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Zegers, R. G. T.*; Abend, H.*; 秋宗 秀俊*; Van den Berg, A. M.*; 藤村 寿子*; 藤田 浩彦*; 藤田 佳孝*; 藤原 守; Gals, S.*; 原 圭吾*; et al.
Nuclear Physics A, 731, p.121 - 128, 2004/02
被引用回数:11 パーセンタイル:56.88(Physics, Nuclear)Biのアイソベクトル型スピン反転巨大単極子共鳴がPb(He,)反応を用いて励起され、そこから陽子崩壊が測定された。605%の和則を尽す、単極子巨大共鳴が測定された。共鳴の中心エネルギーは37MeVであり、その中は14Mevであった。陽子崩壊分岐比は5212%であり、残留状態としてPbの深部空孔状態に陽子崩壊が起こっていることがわかった。
原 圭吾*; 足立 猛*; 秋宗 秀俊*; 大東 出*; 藤村 寿子*; 藤田 佳孝*; 藤原 守; 伏見 賢一*; 原 かおる*; Harakeh, M. N.*; et al.
Physical Review C, 68(6), p.064612_1 - 064612_9, 2003/12
被引用回数:11 パーセンタイル:58.08(Physics, Nuclear)Cuのガモウ・テラー準位がNi(He,t+p)とNi(He,t+)同時計測実験で研究された。アイソスピンT=1とT=2の1準位(E612MeV)がNi(He,t)反応で強く励起された。磁気スペクトロメーターを用いて測定されたトリトンと半導体検出器で測定した陽子崩壊との同時計測が行われた。この実験で、世界初のN(He,t+)実験が行われ、陽子崩壊と線崩壊強度を用いてガモウ・テラー共鳴の微視構造が議論された。
Zegers, R. G. T.; Abend, H.*; 秋宗 秀俊*; Van den Berg, A. M.*; 藤村 寿子*; 藤田 浩彦*; 藤田 佳孝*; 藤原 守; Gals, S.*; 原 圭吾*; et al.
Physical Review Letters, 90(20), p.202501_1 - 202501_4, 2003/05
被引用回数:49 パーセンタイル:85.01(Physics, Multidisciplinary)410MeVでのPb(He,)反応を用いてアイソベクトル型巨大単極子共鳴の励起と崩壊モードを研究した。Biのこの共鳴は605%の和則を尽し、29MeV51MeVに存在することが初めてわかった。共鳴の中心エネルギーは371MeVで、その幅は143MeVと決定した。陽子崩壊の分岐比は5212%であった。
川畑 貴裕*; 石川 貴嗣*; 伊藤 正俊*; 中村 正信*; 坂口 治隆*; 竹田 浩之*; 瀧 伴子*; 内田 誠*; 安田 裕介*; 與曽井 優*; et al.
Physical Review C, 65(6), p.064316_1 - 064316_12, 2002/06
被引用回数:20 パーセンタイル:70.12(Physics, Nuclear)392MeVでのO()反応における反応断面積と偏極観測量が散乱角0°から14°までの角度で測定された。O原子核の離散準位と共鳴準位へのスピン反転,スピン非反転強度がモデルに依存しない形で得られた。励起エネルギー19~27MeVの領域の巨大共鳴が主に角運動量移行L=1で励起されていることがわかった。S=1,L=1をもつスピン双極子遷移の励起強度が求められた。その強度は理論計算と比較された。実験結果は原子核の殻模型から計算された波動関数を用いたDWIA核反応計算で説明されることがわかった。
秋宗 秀俊*; 藤村 寿子*; 藤原 守; 原 圭吾*; 石川 貴嗣*; 川畑 貴裕*; 宇都宮 弘章*; 山県 民穂*; 山崎 かおる*; 與曽井 優*
Physical Review C, 64(4), p.041305_1 - 041305_4, 2001/10
被引用回数:20 パーセンタイル:73.84(Physics, Nuclear)450MeV Heビームを用いてBe(He, t)反応断面積が測定され、3.8MeV,1.8.MeVの励起準位がB核で存在する証拠が提示された。
川畑 貴裕*; 秋宗 秀俊*; 藤村 寿子*; 藤田 浩彦*; 藤田 佳孝*; 藤原 守; 原 圭吾*; 畑中 吉治*; 細野 和彦*; 石川 貴嗣*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 459(1-2), p.171 - 176, 2001/02
被引用回数:17 パーセンタイル:74.85(Instruments & Instrumentation)「まど」なとの氷ターゲットの作成法を記述している。29.7mg/cmの氷ターゲットが液体チッソ温度にまで冷まされて磁気スペクトロメータで使用された。O (p,p')反応が陽子エネルギー392MeVでこのターゲットを用いて測定された。
