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論文

Molybdenum adsorption properties of alumina-embedded mesoporous silica for medical radioisotope production

Saptiama, I.*; Kaneti, Y. V.*; Oveisi, H.*; 鈴木 善貴; 土谷 邦彦; 高井 公子*; 榮 武二*; Pradhan, S.*; Hossain, M. S. A.*; 福光 延吉*; et al.

Bulletin of the Chemical Society of Japan, 91(2), p.195 - 200, 2018/02

 被引用回数:36 パーセンタイル:88.81(Chemistry, Multidisciplinary)

放射化法で製造した$$^{99}$$Moは比放射能が低いことから、医療用Mo吸着材として高いMo吸着性能を有する材料の開発が必要である。このため、メソポーラス構造を持つシリカの表面にアルミナを含浸させた構造を持つ材料(Al-MPS)を開発した。本研究では、Al-MPSのAl/Si比及び焼結温度の違いによるモリブデンの吸着特性への影響を調べた。この結果、750$$^{circ}$$Cで焼結した時、Al/Si比の増加とともにAl-MPSの比表面積は低下傾向にあったが、空孔間の距離、空孔径等はほぼ同じであった。Al-MPSのMo吸着量は、Al/Si比の増加とともに増加することが分った。さらに、Mo吸着量は、使用するMo溶液のpHに影響することも分った。

論文

Mesoporous alumina as an effective adsorbent for molybdenum (Mo) toward Instant production of radioisotope for medical use

Saptiama, I.*; Kaneti, Y. V.*; 鈴木 祐未*; 鈴木 善貴; 土谷 邦彦; 榮 武二*; 高井 公子*; 福光 延吉*; Alothman, Z. A.*; Hossain, M. S. A.*; et al.

Bulletin of the Chemical Society of Japan, 90(10), p.1174 - 1179, 2017/10

 被引用回数:39 パーセンタイル:86.09(Chemistry, Multidisciplinary)

放射化法における$$^{99}$$Moは比放射能が低いことから、医療用Mo吸着材として高いMo吸着性能を有する材料が求められている。このため、メソポーラス構造を持つアルミナの開発を進めている。本研究では、メソポーラスアルミナ(MA)を開発し、比表面積や結晶構造の違いによるMo吸着性能の評価を行った。この結果、焼結温度の違いによるMAの気孔径や比表面積の違いを明らかにするとともに、Mo溶液の違いによるMo吸着性能を明らかにした。

論文

Observation of high-$$j$$ quasiparticle states in $$^{249}$$Cm by in-beam $$gamma$$-ray spectroscopy using heavy-ion transfer reactions

石井 哲朗; 牧井 宏之*; 浅井 雅人; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 重松 宗一郎*; 金子 順一*; 静間 俊行; et al.

Physical Review C, 78(5), p.054309_1 - 054309_11, 2008/11

 被引用回数:14 パーセンタイル:67.09(Physics, Nuclear)

We have measured deexcitation $$gamma$$ rays in $$^{249}$$Cm populated by one-neutron stripping reactions with a $$^{248}$$Cm target and a 162 MeV $$^{16}$$O, a 162 MeV $$^{18}$$O, and a 120 MeV $$^{13}$$C beams. $$gamma$$ rays in $$^{249}$$Cm were identified by measuring kinetic energies of outgoing particles using Si $$Delta E$$-$$E$$ detectors. It was demonstrated that high-$$j$$ orbitals were selectively populated in the ($$^{16}$$O,$$^{15}$$O) reaction having a large negative $$Q$$ value. We have observed eight quasi-particle states above the deformed shell gap of $$N=152$$. The 1/2$$^{+}$$[620], 1/2$$^{-}$$[750], and 7/2$$^{+}$$[613] bands were extended up to 19/2$$^{+}$$, 19/2$$^{-}$$, and 13/2$$^{+}$$ states, respectively. We have established the 9/2 9/2$$^{+}$$[615] state at 526 keV, the 9/2 9/2$$^{+}$$[604] state with a short life of $$T_{1/2}ll 2$$ ps at 1030 keV, and the 11/2 11/2$$^{-}$$[725] state with $$T_{1/2}=19(1)$$ ns at 375 keV. Furthermore, the 17/2 1/2$$^{+}$$[880] state, having a large component of the $$k_{17/2}$$ spherical single-particle state, has been identified at 1505 keV. We discuss the properties of those quasi-particle states in the framework of a deformed shell model.

