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Wang, H.*; 宮武 宇也*; 大場 弘則; 佐伯 盛久; 宮部 昌文; 柴田 猛順; 飯村 秀紀
Review of Scientific Instruments, 75(10), p.3775 - 3776, 2004/10
被引用回数:1 パーセンタイル:10.25(Instruments & Instrumentation)金属ネオジムのターゲットをレーザーで照射し、アブレーションにより生成されるプルームの特性をレーザー誘起蛍光法の手法で調べた。その結果、プルーム中でのネオジムの中性原子及びイオンのエネルギー分布が、アブレーションレーザーのエネルギー密度,雰囲気ガス圧でどのように変化するかが明らかになった。またネオジム原子の準安定準位のポピュレーション分布を決定した。これらは、レーザーアブレーションをイオン源やレーザー分光に適用するのに有用なデータである。
田村 浩司
真空, 47(6), p.477 - 479, 2004/06
レーザー光イオン化されたネオジムイオンビームのエネルギーを1400eVから300eV程度まで変え、その水平ビーム広がりを多チャンネルファラデーカップにより測定した。生成イオンはいずれのエネルギー領域でもビーム状に収束されており、これはレーザー光イオン化生成イオンの照射等の利用に有効である。
田村 浩司
Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 41(9), p.5845 - 5848, 2002/09
被引用回数:3 パーセンタイル:15.61(Physics, Applied)レーザー光イオン化プラズマから引き出されたネオジムイオンビームの収束特性を、多チャンネルファラデーカップを掃引することにより測定した。ファラデーカップ位置でのイオンビームは、引き出し電極系に半球型電極を配し収束電場を設けることにより収束することができた。また、中心イオンビーム強度はこれにより約36倍に増加した。この結果は、レーザー光イオン化イオン源の利用に有益である。
田村 浩司
真空, 45(3), p.255 - 257, 2002/03
レーザー光イオン化により生成したイオンビームの利用を目的として、引き出されたイオンの強度分布を多チャンネルファラデーカップにより求めた。ビーム広がりを抑えるため円筒型の収束用電極を加えることで、横方向のイオン広がりを減少させることができた。半球型電極付加では、水平,垂直方向とも、電場がない場合に比べビーム広がりが減少し、中心部のビーム強度も増加させることができた。
田村 浩司
Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 41(1), p.405 - 409, 2002/01
被引用回数:2 パーセンタイル:10.78(Physics, Applied)レーザー光イオン化プラズマから引き出されたネオジムイオンビームの強度分布を多チャンネルファラデーカップを掃引することにより測定した。ファラデーカップ位置でのイオンビームは、従来のイオン引出し方法では空間電荷等の原因により広がりが大きいものであったが、引き出し系外側に半円筒型電極を配し、同心円状電位分布を設けることによりビーム幅は減少した。中心イオンビーム強度は、これにより約2倍に増加した。この結果は、レーザー光イオン化イオン源の応用に有益である。
北村 暁; 岡崎 充宏*
JNC TN8400 2001-009, 54 Pages, 2001/01
分光光度計およびレーザー誘起光音響分光装置の検出感度に関する性能調査を目的として、ネオジム(III)およびサマリウム(III)の吸収スペクトル測定および光音響スペクトル測定を行った。ネオジムもしくはサマリウムの濃度を210-5210-2mol-dm-3の間で変化させ、それぞれの濃度における吸収スペクトルおよび光音響スペクトルを取得した。併せて、雰囲気制御グローブボックス内で吸光測定を行うことができる分光光度計についても同様の測定を行い、吸収スペクトルを取得した。比較のために、光路長を1cmおよび10cmに設定した一般的な分光光度計を用いて、同様の測定を行った。多くの文献では、光音響測定は吸光測定に比べ大幅に低い濃度まで測定できると報告されているが、本光音響分光装置においては光路長を10cmに設定した吸光測定と同程度であるという結果が得られた。また、本実験の結果から、将来の目的としているネプツニウム(IV,V)の検出感度について推定し、特にNp(IV)溶存化学種のスペシエーションの可能性を検討した。
