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論文

Redistribution and export of contaminated sediment within eastern Fukushima Prefecture due to typhoon flooding

北村 哲浩; 操上 広志; 佐久間 一幸; Malins, A.; 奥村 雅彦; 町田 昌彦; 森 康二*; 多田 和広*; 田原 康博*; 小林 嵩丸*; et al.

Earth Surface Processes and Landforms, 41(12), p.1708 - 1726, 2016/09

 被引用回数:16 パーセンタイル:52.9(Geography, Physical)

福島第一原子力発電所の事故に起因して福島の地表に降下した放射性物質の将来分布予測に関連し、まず土砂の移行を物理型集水域解析モデルGETFLOWSを用いて詳細解析した。対象領域は汚染度合いを考慮し浜通り側の5流域、小高川, 請戸川, 前田川, 熊川, 富岡川とした。これらの流域の水・土砂輸送プロセスを、地表水流動、地下水流動、地表水・地下水相互作用、浸食(堆積)によって生じる浮遊砂移動現象として解析した。特に河川に流入した砂量、河川底に堆積した砂量、海へ流出した砂量などを試算した。

論文

原子力推進を堅持する米仏、撤退するドイツ; 福島事故後、情報共有と教訓反映を図る国際機関と欧米

北村 隆文; 花井 祐; 佐藤 一憲

日本原子力学会誌ATOMO$$Sigma$$, 53(8), p.569 - 575, 2011/08

欧米からは遠い国である日本。そこで起きた福島第一原子力発電所の事故はまたたく間に世界中の国々に伝えられ、爆発の映像は各国で繰り返し放映された。この事故は原子力政策をめぐってさまざまな議論を巻き起こしたが、米国やフランスが原子力推進姿勢を堅持する一方で、ドイツやイタリアは原子力からの撤退を明確にするなど、各国の現実的な対応は分かれた。本稿では国際機関やフランス,米国などを中心に、同事故への対応や動向を紹介する。

論文

In-pile creep rupture properties of ODS ferritic steel claddings

皆藤 威二; 大塚 智史; 井上 賢紀; 浅山 泰; 上羽 智之; 水田 俊治; 鵜飼 重治*; 古川 智弘; 伊藤 主税; 籠田 栄一; et al.

Journal of Nuclear Materials, 386-388, p.294 - 298, 2009/04

 被引用回数:32 パーセンタイル:88.55(Materials Science, Multidisciplinary)

ODS鋼被覆管のクリープ破断強度に及ぼす中性子照射の影響を調査するために、「常陽」MARICO-2を用いて炉内クリープ破断試験を実施した。MARICO-2では14試料の炉内クリープ破断を検知するとともに、RIMSによりこれまでに6試料の炉内クリープ破断時間を特定することができた。この結果、MARICO-2の照射条件範囲では、ODS鋼被覆管のクリープ破断強度の低下は認められなかった。

論文

Irradiation test of fuel containing minor actinides in the experimental fast reactor Joyo

曽我 知則; 関根 隆; 田中 康介; 北村 了一; 青山 卓史

Journal of Power and Energy Systems (Internet), 2(2), p.692 - 702, 2008/00

原子力機構では、「常陽」を用いたマイナーアクチニド含有混合酸化物燃料の照射試験を進めている。2回の照射試験が、「常陽」MK-III炉心の第3サイクルにおいて実施された。試験用燃料ピンは、Amを含むMOX燃料(Am-MOX)、又はAm及びNp含むMOX燃料(Np/Am-MOX)を装填した6本である。燃料溶融の有無を確認するため、約430W/cmの高線出力密度で10分間保持する最初の試験が2006年5月に実施された。本試験の後、試験用集合体内の1本のAm-MOX燃料ピンと1本のNp/Am-MOX燃料ピンがダミーピンに交換された。残り4本の試験燃料ピンは2006年8月にMAの再分布挙動を確認するため、「常陽」において24時間再照射された。各試験燃料ピンの線出力密度は、モンテカルロ計算コードMCNPを用いて解析し、その解析値をMK-III炉心で測定されたドシメータの反応率により補正した。これらの試験燃料ピンの燃料溶融の有無,MAの再分布を確認する照射後試験が進行中である。

