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Synthesis of palladium nanoparticles in a ceramic matrix using radiation grafting method

放射線グラフト重合法を用いたセラミックス中のパラジウムナノ粒子の合成

吉村 公男; 箱田 照幸; 杉本 雅樹; 山本 春也; 吉川 正人

Yoshimura, Kimio; Hakoda, Teruyuki; Sugimoto, Masaki; Yamamoto, Shunya; Yoshikawa, Masahito

耐熱性で高温用の触媒基材として有望な炭化ケイ素(SiC)セラミックスに触媒能を付与するため、その前駆体高分子であるポリカルボシラン(PCS)高分子にパラジウム(Pd)イオンを配位する放射線グラフト処理を行った試料を高温の不活性ガス中で焼成転換し、Pdナノ粒子を含有する炭化ケイ素(SiC)セラミック粉末を作製した。この粉末のTEM観察、並びにXRD分析から、焼成温度が900$$^{circ}$$Cでは2$$sim$$5nmのPd粒子がその粉末微粒子表面に分散するが、1100$$^{circ}$$Cでの焼成ではPd粒子は凝集して粗大化し、一部がシリサイドとなることがわかった。900$$^{circ}$$Cで焼成したSiCセラミック粉末に分散したPdの触媒能を調べるため、250$$^{circ}$$Cに加熱してシクロヘキサンに接触させたところ920$$sim$$1140ppmvの二酸化炭素が発生し、燃焼触媒として機能することがわかった。以上の結果から、放射線グラフト重合により作製したPdイオン配位PCS高分子を900$$^{circ}$$Cで焼成転換することで、燃焼触媒として機能するPdナノ粒子を分散・析出させたSiCセラミック粉末が作製できることがわかった。

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分野:Chemistry, Physical

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