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中谷 泰博*; 藤原 秀紀*; 荒谷 秀和*; 森 健雄*; 橘 祥一*; 山口 貴司*; 木須 孝幸*; 山崎 篤志*; 保井 晃*; 山上 浩志*; et al.
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 220, p.50 - 53, 2017/01
被引用回数:2 パーセンタイル:15.75(Spectroscopy)重い電子化合物CeNiGe
の非4
バンド由来の電子構造を明らかにするため、LaNi
Ge
の軟X線角度分解光電子分光を行った。La M
吸収端での光電子スペクトルで、価電子帯のLa 5
成分の明瞭な強度の増大が観測された。さらに、軌道対称性に起因するバンドに依存した円二色性が観測された。
藤森 伸一; 竹田 幸治; 岡根 哲夫; 斎藤 祐児; 藤森 淳; 山上 浩志; 山本 悦嗣; 芳賀 芳範; 大貫 惇睦
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 208, p.105 - 110, 2016/04
被引用回数:1 パーセンタイル:7.92(Spectroscopy)最近のウラン化合物に対する軟X線光電子分光実験をレビューする。軟X線領域ではバルク5f電子状態が得られるため、ウラン化合物の電子状態を理解するうえで重要な研究手段である。また軟X線角度分解光電子分光によってバルクの5f電子状態を反映したバンド構造とフェルミ面を得ることが可能となった。近年の分野の進展についてレビューをする。
安居院 あかね; 水牧 仁一朗*; 魚住 孝幸*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 205, p.106 - 110, 2015/11
被引用回数:8 パーセンタイル:42.59(Spectroscopy)MTiO(M=Mn, Co, FE, Ni)についてTi2p発光測定を行った。FeTiO
では弾性散乱ピークから2.5eVおよび4.5eVおよびに構造がみられたが他では4.5eVだけだった。これについてモデル計算を行い起源がTi-Mの電荷移動であることを解明したので報告する。
安居院 あかね; 水牧 仁一朗*; 黒田 朋子*; 川合 真大*; 永田 知子*; 池田 直*; 魚住 孝幸*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 197, p.13 - 16, 2014/12
被引用回数:4 パーセンタイル:23.66(Spectroscopy)LuFeO
は電荷秩序相でFe
, Fe
が三角格子上で秩序配列する。これまでにFe2p端発光測定からスペクトルがFe
, Fe
の単純な重ね合わせでは説明できないことを報告した。電子状態を調べるために、LuFe
O
及びLuをYbに、置換したYbMgFeO
のFe2p端吸収測定を行い、スペクトルを比較検討した。
石井 賢司; Jarrige, I.*; 吉田 雅洋*; 池内 和彦*; 稲見 俊哉; 村上 洋一*; 水木 純一郎
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 188, p.127 - 132, 2013/06
被引用回数:13 パーセンタイル:57.76(Spectroscopy)Two recent instrumental upgrades of the inelastic X-ray scattering spectrometer installed at BL11XU at SPring-8 are reported. The first one is a multianalyzer system, where we can simultaneously use three crystal analyzers aligned perpendicularly to the scattering plane. In a test measurement of polycrystalline -PtO
, the inelastic spectra obtained with each respective analyzer showed a completely identical lineshape, and a slight difference (
10%) in intensity. The system enhances the experimental efficiency, and allows for simultaneous scan at three momenta for a single-crystal sample. The second development is a polarization analyzer for the scattered photons. A pyrolytic graphite (PG) crystal is placed in front of the detector and serves as a polarization-analyzer crystal, using the (006) reflection for the Cu
-edge. We succeeded to observe clear polarization dependence in the
-
excitations of KCuF
.
北條 育子*; 小出 明広*; 松本 吉弘; 丸山 喬*; 永松 伸一*; 圓谷 志郎; 境 誠司; 藤川 高志*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 185(1-2), p.32 - 38, 2012/03
被引用回数:1 パーセンタイル:6.84(Spectroscopy)In this work we have measured Co K- and L-edge X-ray absorption near edge structure (XANES) and Co L
-edge X-ray magnetic circular dichroism (XMCD) spectra, and also carried out their calculations for C
Co
compounds. The observed XANES and XMCD are sensitive to the Co concentration. In the low density region (
=1.0-1.5), one Co is surrounded by three C
balls. The Co L
-edge XMCD analyses gives the spin magnetic moment on Co in the range 0.5-0.9
.