論文

In-beam $$gamma$$-ray spectroscopy of neutron-rich nuclei in the uranium region through the heavy-ion transfer reaction

石井 哲朗; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 小浦 寛之; 重松 宗一郎*; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 静間 俊行; et al.

Nuclear Physics A, 805(1-4), p.257 - 259, 2008/06

中性子過剰核$$^{236}$$Th, $$^{240,242}$$U, $$^{246}$$Pu, $$^{250}$$Cmの脱励起$$gamma$$線を初めて測定し、それぞれ10$$^{+}$$, 12$$^{+}$$, 8$$^{+}$$, 12$$^{+}$$, 12$$^{+}$$状態までの回転バンドを確立した。さらに$$^{240}$$Uでは、9$$^{-}$$状態までの八重極振動バンドを観測した。これらの原子核は、$$^{rm{nat}}$$U, $$^{244}$$Pu, $$^{248}$$Cm標的と$$^{18}$$Oビームとの($$^{18}$$O, $$^{16}$$O)及び($$^{18}$$O, $$^{20}$$Ne)2核子移行反応により生成した。Si$$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて散乱粒子$$^{16}$$O及び$$^{20}$$Neの運動エネルギーを選択することにより、残留核の$$gamma$$線を同定した。回転バンドの慣性能率及び中性子軌道のエネルギー準位の系統性より、中性子数152の変形閉殻が、陽子数96以上では存在するが陽子数94のPuでは消失することを明らかにした。また第1励起エネルギーの中性子数依存性より、中性子数164が球形閉殻になる可能性を示唆した。

論文

In-beam $$gamma$$-ray study of the neutron-rich nuclei of $$^{240}$$U, $$^{246}$$Pu, and $$^{250}$$Cm produced by the ($$^{18}$$O, $$^{16}$$O) reaction

石井 哲朗; 重松 宗一郎*; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 静間 俊行; 金子 順一*; et al.

Physics of Atomic Nuclei, 70(8), p.1457 - 1461, 2007/08

 被引用回数:9 パーセンタイル:58.39(Physics, Nuclear)

中性子過剰核$$^{240}$$U, $$^{246}$$Pu, $$^{250}$$Cmの励起準位構造をインビーム$$gamma$$線分光法により研究した。これらの原子核は、原子力機構・東海タンデム加速器施設において、$$^{238}$$U, $$^{244}$$Pu, $$^{248}$$Cm($$^{18}$$O, $$^{16}$$O) 2中性子移行反応により生成した。Si $$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて散乱粒子$$^{16}$$Oを識別し、さらに$$^{16}$$Oの運動エネルギーを選択することにより、残留核$$^{240}$$U, $$^{246}$$Pu, $$^{250}$$Cmの脱励起$$gamma$$線を同定した。$$gamma$$線測定の結果より、これらの原子核の基底回転バンドを12$$^{+}$$ 状態まで確立した。回転バンドの慣性能率より、中性子数152の変形閉殻が陽子数96のCmまでは存在し、陽子数94のPuでは消失することを明らかにした。

論文

Ground-state bands of neutron-rich $$^{236}$$Th and $$^{242}$$U nuclei and implication of spherical shell closure at $$N=164$$

石井 哲朗; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 小浦 寛之; 重松 宗一郎*; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 金子 順一*; et al.

