温度‥120$$^{circ}C$$,ナトリウム流速‥$$sim$$0m/sec,受入材と予浸漬材の比較,引張破断法により詳価得られた主な結果は次の通りである。1.腐食試験 1)C/T120$$^{circ}C$$と140$$^{circ}C$$における腐食の様相には,明らかな違いはみとめられない。2)ステライトN-6は試験後重量が増加し,その他の材料は減少傾向を示した。2.摩擦試験 1)ステライトN-6同志およびLC―IC同志の動摩擦係数はC/T120$$^{circ}C$$と140$$^{circ}C$$の結果で顕著な差がみられない。2)ナトリウム浸漬時間による動摩擦係数の変化は少なく,ナトリウム腐食による材料表面変質の動摩擦係数に対する影響はみとめられない。3.自己融着試験1)ステライトN-6同志は受入材および予浸漬材とも破断応力にC/T温度の影響はみられない。コルモノイN-5同志の受入材は,高温側でC/T145$$^{circ}C$$よりC/T120$$^{circ}C$$の破断応力が若干高い。予浸漬材は受入材に比べ,破断力が低下する

報告書

高速炉燃料被覆管(316SS)の高温ナトリウム中での腐食挙動(4)ヒートの異る管材の引張性質に及ぼす温度勾配下での5,000時間浸漬の影響

柚原 俊一*; 加納 茂機; 中筋 孝

PNC TN941 80-55, 126 Pages, 1980/04

PNC-TN941-80-55.pdf:19.87MB

316SS燃料被覆管のプトリウム浸漬後の引張性質データを求めることが,燃料集合体の設計・製作及び健全性評価のための基礎資料として要請されている。本報告では,連続的な温度勾配を有する材料試験ループ1のM―2試験部に外国製316SS被覆管4種を含む13種のヒートの「もんじゅ」及び「常陽」用の316SS試作燃料被覆管を約5000時間浸漬し,これらの被覆管の引張性質に及ぼす浸漬温度の影響を調べに,得られた結果を要約すると以下の通りである。1)未浸漬の受け入れ被覆管とナトリウム浸漬後の被覆管の引張特性を比較すると,400$$^{circ}C$$から650$$^{circ}C$$での温度範囲でのナトリウム浸漬により,耐力及び引張強さは低下し,伸びは増加した,浸漬前後の引張性質の変化の度合は,浸漬温度により異り,500$$^{circ}C$$で最も大きかった。2)結晶粒度及び冷間加工度が引張性質の引張試験温度依存性に及ぼす影響は,受け入れ被覆管の場合と比較して,ナトリウム浸漬によっても傾向的には変らない。また微量ホウ素成分はナトリウム浸漬前後の引張性質の変化量を少なくすること,すなわち安定性に寄与していることが考えられる。3)「もんじゅ」製作準備設計2)で燃料集合体の設計にさいして適用されたSy(耐力),Su(引張強さ)値とナトリウム浸漬後の「もんじゅ」用試作被覆管の引張強度データを比較すると,浸漬後の被覆管の耐力及び引張強さはSUS316焼鈍材のSy,Su値よりは上まわるが,SUS31620%冷間加工材のSy,Su値よりは下まわる。従って時間に依存しない設計応力強さSmについても同様なことが云える。4)500$$^{circ}C$$以上の温度でナトリウムに浸漬された被覆管は,浸漬後の引張により浸漬表層部で浅い粒界割れが生ずるが,この表層粒界割れは粒界腐食変質層を越えては進展しないものと考えられる。