実方 秀*; 新津 好伸*; 久野 剛彦; 佐藤 宗一; 黒沢 明
JNC TN8410 2001-002, 66 Pages, 2000/12
再処理施設から発生する高放射性廃液(High Active Liquid Waste:以下HALWと略記)中の微量プルトニウム分析法として、従来の吸光光度法よりも低濃度域における測定に優れ、査察側検認分析法としての応用が期待される高感度吸光光度法(High Performance Spectrophotometry:以下HPSPと略記)を検討した。コールド試験では、プルトニウム代替物質としてプルトニウム(VI)の吸収波長近傍に吸収ピークを示すネオジムを用いてピーク強度算出方法の検討を行ったところ、3波長法が本法において有効であった。硝酸プルトニウム溶液の測定では、011mgPu/Lにおいて信号強度との間に良好な直線関係を有することがわかった。さらに実際のHALWの組成を模擬してマトリクスを複雑にした溶液(模擬HALW)にプルトニウムを添加した試料の測定を行ったところ、同様に011mgPu/Lについて良好な直線関係が得られた。また、HALWにプルトニウムを標準添加した場合も同様に良好な直線関係が得られた。本法は、サンプル中の硝酸濃度、スラッジ及び共存元素による影響を受けることから、それぞれの依存性について調査したところ、硝酸濃度24mol/Lで測定値が約14%変動することがわかった。またスラッジについては、ろ過による除去が必要であり、共存元素については光学調節によるベーススペクトルのバランス調整によって影響を排除することができた。低濃度プルトニウム試料を測定する場合については、ピーク強度とノイズ成分の比(S/N比)が相対的に小さくなることから、積算平均化法、単純移動平均法、フーリエ解析法によるスペクトルのS/N比向上を検討した。検討結果から、積算平均化法と単純移動平均法を組み合わせて用いることが本法の特性上最適であり、硝酸プルトニウム溶液測定時における検出限界値は0.07mgPu/Lとなった。また、プルトニウム含有模擬HALW溶液を測定した時の検出限界値は0.2mgPu/Lであった。さらに、実際のHALWを用いた場合についても、検出限界値は0.2mgPu/Lであることが予想される。
小田 好博; 船坂 英之; 王 暁丹*; 小原 健司*; 和田 仁*
JNC TY8400 2000-002, 47 Pages, 2000/03
本報告書は、原子力分野における将来の高度化開発に資するために行った、原子力技術への超電導技術応用の一環としての磁気分離技術に関する共同研究の報告書である。すなわち、超電磁石による磁気分離技術の核燃料サイクルへの適用のうち、再処理工程における使用済み核燃料の清澄や成分分析に有望と考えられる、超電導磁気クロマトグラフィーの基本特性の研究を行った結果を報告する。この研究では計算機シミュレーションと基礎実験を行い、前者の結果、粒径が数100AのNd微粒子と、磁化率がその1/30あるいは1/5の放射性微粒子(Pu)を直接分離できることを示した。試作した磁気カラムに関する基礎実験では、弱磁性の微粒子の流れ速度に磁気力が影響を及ぼすことを確認することができた。特にシミュレーションの結果から二次廃棄物を伴わない超電導磁気クロマトグラフィー技術の適用は極めて有望であることを示した。
田村 浩司; 有澤 孝
JAERI-Tech 99-058, 13 Pages, 1999/08
クロム、ネオジムドープのGSGGレーザーはヤグレーザーよりも原理的に効率が高く、チタンサファイアレーザーなどの高効率励起用光源となる可能性がある。そのため、GSGGレーザーを試作しその発振特性を調べた。発振効率はフリーランニングモードでヤグレーザーの2倍であった。Qスイッチモードにおいて基本波で50mJ、第2高調波で8mJを得た。レーザーの空間分布、時間波形、長時間安定性は固体レーザー励起に適したものであった。GSGGレーザーの第2高調波励起によりチタンサファイアレーザーの発振が達成できた。
柴田 猛順; 小倉 浩一
JAERI-Research 99-008, 10 Pages, 1999/02
共鳴イオン化により生成したネオジムプラズマに高周波電圧を印加して、イオンを引き出し、そのエネルギーを飛行時間法により測定した。回収電極に2MHz、振幅140Vの高周波電圧を印加したときのイオンエネルギーは54~65eVで、この値は高周波平行平板放電の解析値とほぼ一致した。これにより、原子法レーザー同位体分離で、高周波電圧印加により回収時間を短くできるだけでなく、回収イオンのエネルギーも低くできることが確認できた。
永野 哲志; 三田村 久吉; 中山 真一; 中嶋 悟*
