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重粒子線照射により誘導されるヒト正常線維芽細胞の分化

Heavy ion-induced differentiation of normal human fibroblasts

楚良 桜; 浜田 信行*; 片岡 啓子*; 小林 泰彦; 坂下 哲哉; 舟山 知夫

Sora, Sakura; Hamada, Nobuyuki*; Kataoka, Keiko*; Kobayashi, Yasuhiko; Sakashita, Tetsuya; Funayama, Tomoo

低LET放射線に比べて、重粒子線は線量分布の集中性に優れており、殺細胞効果も高いことが知られている。われわれは、放射線により誘発される遅延的細胞増殖死にLET依存性があること、そして、放射線照射子孫細胞への形態学的分化の誘導にLET依存性があることをこれまでに明らかにしてきた。そこで、本研究では、放射線が直接照射された細胞における形態学的分化の誘導と、照射された線量や線質との関係について明らかにすることを目的とし、$$^{60}$$Co $$gamma$$線(LET=0.2keV/$$mu$$m)、又は炭素線(18.3MeV/nucleon, 108keV/$$mu$$m)を照射したヒト正常線維芽細胞における形態学的分化の誘導を解析した。その結果、照射細胞において、分化は線量依存的に誘導され、照射3日後と5日後での分化の誘導に対する$$gamma$$線を基準とした炭素線の生物学的効果比が、約4であることがわかった。

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