論文

Circulation in the northern Japan Sea studied chiefly with radiocarbon

荒巻 能史*; 千手 智晴*; 外川 織彦; 乙坂 重嘉; 鈴木 崇史; 北村 敏勝; 天野 光; Volkov, Y. N.*

Radiocarbon, 49(2), p.915 - 924, 2007/10

 被引用回数:8 パーセンタイル:24(Geochemistry & Geophysics)

2002年夏季に日本海北部海域における放射性炭素を測定した。北緯45度以北の表層海水では、高水温と低塩分とともに50‰という高い$$Delta$$$$^{14}$$Cが観測された。これは、対馬暖水が北部海域まで北上していることを意味する。深層海水における$$Delta$$$$^{14}$$Cは海水密度とともに小さくなり、最小値は-70‰であった。この結果から、この海域における深層水の滞留時間は短いことが示唆される。北部海域で冬季に形成されると考えられる高密度水は北緯47度以北の表層海水で観測されたが、海水の深層への沈み込みを示す指標は見られなかった。

論文

In-pile creep rupture experiment of ODS cladding materials in the experimental fast reactor Joyo

伊藤 主税; 籠田 栄一; 石田 公一; 北村 了一; 青山 卓史

Proceedings of 15th International Conference on Nuclear Engineering (ICONE-15) (CD-ROM), 9 Pages, 2007/04

「常陽」では、照射試料を装填しているキャプセルの内部温度をオンラインで制御できるオンライン温度制御型材料照射装置(MARICO)を開発し、炉内クリープ破断試験を実施している。MARICO2号機(MARICO-2)では、混合ガス置換型温度制御キャプセルの温度制御方法の改善、電気ヒータ型温度制御キャプセルの新設、クリープ破断試料の検知・同定方法の高度化等の改良を行った。このMARICO-2を用いて、平成18年4月より、高速炉燃料被覆管材料の候補材である酸化物分散強化型(ODS)フェライト鋼の炉内クリープ破断試験を開始し、MARICO-1を超える750$$^{circ}$$Cの温度条件においても目標温度$$pm$$4$$^{circ}$$C以内での温度制御を達成した。また、熱電対の温度ゆらぎ及びカバーガスの放射能測定により試料のクリープ破断を検知するとともに、レーザ共鳴イオン化質量分析法を用いて破断した試料の同定に成功した。

論文

高速炉を用いたマイナーアクチニド消滅処理技術の開発; 「常陽」におけるAm-Np含有MOX燃料の照射試験

曽我 知則; 関根 隆; 高松 操; 北村 了一; 青山 卓史

UTNL-R-0453, p.13_1 - 13_8, 2006/03

「常陽」では、Amを最大5%含むAm-MOX燃料と、Np及びAmを各々約2%含むNp/Am-MOX燃料について、キャプセル型照射装置B11による短期及び長期の照射試験を計画している。照射燃料試験施設(AGF)で製造されたAm-MOX燃料ピンとPu燃料技術開発センターで製造されたNp/Am-MOX燃料ピンは、照射燃料集合体試験施設(FMF)にてB11に装填される。本試験では、「常陽」の試験許可の範囲内で、設計上の燃料溶融を許容することにより、約430W/cmの線出力を達成するとともに、燃焼初期の段階では、燃料挙動を考慮した特殊な運転を計画している。B11照射試験は、2006年5月から開始する計画である。

論文

Performance of the new iodine-129 beamline at JAERI-AMS

鈴木 崇史; 荒巻 能史; 北村 敏勝; 外川 織彦

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 223-224(1-4), p.87 - 91, 2004/08

 被引用回数:13 パーセンタイル:63.95(Instruments & Instrumentation)

日本原子力研究所のむつ事業所に設置されている加速器質量分析計は$$^{14}$$Cと$$^{129}$$Iを測定できる2つの独立したビームラインを持っている。本研究ではこのヨウ素ラインの精度,正確さ,検出限界を測定した。$$^{129}$$I測定のアクセプタンステストは連続した2日間で行われ、この2日間で得られた$$^{129}$$I/$$^{127}$$I比はそれぞれ(7.497$$pm$$0.119)$$times$$10$$^{-11}$$と(7.209$$pm$$0.050)$$times$$10$$^{-11}$$であり、相対標準偏差はそれぞれ1.6%, 0.7%であった。海水試料は再処理工場稼動前の西部北太平洋と六ヶ所沖で採水した。AMS測定のための海水サンプル処理は溶媒抽出法によって行われた。本論文はAMSヨウ素ラインの性能と海水試料中の$$^{129}$$I/$$^{127}$$I比の測定結果をまとめたものである。