報告書

表面硬化材のナトリウム中試験(VI) : 引張破断法による自己融着の温度依存性評価

加納 茂機; 長谷川 成生; 中山 紘一; 小圷 亨; 柚原 俊一*; 中筋 孝

PNC TN941 79-144, 47 Pages, 1979/08

PNC-TN941-79-144.pdf:8.06MB

「もんじゅ」機器接触部材についてナトリウム中自己融着特性を求めることが要請されている。自己融着部の引張破断応力により自己融着特性を求める方法では,いままでに純度管理されていないトリウム中およびコールドトラップを190$$^{circ}C$$または145$$^{circ}C$$で純度管理したナトリウム中で各種材料組合せを試験した結果を報告している。これらのデータは材料の選定のため使用された。今回は選定された表面硬化材および「もんじゅ」主要構造材について,コールドトラップを140$$^{circ}C$$または145$$^{circ}C$$で純度管理した450$$sim$$700$$^{circ}C$$ナトリウム中における200時間自己融着特性の浸漬温度依存性について報告する。得られた主な結果は次のとおりである。▲1)自己融着にもとづく引張破断応力の増加は明白な浸漬温度依存性を示す。▲2)SUS304同士およびSUS316同士の組合せは500$$^{circ}C$$以上で自己融着し,引張破断応力は浸漬温度の上昇とともに直線的に増加する。▲3)フェライト鋼はオーステナイトステンレス鋼より自己融着による引張破断応力が高い。▲4)LC―1C同士の組合せは700$$^{circ}C$$でも自己融着しにくい。ステライトN-6同士,コルモノイN-5同士,インコネル718同士の組合せは700$$^{circ}C$$で自己融着し,600$$^{circ}C$$で自已融着しない。コルモノイN-5のみは引張破断が自己融着部ばかりでなく肉盛層内でも生ずる。▲5)700$$^{circ}C$$ナトリウム中200時間浸漬によりコルモノイN-5のみが明白なナトリウム腐食をうける。LC―1Cは部分的に台金よりはく離した。これは溶射層(0.2mm厚)が厚すぎたためおよびグリッドブラスト法,溶射端面の処理法に問題があったためであり,現在この点に留意し試験片の製作を行なっている。▲

報告書

表面硬化材のナトリウム中試験(IV) : 摩擦係数に対するナトリウム浸漬時間の影響

小圷 亨; 加納 茂機; 長谷川 成生; 柚原 俊一*; 中山 紘一; 中筋 孝

PNC TN941 79-105, 39 Pages, 1979/07

PNC-TN941-79-105.pdf:1.14MB

「もんじゅ」のナトリウム機器摺動部には耐自己融着,低摩擦の観点より表面硬化材の使用が考えられているが,これら材料の自己融着・摩擦現象は,高温ナトリウム中での長時間の使用により腐食の影響をうけると考えられる。本報では流動ナトリウム中浸漬時間が摩擦係数に及ぼす影響をしらべるため,試験温度600$$^{circ}C$$,コールドトラップ温度140$$^{circ}C$$,浸漬時間2000時間,ナトリウム流速0.7m/sec,負荷応力0.3kg/mm$$times$$2,摺動ストローク+-5mm,摺動速度0$$sim$$0.63mm/secの条件においてステライトN-6,コルモノイN-5,インコネル718,LC-1CおよびSUS316の動摩擦係数($$mu$$K)を求めた。得られた結果は次のとおりである。▲本試験時間ではコルモノイN-5を除き$$mu$$/Kのナトリウム浸漬時間依存性はなく,ナトリウム腐食による材料表面変質の影響はみとめられなかった。▲コルモノイN-5は表面に明白な腐食変質層を生成する。▲LC-1C(コーティング厚‥0.2mm)はコーティング端部で剥離を生じたのでコーティング法の改善が必要である。▲$$mu$$/Kは次のとおりであった。▲ステライトN-6/self0.15$$sim$$0.35▲コルモノイN-5/self0.15$$sim$$1.5▲インコネル718/self0.65$$sim$$1.15▲LC-1C/self0.35$$sim$$0.55▲SUS316/self1.0$$sim$$1.2▲

