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安藤 秀樹; 人見 順一
PNC TN9100 96-007, 32 Pages, 1996/03
燃料破損のない軽水炉では,^60Co及^54Mn等の・核種に対して汚染管理が必要である。これに対して,照射後燃料を取り扱っている施設では,核種及び・核種の多くの種類に対して汚染管理を必要とする。大洗工学センターには,照射後燃料及び材料の破壊試験を実施している3施設がある。これらの施設では,核種組成比が比較的安定している。このため,日常の汚染管理を^239Pu,^241Pu,^90Sr等の代表的核種に着目しながら全・放射能を測定することにより行っている。核種組成比の調査,汚染管理の考え方及び現場における汚染管理の実際が報告されている。
安藤 秀樹; 人見 順一
PNC TN9100 96-006, 23 Pages, 1996/02
いかなる放射線作業においても,経済的及び社会的要因を考慮のうえ,放射線被ばくは,合理的に達成できる限り低く保たれなくてはならない(ALARA)。この目的を達成するためには,以下が重要である。1.基本的な要求事項と管理要素(1)全ての作業からの個人職業被ばくは,線量限度を超えてはならない。(2)作業の集団総実効線量当量は,最小化されなければならない。(3)作業の管理レベルは,被ばくの量に応じたものでなければならない。(4)放射線作業管理のための実務的な手順書が作成されていなければならない。(5)放射線防護を管理する組織ができていなければならない。2.現場組織と責任(1)放射線管理者は,他のライン管理者から独立性を維持していなければならない。(2)全体の責任は,施設管理者にある。(3)作業活動の適切な計画及び管理を保証する責任は,ライン管理者にある。(4)放射線防護管理者の責任は,次のとおりである。・施設管理者に専門的な放射線防護アドバイスを提供する。・ライン管理者の放射線作業計画立案を助ける。・放射線防護手順のあらゆる面の承認及び見直しを行う。・放射線防護サービスを提供する。3.放射線被ばくの低減(1)外部被ばく 線源の除去,放射線の衰退,汚染の除去,専用治具の使用,被ばくの時間の短縮(2)内部被ばく 汚染の除去,換気,閉じ込め,放射線の衰退,専用防護衣及び呼吸器の使用,被ばく時間の短縮
岩佐 忠敏; 中山 直人; 三上 智; 江口 和利; 高嶋 秀樹; 人見 順一; 五味渕 優*
no journal, ,
GM計数管では計数率が高くなると数え落としが生じる。真の計数率を求めるには数え落とし補正を行う必要があるが、そのためには不感時間を知る必要がある。不感時間の測定方法としては、一般的に二線源法やオシログラフ法,崩壊線源法が知られている。しかし、これらの測定方法では測定に要する時間や専用の線源を必要とするなど、現場で実用的に利用するには課題がある。本報告では照射燃料集合体試験施設(FMF)のホットセル内を採取したスミヤ試料とGM測定装置(アロカ製JDC-125)を利用して不感時間を測定する方法について検討した結果を報告する。
石田 恵一; 三上 智; 岩佐 忠敏; 浜崎 正章; 薄井 利英; 高嶋 秀樹; 人見 順一
no journal, ,
大洗研究開発センターで使用している表面汚染計等に対しJIS(Z4334, Z4504;2008)による表面密度の評価方法を導入した場合の影響調査を行った結果、検出下限値の変更等により一部の表面汚染計等ではセンター内の管理基準値(:0.04Bq/cm, ():0.4Bq/cm)を満足できない場合があることなどが明らかとなった。センター内における管理基準値を満足させるために必要な管理方法の変更等具体的な対策についてサーベイメータ他を対象機器として、時定数や測定時間等の測定条件を変化させた場合、それら対象機器の検出下限値が管理基準値を満足する条件を調査した。その結果、現在の管理基準を満たすためには、測定時間の延長,スミヤ試料の採取面積の変更のほか、実験的評価により得たふき取り効率の採用等の対策が必要であることがわかった。同時に、さらに人や物品の出入りにかかわる汚染検査等放射線管理に要する時間の増加等、現場における負担増を最小限に抑えるように管理基準値の変更も含めた合理的な運用管理方法を採用することも肝要と考えられる。
色川 弘行; 浜崎 正章; 石田 恵一; 三浦 嘉之; 岩佐 忠敏; 叶野 豊; 三上 智; 高嶋 秀樹; 人見 順一
no journal, ,
東北地方太平洋沖地震により被災した東京電力福島第一原子力発電所から放出された放射性核種(Cs-134,Cs-137,I-131)の影響より管理区域のバックグランドが上昇し、通常の放射線管理が困難となった。これら影響下での暫定的な放射線管理対応について報告する。
大川 康寿; 三上 智; 高嶋 秀樹; 人見 順一
no journal, ,
スミヤ試料の状態による計数率への影響について、採取したスミヤろ紙等に水分が含まれている等現場放射線管理において遭遇する可能性のある条件を模擬した実験により評価した。
薄井 利英; 岩井 亮; 五味渕 優; 中山 直人; 岩佐 忠敏; 高嶋 秀樹; 人見 順一
no journal, ,
放射線作業の管理における一環として、表面密度の管理があり、測定対象物の表面密度を間接的に測定する方法としてふき取り法がある。また、必要に応じて作業場所等の放射性物質の除染が必要となる。その際使用するふき取り用の資材としては一般的に市販されているもので、紙タオル・化学ぞうきん・スミヤろ紙等がある。本件ではスミヤ資材として、4枚重ねの紙タオル(パルプ100%)・化学ぞうきんA(セルロース製不織布)・化学ぞうきんB(含油脂レーヨン不織布)・スミヤろ紙を用い、これらのふき取り効率、除染の容易性に関し、福島第一原子力発電所の事故由来の核種Cs-134及びCs-137が含まれた塵等を水に溶かした溶液を用いて「JIS Z4504放射性表面汚染の測定方法」に基づく実験的評価を実施したので、その結果を報告する。
中山 直人; 薄井 利英; 五味渕 優; 高嶋 秀樹; 人見 順一
no journal, ,
照射燃料試験施設における現状の核種組成比を把握し、放射線管理手法の再検討を行う目的で、セル及びグローブボックス内を対象に、スミヤろ紙を用いて対放射能比率の測定及び線核種分析の試験を実施したので報告する。
中山 直人; 岩佐 忠敏; 浜崎 正章; 住谷 佳信*; 荻谷 尚司; 色川 弘行; 叶野 豊; 高嶋 秀樹; 人見 順一
no journal, ,
ホットセル内除染や不要機材の解体作業において、作業者の皮膚及び水晶体の等価線量評価が重要となるが、等価線量を計画する上で必要な線量と線量の比率に関するデータが少なく、実測により把握する必要があった。そこで、事前にセル内作業場所における線量及び線量の測定を実施し、その比率をセル内作業者の等価線量について作業計画に反映したので報告する。また、当該作業で得られた等価線量の実績や本作業における放射線管理全般についても紹介する。