安居院 あかね; 水牧 仁一朗*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 184(8-10), p.463 - 467, 2011/11
被引用回数:41 パーセンタイル:88.58(Spectroscopy)イルメナトファミリーとして知られるMTiO (M=Co, Fe, Mn, Ni)についてO1s吸収端軟X線発光スペクトルを測定した。Mイオンの変化に対応したスペクトル形状の変化が観測された。この変化の様子をM3dとO2pの混成の強さの違いと合わせて議論する。また、バンドギャプを見積もったので合わせて報告する。
Travnikova, O.*; Colin, D.*; Bao, Z.*; B
rve, K. J.*; 田中 隆宏*; 星野 正光*; 加藤 秀樹*; 田中 大*; Harries, J.; 為則 祐介*; et al.
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 181(2-3), p.129 - 134, 2010/08
被引用回数:1 パーセンタイル:7.19(Spectroscopy)本論文ではNOのN-ターミナル、N-セントラルとOのコアー
励起に伴うオージェ崩壊後の終状態震度状態分布についてのスタディーを報告する。励起光のエネルギーをみつの共鳴のある領域をスキャンするとベンド:ストレッチの振動分布がかわることを証明する。これがコア励起状態においてRenner-Tellerスプリットによる効果だということが知られているが、非対称ストレッチ励起がおもにN-ターミナルの1s-
励起後の崩壊に伴うものであることを証明した。この選択性についてはそれぞれの電子状態のポテンシャルエネルギーサーフェスを比較して議論する。
Mannan, M. A.*; 馬場 祐治; 関口 哲弘; 下山 巖; 平尾 法恵; 成田 あゆみ; 永野 正光*; 野口 英行*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 181(2-3), p.242 - 248, 2010/08
被引用回数:5 パーセンタイル:30.43(Spectroscopy)有機分子やポリマーなど異方性分子の薄膜の電気的,光学的特性は、結晶構造や電子構造だけでなく、分子の配向にも大きく依存する。そこで放射光を用いて、導電性透明基板として用いられているインジウム・スズ酸化物(ITO)表面に蒸着したシリコンポリマーの分子配向を調べた。試料は、最も簡単なシリコンポリマーであるポリジメチルシラン(PDMS)を用いた。PDMSを電子衝撃加熱法によりITO表面に1層ずつ精密に蒸着し、直線偏光した放射光を用いてSi K-吸収端のX線吸収スペクトルを測定した。その結果、スペクトルの吸収ピーク強度に顕著な偏光依存性が認められた。これを解析した結果、ポリマーのSi-Si分子軸は表面に対して40度傾いていることがわかった。この角度は、表面に垂直に立ったポリマーがヘリカル構造をとったときの角度にほぼ一致する。以上の結果から、PDMSは自己組織化過程により、高度に配向することが明らかとなった。
上田 潔*; 福沢 宏宣*; Liu, X.*; 酒井 克典*; Prmper, G.*; 森下 雄一郎*; 齋藤 則生*; 鈴木 功*; 永谷 清信*; 岩山 洋士*; et al.
