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報告書

人形峠環境技術センターに係わるリスクコミュニケーション活動,2(委託研究)

薮田 尚宏*; 河合 潤*; 氷川 珠江*; 時澤 孝之; 佐藤 和彦; 古賀 修

JAEA-Review 2008-015, 92 Pages, 2008/11

JAEA-Review-2008-015.pdf:11.88MB

人形峠環境技術センター及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあたって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を実施した。リスクコミュニケーションの実践策として、人形峠におけるウラン燃料の開発事業を題材に、地元の高校生がエスノグラフィ手法を用いて調べた。ウランの開発に取り組んだ技術者や地元の人々といった社会集団に焦点を当て、50年前にウラン鉱床の露頭が発見されてからの人形峠の歩みや今日の状況について描出した。津山高校の社会問題研究部によるエスノグラフィ・プログラムは平成18年度の取り組みで2年目を迎えた。今回は研究成果の発表に加え、同種の取り組みを開始している他校との交流会も行い、意義や課題などを具体的に見据えた活動実績を得た。

報告書

人形峠環境技術センターに係わるリスクコミュニケーション活動,1(委託研究)

薮田 尚宏*; 河合 潤*; 氷川 珠江*; 時澤 孝之; 佐藤 和彦; 古賀 修

JAEA-Review 2008-014, 133 Pages, 2008/11

JAEA-Review-2008-014.pdf:11.04MB

人形峠環境技術センター(以下、センター)及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあたって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を実施した。リスクコミュニケーションの実践策として、人形峠におけるウラン燃料の開発事業を題材に、地元の高校生がエスノグラフィ手法を用いて調べた。ウランの開発に取り組んだ技術者や地元の人々といった社会集団に焦点を当て、50年前にウラン鉱床の露頭が発見されてからの人形峠の歩みや今日の状況について描出した。また、高校生によるこうしたエスノグラフィ研究の取り組みにより、次の4つの効果が見られた。(1)高校生の視点から、人形峠ウラン開発事業の意義が確認されたこと。(2)地域とセンターとの現状の相互の立ち位置,隔たりが再確認されたこと。(3)地域とセンターとのコミュニケーションを行う素地を作るための道筋が得られたこと。(4)高校生によるエスノグラフィプログラムが実践されたこと。

報告書

センター鉱山跡措置に係わるリスクコミュニケーション活動の計画設計

藪田 尚弘*; 滝沢 真之*; 氷川 珠恵*; 河合 潤*

JNC TN6400 2004-004, 89 Pages, 2004/03

JNC-TN6400-2004-004.pdf:2.47MB

人形峠環境技術センター(以下、センター)及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を策定した。本件において行うべきリスクコミュニケーション活動の要件を、現在の社会状況に対応する全体的な視野のもとに的確に絞り込んでいくため、本件と類似の事例についてこれまでに行われてきたリスクコミュニケーション活動の概要を整理した。対象とする分野は、化学物質の排出、産業廃棄物処理事業、鉱山の廃止、海外ウラン鉱山の廃止とした。次に、センター鉱山跡措置を取り巻く地域社会環境の状況を整理した上で、リスクコミュニケーション活動により解決していくべき課題や目標を設定した。また、これらのリスクコミュニケーション課題の解決に資する方策を検討するため、詳細な事例調査を行った。調査結果は、解決すべきリスクコミュニケーション課題、調査対象事例において課題解決のために採られた方策、活動の推移および結果、本件に適用するための要点等を中心に整理した。上記の成果に基づいて、センター鉱山跡措置を進めていく上で今後行うべき地域社会環境を対象としたリスクコミュニケーション活動について、段階的な活動計画を設計した。設計にあたっては、より効果的な活動へと洗練させていくプロセスを重視し、当面の3ヶ年、5ヶ年を目処に行うべきマイルストーンを明確にした。また、計画の遂行段階の様々な局面において留意すべきと考えられる危機管理要素を抽出し、その対策を設定した。

論文

第2回「モンテカルロシミュレーション」研究会

桜井 淳; 長家 康展; 山本 俊弘; 薮田 尚宏*

日本原子力学会誌, 43(9), p.26 - 27, 2001/09

日本原子力学会「モンテカルロ法による粒子シミュレーション」研究専門委員会主催の第2回「モンテカルロシミュレーション」研究会が2001年5月24-25日に東京・大手町の三菱総合研究所で開催された。本稿は研究会実施報告であり、全発表者の講演内容及び特徴,評価と課題が記されている。この研究会の特長は国内の研究者の発表だけでなく、アジア圏を含む準国際会議的側面を備えた研究会であること、発表内容が臨界・遮蔽から高エネルギー・宇宙被曝に至るなど多様なことである。