論文

日本海における放射性炭素の分布(速報)

荒巻 能史*; 外川 織彦; 北村 敏勝

第16回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.170 - 172, 2004/02

1993年に、ロシアによる放射性廃棄物の極東海域への投棄が明らかになった。これを受けて、原研では日本海における人工放射性核種の移行挙動を調査してきた。従来の人工放射性核種濃度のモニタリングに加え、1998年より日本海の海洋学的特徴を詳細に解明し、周辺地域における原子力施設の増加,放射性廃棄物投棄などの何らかの原因による放射性核種の海洋への流入に対応する海洋環境評価システムの構築に役立てることを目的として日本海研究を遂行してきた。本講演では、これまでの調査において採取・分析された放射性炭素濃度分布の一部を速報的に報告するとともに、日本海海水、特に深層水の循環について考察を加える。

論文

JAERI-AMSヨウ素ラインの性能

鈴木 崇史; 荒巻 能史*; 北村 敏勝; 外川 織彦

第16回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.162 - 165, 2004/02

日本原子力研究所むつ事業所に設置されている加速器質量分析計(JAERI-AMS)は炭素($$^{14}$$C/$$^{12}$$C)とヨウ素の同位体比($$^{129}$$I/$$^{127}$$I)を測定するための独立したビームラインを有している。炭素ラインは既に定常測定を開始しており、ヨウ素ラインは2003年5月から定常測定を開始した。トロント大学Iso trace研究所で作成した標準試料(1.1e-10)でJAERI-AMSの性能確認テストを行ったところ、ヨウ素ラインの再現性は0.52%、精度は約1%で測定可能であった。また感度はヨウ素同位体比($$^{129}$$I/$$^{127}$$I)で2.3e-13まで測定可能であった。本講演では精度,確度,検出限界等のJAERI-AMSの基本的性能について報告する。

論文

Design of a new MOX powder transport packaging to support FBR cycle development mission

山本 清明; 柴田 寛; 大内 祐一朗; 北村 隆文; 紙野 善和*; 嶽 徳夫*

Proceedings of 14th International Symposium on the Packaging and Transportation of Radioactive Materials (PATRAM 2004) (CD-ROM), 10 Pages, 2004/00

FBR常陽およびもんじゅ用のMOX原料粉末を、日本原燃(株)六ヶ所再処理施設からプルトニウム燃料製造施設まで輸送する輸送容器設計の概要について報告する。

論文

Anthropogenic radionuclides in the Japan Sea; Their distributions and transport processes

伊藤 集通; 荒巻 能史; 北村 敏勝; 乙坂 重嘉; 鈴木 崇史; 外川 織彦; 小林 卓也; 千手 智晴*; Chaykovskaya, E. L.*; Karasev, E. V.*; et al.

Journal of Environmental Radioactivity, 68(3), p.249 - 267, 2003/07

 被引用回数:40 パーセンタイル:62.84(Environmental Sciences)

1997-2000年の期間、日本海の海水中における$$^{90}$$Sr,$$^{137}$$Cs並びに$$^{239+240}$$Puが計測された。放射性核種濃度の鉛直分布は、$$^{90}$$Srと$$^{137}$$Csでは表層から深度方向に指数関数的減衰を示し、$$^{239+240}$$Puでは表層最小,中層最大となっていて、それぞれ典型的分布を示した。過去の測定例と比較しても本質的な差異は検出されなかった。また、日本海における緯度帯別平均濃度及びインベントリは北西太平洋に比べ高くなっていた。さらに空間分布では、高インベントリ域が日本海盆側から大和海盆へ貫入している様子が描かれた。このことは、日本海盆で鉛直輸送された放射性核種が大和堆を迂回後に大和海盆に入り、日本海の深層水中に放射性核種が蓄積されていることを示唆するものである。