報告書

表面硬化材のナトリウム中試験(III) : 「もんじゅ」燃料集合体用ラッパ管パッド材のナトリウム中浸漬試験

長谷川 成生; 加納 茂機; 中山 紘一; 小圷 亨; 柚原 俊一*; 中筋 孝

PNC TN941 79-26, 44 Pages, 1979/04

PNC-TN941-79-26.pdf:1.91MB

高速増殖炉の機器にはナトリウム中で接触,摺動する多くの部分があり,それら部分には耐摩擦,耐摩耗,耐自巳融着材の適用が図られている。これは燃料集合体ラッパ管パッド部にも適用される。▲今回,4種類の材料(ステライトN-6,コルモノイN-6,LC―1C各コーティング材およびインコネル718母材)をそれぞれ使用したパッド材を取付けたもんじゅサイズラッパ管部分供試品が試作された。この4種類の材料は,過去の試験によって選択されたものである。▲このラッパ管部分供試品から切出したパッド部試験片を,600$$^{circ}C$$のナトリウム中で2,000時間浸漬試験を行ない,次の結果が得られた。▲いずれの材料を使用したパッド材もパッド部表面とラッパ管内面間の寸法は,浸漬時の加熱のため局部的増減を示し,最大200$$mu$$mにおよんだ。▲ステライトN-6‥表面は全面腐食および粒界の選択腐食が認められた。かたさは若干低下したが,なおHv600を保った。表面粗さも若干粗くなった。▲コルモノイN-6‥表面は全面腐食が比較的激しく,B,Si等の元素の減少および表面変質層の生成か認められた。又かたさの減少が顕著でHv300に低下し,表面粗さも若干粗くなった。▲LC―1C‥表面の全面腐食は認められたが,断面組織は変化なく安定であった。かたさは若干増加してHvl,100に達し,また表面粗さも若干粗くなった。▲インコネル718‥表面の全面腐食は軽微であったか,Ti,Nb,Mo等の元素の減少が認められた。かたさの増減はなくHv500を保ち,表面粗さも変化はなかった。▲

報告書

放射性沃素の洗浄排ガスへの移行率評価に関する試験

鈴木 実*; 高荷 智*; 中筋 孝

PNC TN941 78-94, 40 Pages, 1978/01

PNC-TN941-78-94.pdf:1.17MB

ナトリウム冷却高速炉の一次系機器に付着した放射性ナトリウムの除去は,それらの機器の検査,補修および交換などに必要である。▲一般に。ナトリウムの除去は,水蒸気およびアルコールによって行なわれている。▲アルコールによって放射性ナトリウムを除去する場合,一次系機器の洗浄施設の安全評価を行なうためにナトリウム中の放射性よう素の気,液相への移行率を知っておくことが必要である。▲本報告は,上記の要請にもとずいてよう素―131の気相および液相への移行率を測定した結果をまとめたものである。▲放射性よう素を含むナトリウムの調製が困難であるので,よう素の移行率の測定は,放射性よう素を含むアルコールにナトリウムを溶解し,気相および液相中の放射能を測定して行なった。▲よう素―131の気相への移行率は,反応槽にバブリングガスを通したとき10$$times$$-6以下であったが,バブリングガスのほかにアルコール液面上にカバーガスを流したとき10$$times$$-5を示した。▲液相への移行率は,1.0であり本実験条件下ではよう素―131はほぼ完全に液相中にとどまることがわかった。▲

報告書

高速炉材料のナトリウム中摩耗試験(VI) 長時間摺動試験結果

長谷川 成生; 加納 茂機; 中山 紘一; 小圷 亨; 柚原 俊一*; 中筋 孝

PNC TN941 78-100, 48 Pages, 1978/01

PNC-TN941-78-100.pdf:1.67MB

ナトリウム冷却高速増殖炉機器摺動部材の研究開発として一連のナトリウム中あるいはアルゴン中の摩擦,摩耗試験が行なわれ,各種材料のそれらの特性が明らかにされている。その結果,摩擦,摩耗特性の優れた材料として数種類の材料を選定した。本試験では,これらの中から1)ステライトN-6同志,2)コルモノイN-5同志,3)インコネル718同志,4)ステライトN-6vsSUS304の材料組合せについてナトリウム温度360$$^{circ}C$$と400$$^{circ}C$$における長時間摺動(150時間)試験を行ない,従来の短時間摺動(15分)試験と比較検討した。その結果次のことがわかった。ステライトN-6同志,コルモノイN-5同志の動摩擦係数($$mu$$k)は従来の短時間摺動試験と同程度で,長時間になっても低い値を持続した。($$mu$$k=0.2$$sim$$0.4)インコネル718同志の$$mu$$kは摺動初期で上昇し,高い値(約0.4から0.6$$sim$$0.7)となったが,その後の変動は少なかった。ステライトN-6vsSUS304の組合せの$$mu$$kは摺動初期に変動がみられたが(0.4$$sim$$0.8),時間とともに安定化傾向(0.6$$sim$$0.7)を示した。ステライトN-6同志,コルモノイN-5同志の摩耗深さは摺動時間に伴なう増加量は少なかった。インコネル718同志の摩耗深さはステライトN-6同志,コルモノイN-5同志の2$$sim$$3倍である。ステライトN-6vsSUS304の組合せの場合,摩耗深さが最も大きい。