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 166-167, p.3 - 10, 2008/11
被引用回数:23 パーセンタイル:71.51(Spectroscopy)電子・イオン・イオン同時測定分光法を利用してAr2p又はKr3dのオージェ崩壊に伴うAr, ArKr、及びKr
の原子間クーロン崩壊(ICD)を測定した。この逐次崩壊によってクーロン解離を通して二価のイオンと一価のイオンが生成する。ICD電子の運動エネルギーと両方の原子イオンの運動エネルギーの同時測定によって、ICDの崩壊過程を解明できた。一重項もしくは3重項の二価電子状態が崩壊して、そのエネルギーをとなりの原子に移すと「スピン保存」ICDが「スピン・フリップ」ICDよりレートが早いことがわかった。
田中 隆宏*; 星野 正光*; 加藤 秀樹*; Harries, J.; 為則 雄祐*; 上田 潔*; 田中 大*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 164(1-3), p.24 - 27, 2008/07
被引用回数:4 パーセンタイル:24.00(Spectroscopy)Cの1s, Iの3d、それからFの1sイオン化端付近のX線励起による全イオン収率及び角度分解イオン収率を紹介し、スペクトルに現れるそれぞれの電子状態を推定する。イオン収率の異方性はC 1sの遷移のみに現れ、この遷移の双極子モーメントがC
と平行になっていることを示す。CF
Iのサンプルを800Kまで加熱し、この条件で測定したスペクトルと室温のスペクトルを比較して初めてCF
の内殻励起過程について情報が得られた。
中川 和道*; 金子 房恵*; 大田 佳実*; 田中 真人*; 北田 朋*; 安居院 あかね; 藤井 健太郎; 横谷 明徳; 渡辺 一寿*; 山田 亨*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.271 - 273, 2005/06
被引用回数:12 パーセンタイル:49.87(Spectroscopy)円偏光と物質の相互作用の研究は、シンクロトロン放射の発展によって新たな発展の時期を迎えている。アミノ酸は鏡像体が容易に入手可能でありそれらが互いに反対の符号の円二色性を示すはずであるので、実験的にも理論的にも手堅い研究を可能にする研究素材である。われわれは、アミノ酸蒸着膜を試料として産総研TERASではVUV領域で、SPring-8では窒素・酸素K殻領域で円二色性測定を試み、SPring-8では、軟X線領域での円二色性検出に初めて成功した。産総研NIJI-2では固相で初めて不斉分解反応の検出に成功した。
Nath, K. G.; 下山 巖; 関口 哲弘; 馬場 祐治
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.323 - 326, 2005/06
被引用回数:5 パーセンタイル:27.08(Spectroscopy)放射光を使った光電子分光法とX線吸収分光法を用い、ポリジメチルシランポリマー{PDMS, [Si(CH)
]
}の電子状態と分子配向に対するレーザー加熱による効果を調べた。試料は高配向焼結グラファイト基板上にPDMS粉末を担持したものである。Si 1s励起のX線光電子分光測定及びSi-1s X線吸収端微細構造(NEXAFS)測定ともにアニーリングにより電子状態変化が起こるという結果が得られた。さらに角度依存NEXAFS測定を行った。その結果、アニーリング前には分子鎖はランダム配向であったのに対し、アニーリングにより生成した薄膜には強いSi-Si分子鎖配向が生じるという現象が見いだされた。
松下 智裕*; 安居院 あかね; 吉越 章隆
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.1175 - 1177, 2005/06
被引用回数:3 パーセンタイル:17.34(Spectroscopy)一般的に光電子ホログラフィー法はホログラムから3次元的な原子配列をフーリエ変換で再構成しているが、現実的には原子で散乱された電子波は理想的なs波でないため、単純なフーリエ変換で3次元実空間に戻すのは難しい。われわれはフーリエ変換を用いずに単一エネルギーのホログラムから3次元実空間を再構成する新しい方法を提案し、Si(001)シングルエネルギー光電子ホログラムに適応し3次元電子像を精度よく再構成した。
斎藤 祐児; 小林 啓介*; 藤森 淳; 山村 泰久*; 小矢野 幹夫*; 辻 利秀*; 片山 信一*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.829 - 832, 2005/06
被引用回数:5 パーセンタイル:27.08(Spectroscopy)2次元層状物質2H-NbSにFeをインターカレーションしたFe
NbS
(x=0, 0.239, 0.325)の内殻光電子分光,価電子帯の角度分解光電子分光等をSPring-8のBL25SUにおいて実験を行い、明瞭なx依存性を観測した。実験データをもとに、本系のインターカレーションによる電子状態変化を議論する。
関口 哲弘; 馬場 祐治; 下山 巖; Nath, K. G.