論文

原研むつ・タンデトロン加速器の現状

北村 敏勝; 外川 織彦; 荒巻 能史; 鈴木 崇史; 甲 昭二*

第15回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集, p.1 - 6, 2003/03

平成9年4月、海洋環境における放射性核種の移行挙動にかかわる研究を目的としてタンデトロン加速器質量分析装置(HVEE社製 Model 4130-AMS)を導入した。本装置は最大加速電圧3MVのタンデム加速器で炭素及びヨウ素の同位体比測定に用いられる。炭素ラインは、平成10年6月、$$^{13}$$C/$$^{12}$$C比及び$$^{14}$$C/$$^{12}$$Cの測定精度を確認(0.5%以下)し、平成11年12月から$$^{14}$$Cの定常測定を開始した。また、ヨウ素ラインは、平成12年7月に$$^{129}$$I/$$^{127}$$I比の繰返し測定精度を確認(~1.6%)した。昨年10月、$$^{129}$$Iの定常運転を行うため調整を開始したが飛行時間(TOF:Time of Flight)型検出器のMCP(Micro Channel Plate)に不具合が見つかり調整を中断した。本講演では、平成13年度の運転状況,整備状況等について紹介する。

論文

原研むつ・タンデトロン加速器の現状

北村 敏勝; 外川 織彦; 荒巻 能史; 鈴木 崇史; 水谷 義彦*; 甲 昭二*; 須藤 一彦*

JNC TN7200 2001-001, p.31 - 34, 2002/01

平成9年4月に海洋環境における放射性核種の移行挙動に係わる研究を目的としてタンデトロン加速器質量分析装置(HVEE社製 Model 4130-AMS)を導入した。その後炭素ラインの調整を進め、平成10年6月に測定精度0.5%を達成し、平成11年12月からC-14測定を開始した。一方、ヨウ素ラインの調整も並行して行い、平成12年7月、TOF検出器によるI-129アクセプタンステストを行い、その繰返し測定精度が1.1%であることを確認した。テスト終了後、加速器の内部点検、真空ポンプの解放点検等の保守点検を行いC-14測定を再開したが、イオン源に起因すると思われる幾つかのトラブルが発生したため測定を一時中断し、トラブルの原因を究明するとともにその対策を講じ、測定に向けた調整を進めた。本講演では、平成12年度の運転状況、整備状況、I-129測定精度の結果等及び今後の予定について紹介する。

論文

原研むつ・タンデトロン加速器の現状

北村 敏勝; 荒巻 能史; 水谷 義彦*; 外川 織彦; 水島 俊彦; 甲 昭二*; 須藤 一彦*

JAERI-Conf 2000-019, p.26 - 29, 2001/02

原研は、1997年4月むつ事業所にタンデトロン加速器質量分析装置を導入した。本装置は、炭素及びヨウ素同位体比測定ラインから構成される。炭素ラインは、1998年10月測定精度確認後、昨年12月から本格的な運転を開始し、本年4月までに海水試料等約620個を測定した。一方、ヨウ素ラインは、1999年10月に重イオン検出器を用いて測定精度確認試験を行い、相対標準偏差が1.0%以内であることを確認した。現在は飛行時間型検出器による繰返し精度確認のための調整を行っている。今後はヨウ素同位体比の精度確認を行った後、測定条件を検討するとともに炭素同位体比測定を行う予定である。本講演では、炭素同位体比測定の現状、重イオン検出器を用いたヨウ素同位体比測定精度確認試験結果等について紹介する。

論文

A 3 MV heavy element AMS system using a unique TOF set-up

Gottdang, A.*; Klein, M.*; Mous, D. J. W.*; 北村 敏勝; 水谷 義彦*; 鈴木 崇史; 荒巻 能史; 外川 織彦; 甲 昭二*; 須藤 一彦*

AIP Conference Proceedings 576, p.403 - 406, 2001/00

3MVタンデトロンを用いた重元素測定用AMSシステムは、原研むつにおいて運用を開始している。本システムは、イオン入射システムに逐次入射法を採用している。高エネルギー質量分析部には、エネルギー弁別機能を持った独立する二つのフォイルにより対象となる同位体を測定する独特なTOFシステムを採用している。この方法は$$^{36}$$Clや$$^{41}$$Ca測定のように同重体の影響を受ける元素分析に適しており、フォイルに起因する散乱ビームを処理するため大きな散乱ビームにも対応できるように設計されている。本講演では、システムの構成及び特徴について議論するとともに、テストの結果得られたI-129の測定精度及び装置のバックグラウドについて報告する。