Clays and Clay Minerals, 47(6), p.748 - 754, 1999/00
被引用回数:16 パーセンタイル:44.55(Chemistry, Physical)岩石中に風化生成物として生成する鉄鉱物による放射性核種の固定機構を調べるために、ネオジムと鉄との共沈・結晶化の実験を行った。ネオジムはアメリシウムなど3価のTRU元素と類似の化学的挙動をとるとされる元素である。非晶質の水酸化鉄中に安定に保持されたネオジムは、鉄鉱物の結晶化に伴い赤鉄鉱の結晶格子中に取り込まれることはあるものの、概して、非晶質相にとどまったまま鉄鉱物の結晶化を妨げる効果を持つことが示された。放射性廃棄物の地中処分においては、鉄鋼物は人工バリア材の腐食生成物としても生成されるため、本研究で得られた結果は処分場周辺で想定される腐食生成物と核種との相互作用を調べる研究にも役立つであろう。
田村 浩司; 小倉 浩一; 柴田 猛順
Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 37(9A), p.5005 - 5007, 1998/09
被引用回数:6 パーセンタイル:32.51(Physics, Applied)二次電子放出を測定する新しい方法を開発し、0.1~3keVの範囲でNdイオン衝撃によりNd表面から発生した二次電子放出収率を測定した。Ndイオンビームはレーザーイオン源から引き出され、電極表面はNd原子により連続的に蒸着されている。イオンビームの変動は、参照シグナルによりキャリブレートされている。二次電子は0.97keVのしきい値以下では放出されなかった。それ以上のエネルギーでは、入射イオンエネルギーに対し直線的に増加した。この結果から、入射イオン量に大きな変動のある場合でもレーザーイオン源からのイオンによる二次電子放出収率を求めることができることがわかった。
足立 肇; 田村 浩司; 岡崎 哲治; 柴田 猛順
JAERI-Tech 98-029, 32 Pages, 1998/08
平行平板電極板間で原子ビームにレーザー光を照射して共鳴電離により生成させたイオンを低電位側の電極板の開孔を通して引き出すレーザーイオン源からのイオンビームの断面強度分布を調べた。イオン引出し孔の直径、補助電極の使用の有無、引出し孔のメッシュの有無、各電極の印加電圧、イオン引出し電極からの距離等をパラメータとして二次元イオン強度分布を小型多チャンネルのファラデーカップイオン検出器を用いて測定し、ビーム広がりの少ない条件を把握した。その結果、イオンビームの広がりはイオンの空間電荷力による発散、イオン引出し電極形状による電位分布、光電離プラズマの上方向への移動等により説明できることがわかった。またこの結果は電荷移行断面積の測定装置の設計等に利用する。
木村 貴海; 加藤 義春
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.867 - 871, 1998/00
被引用回数:67 パーセンタイル:92.52(Chemistry, Physical)金属イオンの内部水和数N、すなわち第1水和圏にある水分子数は、化学種の配位環境に関する重要な情報を提供する。励起状態の寿命からIII価アクチノイド及びランタノイドのNを決定するために、蛍光寿命とNとの相関を研究してきた。本報では、ナノ秒オーダーの寿命を持つAm(III)及びNd(III)を対象に、この相関を検討した。DO-HO溶液及び一連のポリアミノポリカルボン酸錯体中のAm(III)とNd(III)の寿命をそれぞれ692nm及び890nmにおいて測定した。DO-HO溶液中での結果から、AmとNdの励起エネルギーはともに配位水のOH振動へのエネルギー移動で緩和されることを明らかにした。一連の錯体中のNの結果はいずれもEu(III),Tb(III)などよりも大きく、Am(III)とNd(III)がより大きな総配位数を持つことが示唆された。これらを基に、蛍光寿命とNとの相関を報告する。
井頭 政之*
PNC TJ9607 97-001, 64 Pages, 1997/03