藤村 薫; R.E.Kelly*
J. Fluid Mech., 331, p.261 - 282, 1997/00
被引用回数:4 パーセンタイル:26.35(Mechanics)安定成層をした平面ポワズイユ流において、流体のプラントル数が0.17以下の場合には、層流状態からの1次分岐を記述するStuart-Landau方程式の3次の非線形が消失する非線形縮退が生じることを見出した。縮退点の前後で超臨界分岐から亜臨界分岐へと分岐の定性的様相が入れかわる。そこで、5次の非線形項を有するStuart-Landau方程式を導出し、縮退が分岐に与える影響について議論した。また、プラントル数が0.00283の場合、3次の項のみならず5次の項も同時に0となり、7次の項がその縮退点近傍で符号を変える強い超縮退が生じることを見つけた。
藤村 薫
ながれ, 15, p.253 - 256, 1996/00
「最近の流体物理の展望」という特集記事のうちの1項目として、非線形安定性理論をごく大雑把に解説した。内容は、非線形理論の中心課題である次元の低減に限定し、中心多様定理の方法と、弱非線形摂動展開理論を概観した。
藤村 薫
JAERI-Conf 94-006, 41 Pages, 1995/01
本抄録は、東海研究所並びに東海会館において1994年9月9-10日に開催した流体運動における安定性と分岐に関連する研究会での講演内容をまとめたものである。研究会では、16の講演が行われ、流体方程式の解の安定性と分岐に関する問題が議論された。内容は多岐にわたるが、いずれも線形安定性解析、弱非線形解析、分岐解析、非線形平衡解に対する数値解析を含む、理論もしくは数値解析結果である。
藤村 薫; R.E.Kelly*
Phys. Fluids, 7(1), p.68 - 79, 1995/01
被引用回数:24 パーセンタイル:70.47(Mechanics)不安定成層を伴う平面Poiseuille流は、流れを特徴づけるReynolds数が小さい場合縦ロール(Rayleigh-Benardロール)に対して不安定となるが、Raynolds数が臨界値を超えると横伝播波(Tollmien-Schlichting波)に対して不安定となる。本研究では、これら両モードが同時に臨界となった場合を仮定し、両モードの振幅に対する発展方程式を弱非線形摂動展開理論を用いて導き、解の分岐特性を分類した。その結果、流体のプラントル数が比較的小さい場合には両モード成分が混在した解が可能であること、また、その場合不安定な解としてノイズ敏感な概周期解が存在すること等を明らかにした。
藤村 薫
原子力工業, 41(3), p.49 - 51, 1995/00
流体系における層流から乱流への遷移の素過程としての、流体運動の安定性と分岐について述べ、代表的な例として、現在行っている縦横モード相互作用に関する研究の解説を行った。不安定成層をしたせん断流においては、ベナール対流に対応するロールが流れ方向に軸をもって現われる。しかし、せん断流を強くしてゆくと、流体力学的不安定モードである流れ方向に周期性をもつ伝播波が現われる。縦ロールと横伝播波が同時に出現するパラメータ領域ではどのような空間パターンが形成されうるかについて、弱非線形理論に基づく結果を紹介し、展望について述べた。
椎名 保顕; 藤村 薫; 功刀 資彰; 秋野 詔夫
Int. J. Heat Mass Transfer, 37(11), p.1605 - 1617, 1994/00
被引用回数:49 パーセンタイル:91.26(Thermodynamics)下面を加熱した半球容器内自然対流の熱伝達実験及び流れ場と温度場の可視化実験を行った。流体として水, グリセリン水溶液, フレオン等を用いた。実験条件はレイリー数範囲10510、プラントル数範囲613000である。熱伝達実験の結果、ヌッセルト数とレイリー数の関係NuRaで、指数nはレイリー数が10を越えると層流の値1/4から乱流の値1/3に遷移することを示した。また、流れの可視化実験の結果、流れ場はレイリー数を増加させるに伴い、定常循環流、周期プリュームを伴う循環流、非周期プリュームの発生を伴う循環流、乱流と遷移することを示した。さらに、下面加熱の半球容器内自然対流で生じる周期プリュームは、流体力学的不安定性により生ずることを示した。
藤村 薫; R.E.Kelly*
J. Fluid Mech., 246, p.545 - 568, 1993/00
被引用回数:25 パーセンタイル:73.96(Mechanics)傾斜スロット内の自然対流には、流体のプラントル数の値に応じて定在波(横ロール)、伝播波(横モード)、及び縦ロールの3つの異なったモードが生じ得る。本研究では、これら3モード間の非線形相互作用を弱非線形漸近理論を用いて調べ、解の分岐特性を明らかにした。その結果、異なるモードがほぼ同時に臨界となる場合、縦ロールが先に臨界となれば制御パラメターを増加させても縦ロールのみが安定に形成されること、縦ロール以外のモードが先に臨界となる場合には、縦ロールとそのモードの間の混合モードが安定となるパラメター領域が存在するが、パラメターの増加に従って最終的に縦ロールが実現されること等が結論された。