報告書

MOSESコードの改良・整備(2)

角田 弘和*; 藪田 尚宏*; 畠山 弘美*

JNC TJ8400 99-067, 235 Pages, 1999/03

JNC-TJ8400-99-067.pdf:8.21MB

MOSEコードの詳細メッシュ計算中性子束ソルバーおよび燃焼計算部の改良・整備を行った。詳細メッシュ計算における計算時間の短縮化を図るために、DIF3Dコードの中性子束ソルバー(TriZ,HexZ-Nodal)を新中性子ソルバーとしてMOSEコードに導入した。新中性子束ソルバーの導入の妥当性を確認するために、新旧ソルバーによるTriZメッシュ計算を行った。両者の結果を比較して差がないことから、新中性子束ソルバーが正しく機能することを確認した。計算時間に関しては、新ソルバーによるTriZメッシュ計算は、旧ソルバーによる計算時間に比べると「もんじゅ」全炉心体系でひと桁以上の高速化を達成できた。これは、新ソルバーによるTriZ計算は粗メッシュ計算の高々4倍程度の計算時間で結果を得ることができることに対応する。高燃焼度燃料の高次TRUの生成量等を精度良く予測するために、(n,2n)反応を燃焼計算で扱えるように改訂した。ただし、(n,2n)反応を扱う場合にはMOSE形式の断面積ファイルが必須となり。さらに、コードのメンテナンスを容易にするために、機能別にソースプログラムをサブディレクトリに格納すると共に、I/Oファイルを統合・整理した。

報告書

地層処分研究開発に関する情報の認知に係わる研究,4

河合 潤*; 薮田 尚宏*; 古屋 俊輔*; 杉山 直紀*

JNC TJ1400 2005-021, 350 Pages, 1998/02

JNC-TJ1400-2005-021.pdf:26.77MB

None

報告書

地層処分研究開発に関する情報の認知に係わる研究(その2)

河合 潤*; 藪田 尚宏*; 古屋 俊輔*; 青木 紀勝*

PNC TJ1222 96-009, 184 Pages, 1996/03

PNC-TJ1222-96-009.pdf:6.11MB

地層処分研究開発成果の公衆の理解は、情報提供の内容や方法のみならず、地層処分そのものに関する印象や、更には個人の知識、倫理観等に強く左右される。地層処分のようなリスク事象の公衆への情報提供には、一般的にリスクコミュニケーション研究の成果が用いられるが、地層処分研究開発成果の情報提供に関して確立された手法はない。本研究は、この情報提供手法の確立に向け、情報提供内容や手法と公衆の認知に関する関係を明らかにする事を目的としたものである。平成6年度は、公衆を対象とした個別ヒヤリングを実施し、ISM(Interpretive Structural Modeling)法を適用して、公衆の地層処分問題に対する態度と事実認識の関係の概略を把握することを試みた。本年度は、地層処分研究開発を含めた地層処分問題全般に関する公衆の意識構造をより詳細に解明するため、平成6年度の知見に基づき、地層処分問題に対する公衆の態度と事実認識さらには事実に対する価値判断の関係を構造化して、基本的な意識構造モデルを構築した。さらに、個別ヒアリング調査により意識構造モデルの枠組みおよび構成要素の妥当性の確認を行い、地層処分問題に対する公衆の態度類型や態度に至る情報認知過程の推定を行った。ヒアリング結果から、地層処分問題における事実認識として、共通して問題に対する認識が薄い、リスク感が大きい、ベネフィット感をほとんどない、技術的な面でデメリットを想定していることが判った。これらの事実認識を、構築した意識構造モデルの枠組みの中で説明できることを確認すると伴に、日常的問題での価値判断と共通した判断過程も持つことも明らかになった。

報告書

地層処分研究開発に関する情報の認知に係わる研究

河合 潤*; 薮田 尚宏*; 古屋 俊輔*; 青木 紀勝*

JNC TJ1400 2005-024, 139 Pages, 1995/03

JNC-TJ1400-2005-024.pdf:8.04MB

None

口頭

高校生による人形峠環境技術センターに関するエスノグラフィ研究

時澤 孝之; 松村 敏博; 薮田 尚宏*; 河合 潤*; 氷川 珠江*

no journal, , 

人形峠におけるウラン燃料の開発事業を題材に、地元の高校生がエスノグラフィ手法を用いて調べた。ウランの開発に取り組んだ技術者や地元の人々といった社会集団に焦点を当て、50年前にウラン鉱床の露頭が発見されてからの人形峠の歩みや今日の状況について描出した。また高校生によるこうしたエスノグラフィ研究の取り組みにより、人形峠を取り巻く地域コミュニケーションの活性化にも効果が見られた。

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