強磁場NMRによるUTeの磁気揺らぎと超伝導の研究

High-field NMR study of spin fluctuations and superconductivity in UTe

徳永 陽  ; 酒井 宏典   ; 神戸 振作  ; Opletal, P.  ; 常盤 欣文  ; 芳賀 芳範   ; 松村 拓輝*; 北川 俊作*; 石田 憲二*; 青木 大*; Knebel, G.*; Lapertot, G.*; Krmer, S.*; Horvati, M.*

Tokunaga, Yo; Sakai, Hironori; Kambe, Shinsaku; Opletal, P.; Tokiwa, Yoshifumi; Haga, Yoshinori; Matsumura, Hiroki*; Kitagawa, Shunsaku*; Ishida, Kenji*; Aoki, Dai*; Knebel, G.*; Lapertot, G.*; Krmer, S.*; Horvati, M.*

UTeは2018年末に超伝導が発見されて以来、その特異な性質のために大いに注目を集めている。我々は現在、このUTeにおいて強磁場下の磁気揺らぎの特性を明らかにすべく、超純良単結晶を用いたNMR研究を進めている。今回、フランス国立強磁場研究所の36テスラ級水冷式マグネットを用いて、磁場を結晶のb軸方向に印加しながら、超伝導転移温度の直上で核磁気緩和率(1/Tおよび1/T)の磁場依存性の測定を行った。講演ではその実験結果を報告し、超伝導を磁場で強化するメカニズムについて議論する。

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