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.437 - 441, 2005/06
被引用回数:3 パーセンタイル:17.34(Spectroscopy)表面における配向を化学結合種ごとに分析する新しい実験手法を開発した。偏光NEXAFS法はX線吸収スペクトル測定により表面の結合状態や配向方向を決定する手法である。軟X線領域ではX線吸収測定のためには通常全電子収量を測定する。本研究においては放射光励起に起因する脱離イオンの質量分析を行い、X線励起エネルギー依存性及びその偏光依存性を測定することにより個々の化学結合について配向解析を行う実験を試みた。系としては核融合第一壁において重要とされる重水素イオン照射グラファイトを用い、脱離するH及びD
イオンを観測した。また高配向グラファイト単結晶を出発物質として使い照射による配向の乱れを観測した。電子収量はC-HとC-Dの平均構造を与えるのに対し、D
収量は照射により生じたC-D結合周辺のみの局所構造を与える。H
は未照射領域のC-H結合の情報を与える。
池浦 広美*; 関口 哲弘; 小池 正記*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.453 - 455, 2005/06
被引用回数:18 パーセンタイル:60.55(Spectroscopy)ZEP520はポジ型電子照射レジスト材料であり、半導体微細加工において最良の空間分解能を与えている。そのため近年PMMAに代わりゾーンプレート素子等のデバイス材料に使われ始めている。さらなるパターンサイズ微細化のためにはラインエッジラフネス,ポリマー凝集など課題を抱えている。本研究においてはZEP520の基礎物性を得ることを目的とし、直線偏光放射光による内殻励起分光を用い、ZEP520/Si(100)の薄膜特性とX線照射効果を調べた。脱離イオン検出による表面偏光解析によりC-Cl結合は最表面においてのみ配向(40)を示した。Cl 1s内殻励起によりC-Cl結合が顕著に切断されCl元素が排除される。Si 1s励起により基板との放射線化学反応生成物が増加する。生成物収量の励起エネルギー依存性測定により反応生成物(SiC
H
O
Cl
)の電子構造,生成機構を考察した。
木崎 寛之*; 和田 眞一*; 佐古 恵里香*; 隅井 良平*; 輪木 覚*; 漁 剛志*; 関谷 徹司*; 関口 哲弘; 田中 健一郎*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.447 - 451, 2005/06
被引用回数:5 パーセンタイル:27.08(Spectroscopy)光刺激イオン脱離(PSD)法により放射光励起プロセスにおける内殻電子励起後の電子緩和,解離,脱離に至る機構がより詳細に調べられてきた。放射光のエネルギー可変性を使い内殻共鳴励起を引き起こすことにより特定の化学結合の切断を誘起できる可能性が示されて以来、放射光励起プロセスはさらに大きな興味がもたれてきた。本研究は放射光の励起エネルギー可変による選択性に加え、Au(111)表面上に制御して吸着された自己組織化(SAM)配向膜の結合軸にX線の偏光ベクトルを一致させることによりさらなる選択励起を目指した。ランダム配向であるPMMAポリマー薄膜に比較し、SAM膜は約4倍高い反応選択性を示した。実験結果は直接解離過程と2次電子による間接過程が関与している反応機構により考察された。
安居院 あかね; Kmbre, T.*; S
the, C.*; Nordgren, J.*; 薄田 学; 齋藤 智彦*; 守友 治*
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.589 - 592, 2005/06
被引用回数:1 パーセンタイル:5.61(Spectroscopy)ペロプスカイト型層状マンガン酸化物LaSr
Mn
O
についてO K吸収端近傍で軟X線吸収分光実験及び共鳴発光分光実験を行った。吸収スペクトルはこれまでのペロプスカイト型マンガン酸化物のスペクトルを再現した。発光分光スペクトルは異なる化学状態の酸素2pの状態密度を反映し、ローカルデンシティアプロキシメーション法によるバンド計算の結果との比較によって説明された。
金子 房恵*; 田中 真人*; 成田 悟*; 北田 朋*; 松井 貴弘*; 中川 和道*; 安居院 あかね; 藤井 健太郎; 横谷 明徳
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena, 144-147, p.291 - 294, 2005/06
被引用回数:19 パーセンタイル:64.02(Spectroscopy)宇宙空間など固相アミノ酸に紫外線や軟X線が照射された場合アミノ酸がたんぱく質へと化学進化するかどうか調べるためグリシン及びフェニルアラニン薄膜に軟X線を照射した。軟X線照射によりグリシン二量体,フェニルアラニン二量体が生成することがわかった。また、グリシン薄膜に860eVの軟X線を照射した場合でも同様に二量体が生成された。