報告書

Low-Cycle Fatigue Properties of SUS304 Stainless Steel in High Temperature Sodium

平野 正敦; 小橋 一之*; Yuhara, Shinichi*; 中筋 孝; 厚母 栄夫

PNC TN951 77-03, 35 Pages, 1977/08

PNC-TN951-77-03.pdf:1.11MB

None

報告書

表面硬化材のナトリウム中試験(I) : 2000時間腐食試験

加納 茂機; 小圷 亨; 長谷川 成生; 中山 紘一; 中筋 孝; 厚母 栄夫

PNC TN941 77-111, 95 Pages, 1977/06

PNC-TN941-77-111.pdf:4.43MB

高速炉機器の接触摺動部に適用される表面硬化材の長時間使用におけるナトリウムとの共存性をしらべる目的で,600$$^{circ}C$$ナトリウム中に約2000時間浸せきし,材料間の腐食挙動を比較した。試験片はナトリウム中摩擦・自己融着試験に供されてきた各種Co基合金,Ni基合金,カーバイト材である。なお,比較のため従来腐食試験が行なわれてきたSUS304,SUS316,21/4Cr―1Mo鋼等手持ちの耐食耐熱材料も同時浸せきした。解析は摩擦,自己融着現象に影響のある表面あらさ,かたさ,表面観察,組織観察および腐食量の測定により行なった。得られた結果のうち,主なものを挙げると次のようである。▲1)ステライト合金‥腐食量はSUSとくらべてそれほど大きくはなく,一部の試験片は増量した。表面あらさの変化は小さく,かたさは増加する。ナトリウム接液面近傍組織にはナトリウム浸せきによる変化がみられない。▲2)コルモノイ合金等Ni基肉盛材‥大きな腐食量を示しかたさは低下する。コルモノイ合金表面には10$$sim$$40$$mu$$m厚さの変質層が生じ,表面あらさは増加する。▲3)インコネル合金‥腐食量はSUSの約2倍であり,表面に1$$sim$$4$$mu$$m厚さの変質層を生ずる。表面あらさの変化は小さい。▲4)耐食耐熱材料‥腐食量はSUSの1$$sim$$2倍である。表面あらさの変化は小さく,かたさは変化しない。表面にはっきりした変質層はみられないが,組織内に析出物が生成するものがある。▲5)カーバイト材‥LC―1Cは台金よりはく離した。LW-1N40は腐食量の変動が大きい。表面あらさはいずれも増加した。▲6)その他‥SUS316は粒界,特にナトリウム接液面側に$$sigma$$相が生成する。▲

報告書

高速炉燃料被覆管(AISI Type-316SS)の高温ナトリウム中での腐食挙動(3) 高流動ナトリウム中における材質の影響および腐食量の評価

加納 茂機; 丸山 昭*; 石井 新一*; 柚原 俊一*; 河井 雅史; 滑川 優; 中筋 孝

PNC TN941 77-90, 102 Pages, 1977/01

PNC-TN941-77-90.pdf:3.55MB

ナトリウム冷却高速炉用AISITyPe316SS燃料被覆管のナトリウム腐食挙動を明らかにするため一連の試験が行なわれている。本試験では「JOYO」用の44年度試作材(S-2)およびMK-1炉心材(S-3およびK-3)を650$$^{circ}C$$,3m/secのナトリウム中に約5000時間浸せきし,材質間の腐食挙動の違いを調べた。また国産の燃料被覆管のナトリウム腐食に関する設計データを作成する基礎資料とするため,これまでナトリウム技開室で得られている結果を整理した。得られれ結果の主なものを挙げると次のようである。材質により腐食挙動が異なりS-3材の腐食量が最も大きい。ナトリウム接液面側に$$alpha$$相,$$sigma$$相および炭化物消失層が生成する。特にS-3では$$sigma$$相が厚み全域に生成する。前争あ結果よりも$$alpha$$相および炭化物消失層が多い原因としてナトリウム流働条件の違いが考えられる。いずれの被履管も脱炭および脱窒し,ボロンは変化しない。脱窒量は初期窒素含有量に依存するが,脱炭量は初期炭素含有量に依存しなくほぼ一定値を示す。これまでナトリウム技開室で得られている燃料被覆管の腐食データを諸因子で整理すると,諸外国のデータとくらべ遜色のないものであることかわかった。「JOYO」の設計条件(ナトリウム温度650$$^{circ}C$$,コールドトラップ温度150$$^{circ}C$$,レイノルズ数55,000,L/D=0)で評価するとナトリウム腐食による肉厚減少率は3.5$$mu$$m/year(最大変動+-25%)である。材料強度に効果のある炭素移行の支配的因子であるナトリウム中の活性炭素量の調査を行なったところ0.1$$sim$$0.2ppmであった。