マイナー・アクチナイドを高速増殖炉の炉心に戻して消滅処理を行う場合、現在の分離技術では、希土類核種等もこれに付随して炉心に戻る。従って、この様な炉心の特性を検討するためには、希土類核種等の精密な中性子核反応断面積データが必要となる。そこで本研究では、希土類核種等の精度良い中性子核反応断面積データを得るため、Nd-143及びNd-145についてkeV中性子捕獲反応断面積の測定を行った。測定は標準Au-197試料との相対測定とし、ペレトロン加速器を利用したnsパルス中性子源及び大型コンプトン抑止型NaI(Tl)ガンマ線検出器を用いた中性子飛行時間法で行った。その結果、入射中性子エネルギー10560keVの範囲で、これら2核種の捕獲断面積を誤差約4%の精度で得た。今回の測定値とJENDL-3.2の評価値との比較を行った結果、JENDL-3.2はNd-143については良い評価を行っているが、Nd-145については中性子エネルギー依存性を弱く評価しており、4070keVの領域では良い評価となっているが、30keV以下では1020%の過小評価、560keVでは約20%の過大評価となっていることが明らかになった。
田村 浩司; 柴田 猛順
JAERI-Tech 97-011, 14 Pages, 1997/03
表面電離を用いた原子ビーム検出器を試作し、Nd原子ビームを用いてその信号特性を調べた。フィラメント表面の温度を十分高くすることにより、40までの原子ビーム量に比例した表面電離イオン電流を得ることができた。質量分析計との同時測定により、1msec以下の速い応答速度があり、現在想定している原子ビームの変動を十分な時間分解能でモニターできることがわかった。
松元 英也*; 池畑 隆*; 真瀬 寛*; 小倉 浩一; 柴田 猛順
JAERI-Research 97-025, 36 Pages, 1997/03
磁場中を垂直に流れるネオジム原子ビームにパルス色素レーザー光を照射し、共鳴イオン化によりドリフト速度約750m/sの遅いプラズマ流を生成した。プラズマのイオン密度が高いときはプラズマが磁場を横切って直進し、プラズマの生成位置から57mm下流に設けた平板コレクタで検出された。イオン密度を低くしていくと、磁場を高くするに従い磁場を横切り直進してくるプラズマ量の減少が見られ、さらに磁場を高くしていくと検出されなくなった。プラズマのイオン密度3.510~1.010cm、磁場0~2460Gの広い範囲で平板コレクタに到達するプラズマ量を調べ、磁場中で作られる分極荷層の厚さがプラズマの幅に比べ、十分薄いときプラズマは磁場を横切って直進することが確認できた。
柴田 猛順; 小倉 浩一; 田村 浩司
真空, 40(8), p.668 - 670, 1997/00
ネオジムイオンによるネオジム清浄表面からの二次電子放出係数を衝撃イオンエネルギー0.1~3keVの範囲で測定した。ネオジム清浄表面は、ネオジム原子の蒸着により作成し、ネオジムイオンビームは、共鳴イオン化を用いたレーザーイオン源から引き出す等、新しい測定手法を工夫した。衝撃イオンエネルギー1keV以下で、二次電子放出係数は0であり、1keV以上では衝撃イオンエネルギーの1次関数で増大し、2keVでは約0.1であった。
山岸 功; 森田 泰治; 久保田 益充; 辻 正道*
Radiochimica Acta, 75, p.27 - 32, 1996/00
陽イオン交換体であるアンチモン酸チタン(Sb/Ti比=1.1)のAmNd及びEuに対するイオン交換選択性を硝酸系で研究し、AmとEuのクロマト分離を行った。Euについてのキーランドプロット(ログスケールの補正選択係数、K,vs.交換体中の金属イオンの割合Xn)には、Xn=0.002及び0.0001にブレークポイントが認められた。これは、本交換体中に3種類の交換サイトがあること示しており、Xn0.0001の領域で交換に供されるサイトでは非常に大きい立体障害があることがわかった。選択性の序列は、AmEu(Xn0.0001)及びEu=Nd(Xn0.0001)であった。硝酸濃度0.2~2Mにおける分離度、は、3.70.3であった。Am/Nd/H系におけるの値は2.50.3であり、Nd濃度10~10Mの範囲で一定であった。クロマト及びバッチ操作で得られたの値は、10%以内の差で一致した。
柴田 猛順; 小倉 浩一
Journal of the Physical Society of Japan, 64(9), p.3136 - 3140, 1995/09
被引用回数:5 パーセンタイル:64.32(Physics, Multidisciplinary)Gd、Ndの対称電荷移行反応では、その原子構造から限られた反応経路のみが可能なことを考察し、これをもとに衝突エネルギー2eV~5keVでの電荷移行断面積を計算した。Gdでは共鳴電荷移行のみの反応しか起こらないのに対し、ネオジムでは数100eV以上の衝突エネルギーで近共鳴電荷移行も同時に起こるため、断面積が大きくなる。また測定値と比較するため、測定時のイオン・原子の準位分布を考慮し、すべての衝突組み合せについての断面積より、有効断面積も計算した。100~1000eVの衝突エネルギーで、絶対値は測定値の約2/3であるが、そのエネルギー依存性はよく一致した。