報告書

MCNPによる高速炉用MOX燃料の線出力密度の解析精度向上

関根 隆; 北村 了一; 青山 卓史

JNC TN9400 2000-071, 36 Pages, 2000/07

JNC-TN9400-2000-071.pdf:1.27MB

高速炉用MOX燃料の熱設計手法の合理化を目的として「常陽」で実施した燃料溶融限界線出力試験(B5D-2)における試験条件の解析精度を向上するため、連続エネルギーモンテカルロコード"MCNP"を用いて試験用燃料ピンの線出力密度を計算した。MCNPによる解析では、試験用燃料ピンが装填されたB5D-2集合体内部の非均質な構造を詳細に模擬して中性子束分布及びスペクトルを計算し、各試験用燃料ピン位置における核分裂率を求め、これに核分裂当たりの発熱エネルギーを乗ずることにより、線出力密度を算出した。ここで、$$gamma$$線による発熱分については、「常陽」MK-II炉心管理コードシステム"MAGI"を用いて$$gamma$$線発熱を計算し(遅発$$gamma$$線を含む)、これをMCNPで求めた中性子発熱に加えることにより考慮した。MCNPの解析精度を検証するため、当該試験用燃料ピンの破壊試験で測定された148乗Nd生成量に基づく実測ベースでの線出力密度を求め、MCNPの計算値と比較した結果、計算値と実測値の比(C/E)は0.955$$pm$$0.020となり、両者は良く一致した。これにより、MCNPはMOX燃料ピンの線出力密度を精度良く計算できることを確認した。得られたC/Eを用いてMCNPの計算値を補正することにより、B5D-2集合体に装填された各試験用燃料ピンの線出力密度を評価した結果、それらが最大となる炉心中心高さでの線出力密度は620$$sim$$685W/cmとなった。

論文

New AMS system at the JAERI-Mutsu

荒巻 能史; 外川 織彦; 北村 敏勝

Proceedings of the International Workshop on Distribution and Speciation of Radionuclides in the Environment, p.350 - 353, 2000/00

日本原子力研究所では、海洋環境研究をその主目的とした$$^{14}$$C及び$$^{129}$$I測定が可能な新しいAMSを1997年に、むつ事業所に設置した。同装置は、$$^{14}$$C測定用ラインのほか、世界ではじめて$$^{129}$$Iのような重イオンの測定が可能なラインを併設した。$$^{14}$$Cラインでは、精度確認が終了し、ほかの機関で達成している高精度測定実績と同等以上の精度を持つことがわかった。海水試料から溶存する無機炭酸を抽出し、その$$^{14}$$C測定を行うための自動分析装置も新たに開発され、その「正確さ」が、国際標準試料を用いて確かめられた。一方$$^{129}$$Iラインでは、最終的な精度確認に向けた調整を行っており、講演ではその予備的結果について紹介する。

報告書

「常陽」照射試験における照射条件評価精度の向上

関根 隆; 北村 了一; 青山 卓史

JNC TN9400 99-017, 26 Pages, 1999/03

JNC-TN9400-99-017.pdf:0.75MB

「常陽」の照射試験における照射条件評価精度の向上を目的として、連続エネルギーモンテカルロコード"MCNP"を導入し、炉心燃料集合体と反射体の境界における148Nd生成量を評価し、照射後試験による実測値と比較した。"MCNP"による計算では、「常陽」炉心管理コードシステム"MAGI"から求めた炉内の中性子源分布を用いて、評価対象としたINTA-2集合体内部の中性子束及びスペクトルを計算し、JNDC-V2の核分裂収率データを用いて148Nd生成量を評価した。これを同位体希釈質量分析法により測定した結果と比較した。その結果、"MCNP"は炉心中心方向から反射体に向かうにつれて軟らかくなる中性子スペクトルの変化を詳細に計算でき、"MCNP"による148Nd生成量計算値と実測値の比(C/E)は0.99$$sim$$1.00となり、両者は誤差範囲内で一致した。これにより、従来のHex-Z 7群拡散計算に基づく評価方法では十分な精度が得られなかった炉心燃料集合体と反射体の境界での照射試験における照射条件を"MCNP"により精度良く評価できることを確認した。

口頭

高速実験炉「常陽」の照射機能拡大方策の検討,1; 試料可動型照射装置

高松 操; 飛田 茂治; 関根 隆; 北村 了一; 青山 卓史

no journal, , 

高速実験炉「常陽」の照射機能拡大方策の検討の一環として、原子炉出力一定の運転状態において、照射試料を炉心内で上下駆動させる試料可動型照射装置を検討した。これにより、原子炉出力を変えることなく、軸方向の中性子束勾配を利用して燃料材料の線出力・照射量の過渡試験や周期的な変動試験を実現できる見通しを得た。

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