報告書

流量相関法によるナトリウム流速測定(I) : 3B永久磁石式電磁流量計による基礎試験

中本 香一郎*; 河野 耕司*; 大山 信美*; 中筋 孝

PNC TN941 77-186, 36 Pages, 1977/01

PNC-TN941-77-186.pdf:1.02MB

流量計の校正法の1つとして注目されている流動ノイズを利用した相関式流量計のナトリウム中予備試験を実施した。本試験の目的は電磁流量計を用いて,流れに沿って配置した1対の電極に生じる"ゆらぎ"信号の相互相関を求めることにより,流れの移行速度を知る流量相関式流速計の基本原理の確認と,基本的性質の把握であった。試験に供した流量計は口径3Bの永久磁石式電磁流量計で,流れの方向に5対の電極が等間隔に取り付けられている。これらの電極を種々組合せて,上流側電極出力と下流側電極出力の相互相関をデジタル演算器で求め,2つの信号間の移行遅れ時間から2点間の移行流速を求めた。主な試験条件は次の通りである。ナトリウム温度T‥$$sim$$500$$^{circ}C$$ナトリウム平均流速$$upsilon$$‥0$$sim$$4m/s竜極間隔L‥4,8,12cm試験の結果,次のことが明らかになった。電極間隔によらず基準流速に対するノイズ移行速度の直線性は良好であり,流墅相関による流速測定の有効性が確認された。しかし,L=4cmでは$$upsilon$$$$>$$3m/sの時,非直線性が大きくなった。移行速度と基準流速はL=12cmの時は基準流量計の精度内で良い一致を示したが,L-4cm,8cmでは一致せず,電極位置も含めて今後の検討が必要である。流れの基本的特性を調べた結果,ゆらぎのパワスペクトルは数Hzまで存在し,流速の増加とともに上限局波数とスペクトル強度は大きくなった。流速測定における非直線性と移行速度の絶対値は流れそのものと測定系の特性の両面から検討していく必要がある。

報告書

In sodium tests of hard facing materials, 2; Test Result in room temperature argon

加納 茂機; 中山 紘一; 長谷川 成生; 小圷 亨; 滑川 優; 中筋 孝; 厚母 栄夫

PNC TN941 77-179TR, 48 Pages, 1977/01

PNC-TN941-77-179TR.pdf:2.29MB

A series of experiments have been carried out to develop and screen friction and wear resistant materials used for sliding components of a sodium cooled reactor. Preceding studies (1) $$sim$$ (5) clarified the short-term friction and wear characteristics of various materials in 450$$^{circ}$$C sodium. A present study relates to clarify friction and wear behavior in argon environment, where a part of sliding components are located, and compare test data in room temperature argon with those in 450$$^{circ}$$C sodium. The results obtained are as follows: (1)Static friction coefficients ($$mu$$s) in argon were almost lower than 0.2. They were apt to be lower than those in sodium. (2)Kinetic friction coefficients ($$mu$$k) in argon varied with load. The difference of $$mu$$k in argon and sodium depended on material combination. (3)Wear rates were remarkably high in argon. Wear rates of Colmonoy and Stellite were not detected in sodium, but were detected in argon. (4)Sliding surface was more roughened in argon, and hardness of sliding surface was almost lower in argon than in sodium. (5)There is the significant difference between friction and wear characteristics in argon and those in sodium. Then, it is difficult that in-sodium behavior is estimated with in-argon data. (6)The above-mentioned difference in room temperature argon and 450$$^{circ}$$C sodium will be greater when the test is carried out in higher temperature argon.

