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Tobacco BY-2 cells have a transient and leaky DNA-damage checkpoint at G$$_{2}$$/M phase after $$gamma$$-ray irradiation

タバコBY-2細胞では$$gamma$$線照射後に一過性で緩いDNA損傷チェックポイントが働く

横田 裕一郎; 舟山 知夫; 和田 成一*; 長谷 純宏; 小林 泰彦; 井上 雅好*; 田中 淳; 鳴海 一成

Yokota, Yuichiro; Funayama, Tomoo; Wada, Seiichi*; Hase, Yoshihiro; Kobayashi, Yasuhiko; Inoue, Masayoshi*; Tanaka, Atsushi; Narumi, Issei

葉状植物を含む多くの高等植物は、個体及び細胞レベルで高い放射線耐性を示すが、その機序は明らかにされていない。本研究では、タバコ培養細胞(BY-2)をモデル植物細胞として、この問題に取り組むために、$$gamma$$線で照射したBY-2細胞における細胞周期チェックポイントの解析と微小核誘発率測定を行った。その結果、G$$_{2}$$/M期細胞区は照射後24時間で一過的に増加した。また、少なくとも一個の微小核を持つ細胞の割合は、照射後48時間で急勾配で増加した。これらのことから、BY-2細胞は、G2期において一過性かつ緩いDNA損傷チェックポイント機構を持ち、結果として、$$gamma$$線照射後に微小核が高頻度で誘発されると考えられた。これは、ゲノムの不安定性を増加させるので、一見すると生物にとって良くないと思われがちだが、限られた寿命の間に、他の競合相手よりも多く太陽光を得るために、早く増殖する必要がある高等植物にとっては許容できることなのであろうと思われた。

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