藤村 薫; 河村 洋*
エネルギーレビュー, 12(11), p.12 - 18, 1992/10
流体運動におけるカオス現象、とくにレイリー・ベナール対流における遷移過程とカオスについて、数式を全く用いず、極めて平易に解説した。
藤村 薫; 水島 二郎*
日本物理学会誌, 47(10), p.798 - 805, 1992/10
流体運動における解の分岐現象は、力学系理論の進展によって近年脚光を浴びている。分岐現象の解析においては、無限自由度系である流体方程式から有限小数自由度系である「振幅方程式」への自由度の低減が不可欠である。本解説では、この自由度の低減を中心課題として発展してきた流れの弱非線形安定性理論を解説する。とりわけ、簡単な対称群との可換性の要請の下に得られる振幅方程式の分類、中心多様体定理に基づく振幅方程式の導出、並びに振幅方程式によって記述される解のダイナミックスについて述べる。
藤村 薫; R.E.Kelly*
Bifurcation Phenomena and Chaos in Thermal Convection, p.73 - 83, 1992/00
空気でみたされた傾斜流体層内で、制御パラメターのある値で横モード攪乱と縦モード攪乱が同時に臨界となる場合に生じるこれらのモード間の非線形相互作用を調べた。多重尺度法を用いた弱非線形漸近理論によって流体方程式から振幅方程式を導出し、解の分岐特性を調べた結果、縦ロールの臨界Rayleigh数が横モードのそれよりわずかに低い場合縦ロールがRayleigh数を増加させていく時つねに観察されるが、逆の場合には最初横モードが、次いで横と縦の混合モードが観察され、さらにRayleigh数を増加させると最終的に縦ロールが現れることが明らかになった。すなわち後者の場合、縦成分は亜臨界領域から分岐を生じるが、その生成機構は両モード間の非共鳴相互作用で説明される。
藤村 薫
European Journal of Mechanics B, Fluids, 11(4), p.461 - 464, 1992/00
先に発表した鉛直スロット内自然対流における伝播波解に関する論文(Eur.J.Mech.B/Fluids(1990)10 No.2-Suppl.)の掲載とほとんど同時期にKropp Busseによる同一内容の論文が「Bifurcation and Chaos」に掲載された。本論文では両論文の欠点を補なうことにより、両者の結果が完全に一致していることを明らかにするとともに、分岐特性を明確に表わしている分岐ダイヤグラムを示し、非共鳴定常/Hopf相互作用における分岐特性を明らかにした。
水島 二郎*; 藤村 薫
J. Fluid Mech., 234, p.651 - 667, 1992/00
被引用回数:21 パーセンタイル:68.67(Mechanics)ベナール対流中の2次元準中立攪乱間に波数比1:3の高調波共鳴が生じることを明らかにした。共鳴が生じる場合、共鳴モードの振幅に対する方程式を導き、分岐パラメータとしてレイリー数をとった際の分岐特性を調べた。その結果、低プラントル数流に対しては伝播波解とその変調波解が安定に存在しうる領域のあることが明らかになった。なお、臨界モードが別個に存在する場合の相互作用を評価し、高波数域以外では1:3共鳴の結果得られた解は臨界モードに対し不安定であることが結論された。
藤村 薫
Philos. Trans. R. Soc. Lond., Ser. A, 340, p.95 - 130, 1992/00
2枚の異なる温度を有する鉛直平板間に満たされた流体層には温度差が十分小さくても自然対流が生じる。温度差を大きくしていくと、自然対流にロール対流又は波動が重畳されてくる。本研究では適当な波数とグラスホフ数を選んだ場合、ロール対流同士の非線形高調波共鳴、ロールと波動間の共鳴、ロール同士と波動間の共鳴という異なる3種の共鳴が生じることを指摘し、各々の場合について各モードの振幅を記述する方程式を導き、振幅方程式の解の分岐特性を調べた。
水島 二郎*; 藤村 薫
European Journal of Mechanics B, Fluids, 10(2(SUPPL.)), 331 Pages, 1991/00
固体-固体境界条件下におけるBenard対流に生じる2次元ロール解の平衡状態を調べた。波数比1:3の高調波共鳴が生じることを指摘した。その際、可能な分岐解として高プラントル数ではpureモードとmixedモードが存在し、低プラントル数では伝播波モード、安定な変調伝播波モード、pureモード、及びmixedモードが存在することが明らかになった。