報告書

表面硬化材のナトリウム中試験(II); 常温アルゴン中試験

加納 茂機; 中山 紘一; 長谷川 成生; 小圷 亨; 中筋 孝; 滑川 優; 厚母 栄夫

PNC TN941 77-179, 48 Pages, 1977/01

PNC-TN941-77-179.pdf:2.55MB
PNC-TN941-77-179TR.pdf:2.29MB

ナトリウム冷却高速炉機器の摺動部材の開発研究として一連のナトリウム中試験が行なわれ,各種材料の短時間の摩擦,摩耗特性が明かにされている。本研究ではナトリウム中試験に供されてきた材料組合せを,一部の摺動部が位置するアルゴン雰囲気中で試験し,室温アルゴン中の摩擦,摩耗挙動を明かにするとともに450$$^{circ}C$$ナトリウム中データと比較した。その結果次のことが明かとなった。静摩擦係数($$mu$$s)はアルゴン中においてほとんどの材料組合せが0.2以下であり,ナトリウム中より小さい。動摩擦係数($$mu$$k)はアルゴン中において荷重とともに変動する。又,アルゴン中とナトリウム中の$$mu$$kの大小は材料組合せに依存する。摩耗量はアルゴン中において著しく,ナトリウム中で摩耗しないステライトおよびコルモノイもアルゴン中では摩耗する。摺動面はアルゴン中において塑性変形しやすく表面が粗くなり,摺動面のかたさはアルゴン中の方が小さくなる傾向がある。アルゴン中とナトリウム中の摩擦,摩耗特性には著しい差があり,アルゴン中データでナトリウム中挙動を推定することは困難である。高温アルゴン中の摩耗特性は常温アルゴン中のものより劣り,ナトリウム中との差がさらに大きくなると考えられる。

報告書

液体ナトリウム腐食質量移行現象と機械的性質に与える影響 : 1976年10月$$sim$$1976年12月

吉利 醇*; 中筋 孝; 厚母 栄夫; 小橋 一之*; 八木 茂二*

PNC TN951 76-15, , 1976/11

PNC-TN951-76-15.pdf:3.71MB

期日1976年10月$$sim$$1976年12月▲要旨▲本資料はAtomicEnergyReview(Vol13.N-1.1975)に掲載されたAREVIEWOFCORROSIONANDMASSTRANSPORTINLIQUIDSODIUMANDTHEEFFECTSONTHEMECHANICALPROPERTIESbyR.S.FIDLER,M.J.COLLTNS.の邦訳である。液体ナトリウムと材料の共存性に関する1973年までの研究結果が要約されており,ナトリウム環境効果研究の流れを知るために有益な参考資料となろう。▲大洗工学センターNa技術部Na技開室▲編集責任者吉利醇厚母栄夫▲編集中筋孝舟田敏雄▲訳者関口信忠山岡隆▲(訳順)武田邦雄森田明弘▲小橋一之河井雅史▲八木茂二飯沢克幸▲永田佐登司山崎均▲伊藤和元舟田敏雄▲加納茂機吉利醇▲

報告書

高速炉材料のナトリウム中摩耗試験(V) コルモノイとステライトの比較

加納 茂機; 溝渕 庄太郎*; 中山 紘一; 長谷川 成生; 小圷 亨; 厚母 栄夫; 中筋 孝

PNC TN941 76-81, 25 Pages, 1976/07

PNC-TN941-76-81.pdf:0.88MB

期間1973年8月日$$sim$$1976年6月30日目的原子炉機器摺勤部用耐摩耗材の選定要旨ナトリウム冷却高速炉の機器摺動部に使用される耐摩擦・摩耗材の開発研究として一連のナトリウム中試験を行なっている。本研究ではニッケル基のコルモノイ合金とコバルト基のステライト合金の摩擦・摩耗特性を温度,荷重,摺速,摺動モードおよびナトリウムフラッシングに関して比較した。またアルゴン中および大気中でも試験しナトリウム中挙動と比較した。その結果次のことが明かとなった。1)ナトリウム温度が上昇するとステライトの$$mu$$/kは大きくなるが,コルモノイは同じか低下する。また540$$^{circ}C$$ナトリウムフラッシングによりコルモノイの$$mu$$/kは低下する。2)コルモノイとステライトの$$mu$$/sおよび$$mu$$/kを比較するとナトリウム中ではコルモノイの方が小さい。3)$$mu$$/sおよび$$mu$$/kの荷重依存性はナトリウム中では小さいが,アルゴン中では荷重に対し$$mu$$/kは著しく変動する。4)摺動モードが異なると摩擦挙動が異なる。連続一方向摺動より反復摺動の方が$$mu$$/kが大きく,また摺勤面が粗れやすい。本試験条件では低速域を除けばナトリウム中$$mu$$/kの摺速依存性は小さい。ナトリウム中とアルゴン中を比較すると$$mu$$/kはナトリウム中の方が小さくなる傾向がある。また摩耗量はアルゴン中の方が著しく多い。

報告書

高温ナトリウム中における自己融着試験(VI) 各種ステライト,コルモノイ材の摩擦,自己融着性

溝渕 庄太郎*; 中山 紘一; 加納 茂機; 中筋 孝; 厚母 栄夫

PNC TN941 76-32, 79 Pages, 1976/02

PNC-TN941-76-32.pdf:1.76MB

期間1975年2月$$sim$$1976年2月▲目的各種材料の摩擦・自己融着挙動を明らかにし,高速炉設計のための基礎データを得ること。▲要旨▲高速増殖炉内では,多くの接触,摺動部を有する機器があり,これら部材を選定するため,従来から一連の摩擦,自己融着試験を行っているが,今回は各種コルモノイ合金(N-2,4,6),ステライト合金(N-1,6,12.)の試験を行い,これらの主成分であるニッケルとコバルトの違いによる摩擦挙動の変化を調べた。又,Type316SSとの組合せについても,摩擦,自己融着性の評価を行なった。これらの試験から,次の事が明らかになった。▲1)主成分がニッケルとコバルトでは,ナトリウム中の摩擦挙動が異なり,コバルト基材料で温度の依存性が認められ,ニッケル基のものは安定な摩擦挙動を示した。▲2)相手材がステンレスの異種組合せでは,硬質材同志と比べて,ナトリウム中の摩擦係数が高くなり,「カジリ」付き易いことがわかった。▲3)ニッケル基のコルモノイN-2,N-4はナトリウム中で非常に安定で,低い摩擦係数を示したが($$mu$$=0.3),静摩擦係数の上昇から判断し,耐自己融着性は悪かった。又,融着傾向を示さない硬質材料でも,相手材がステンレスの場合,融着性が認められた。▲

報告書

高速炉燃料被覆管(AISI Type-316SS)の高温ナトリウム中での腐食挙動(2) 材質および温度勾配の影響

加納 茂機; 柚原 俊一*; 滑川 優; 中筋 孝; 厚母 栄夫

PNC TN941 76-17, 124 Pages, 1976/01

PNC-TN941-76-17.pdf:6.05MB

期間1973年8月15日$$sim$$1976年1月20日目的JOYO用燃料被覆管の高温ナトリウム中での腐食挙動を明かにする。要旨ナトリウム冷却高速炉の燃料被覆管(AISIType316SS)のナトリウム腐食は種々の因子に依存すると考えられるが、ナトリウム純度に関しては前報で報告されている。本試験ではJOYO用2次試作材(S-2およびK-2)およびMK-1炉心材(S-3, K-3およびC)の5種類の被覆管を5000時間ナトリウム中に浸漬し、材質および連続的温度変化(425$$sim$$660$$^{circ}$$C)の影響を調べた。その結果次のことが明らかとなった。被覆管材質によりナトリウム腐食挙動が異なる。腐食量はS-3材が最も多い。650$$^{circ}$$Cでナトリウム接液面近傍にキャビティが生成するがS-3材では厚み全体に分布する。S-2およびS-3材表面に$$alpha$$相が生成するがC材では生成しない。連続的な温度上昇(熱流束下)でのナトリウム流方向の腐食量プロフィルは特異な傾向を示し熱交換器出口の等温部に試験部を設けた従来の試験と著しく異なる事が明らかとなった。連続的温度上昇での試験により脱炭及び脱窒開始温度がわかった。脱炭開始温度はヒートに、脱窒開始温度は初期窒素含有量に依存する。短時間引張強さおよびかたさの浸漬温度依存性を室温で調べるとS-3およびK-3材は高いレベルを示しC材は低い。これは$$sigma$$相生成のためで、$$sigma$$相生成はナトリウム腐食の影響をうけると考えられる。被覆管のナトリウム腐食により高速炉にもたらされる問題点が文献調査により明らかになった。

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