Physical Review C, 76(1), p.011303_1 - 011303_5, 2007/07

 被引用回数:13 パーセンタイル:67.67(Physics, Nuclear)

$$^{238}$$U, $$^{244}$$Pu標的と($$^{18}$$O, $$^{20}$$Ne)2陽子ピックアップ反応を利用したインビーム$$gamma$$線分光により、中性子過剰核$$^{236}$$Th, $$^{242}$$Uの基底状態バンドをそれぞれ10$$^+$$, 8$$^+$$状態まで確立した。$$^{236}$$Th, $$^{242}$$Uの脱励起$$gamma$$線は、Si $$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて$$^{20}$$Neの運動エネルギーを選択することにより同定した。U, Puの第1励起準位のエネルギーはN=146付近で極小値をとることが明らかになり、このことより、Z=92領域ではN=164で球形閉殻になる可能性を指摘した。さらにKoura-Yamada単一粒子ポテンシャルを用いた計算により、$$^{256}$$U原子核では、N=164に1.8MeVのエネルギーギャップが存在することを示した。

論文

Ground-state band of the neutron-rich transuranium nucleus $$^{250}$$Cm$$_{154}$$

石井 哲朗; 重松 宗一郎; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 静間 俊行; 金子 順一*; et al.

Journal of the Physical Society of Japan, 75(4), p.043201_1 - 043201_4, 2006/04

 被引用回数:19 パーセンタイル:69.9(Physics, Multidisciplinary)

$$^{248}$$Cm標的と162MeVの$$^{18}$$Oビームによる2中性子移行反応を利用したインビーム$$gamma$$線分光により、中性子過剰の超ウラン元素$$^{250}$$Cmの基底状態バンドをスピン12まで確立した。$$^{250}$$Cmの脱励起$$gamma$$線は、Si $$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて$$^{16}$$O粒子の運動エネルギーを選択することにより同定した。$$^{250}$$Cm$$_{154}$$の慣性能率は、$$^{248}$$Cm$$_{152}$$の慣性能率よりもかなり小さいことが明らかになった。この結果は、Cmにおいて$$N=152$$が変形閉殻構造を有することを支持している。

論文

In-beam $$gamma$$-ray spectroscopy of $$^{240}$$U using the ($$^{18}$$O,$$^{16}$$O) reaction

石井 哲朗; 重松 宗一郎; 浅井 雅人; 牧嶋 章泰*; 松田 誠; 金子 順一*; Hossain, I.*; 市川 進一; 河野 俊之*; 小川 雅生*

Physical Review C, 72(2), p.021301_1 - 021301_5, 2005/08

 被引用回数:19 パーセンタイル:76.78(Physics, Nuclear)

200MeVの$$^{18}$$Oビームと$$^{238}$$U標的による2核子移行反応により、中性子過剰核である$$^{240}$$Uの脱励起$$gamma$$線を測定した。Si $$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて$$^{16}$$O粒子と同時計測することにより、$$^{240}$$Uの$$gamma$$線であることを同定した。$$^{16}$$O粒子の運動エネルギーの値を使い、$$^{240}$$Uの励起エネルギーを中性子分離エネルギー以下に限定した。$$^{240}$$Uにおいて、12$$^{+}$$状態までの基底バンドと9$$^{-}$$状態までの$$K^{pi}=0^{-}$$の8重極バンドを確立した。$$^{240}$$Uの8重極バンドヘッドは、$$^{236,238}$$Uのものよりも100keVほど高いエネルギーに位置する。このことは、U原子核の8重極相関が、中性子数144から146の領域で第2の極大値を持つことを示唆している。

論文

Gamma-ray spectroscopy of the neutron-rich Ni region through heavy-ion deep-inelastic collisions

石井 哲朗; 浅井 雅人; 牧嶋 章泰*; Hossain, I.*; Kleinheinz, P.*; 小川 雅生*; 松田 誠; 市川 進一

European Physical Journal A, 13(1-2), p.15 - 19, 2002/01

$$gamma$$線分光により中性子過剰Ni領域核を研究した。重イオン深部非弾性散乱により生成された半減期1ナノ秒以上のアイソマーから放出される$$gamma$$線を「アイソマースコープ」で測定した。二重閉殻Ni-68とその隣接核Cu-69の核構造を殻模型に基づいて考察する。さらに、中性子過剰Ni領域核の将来計画についても議論する。

論文

Nano-second isomers in neutron-rich Ni region produced by deep-inelastic collisions

石井 哲朗; 浅井 雅人; 松田 誠; 市川 進一; 牧嶋 章泰*; Hossain, I.*; Kleinheinz, P.*; 小川 雅生*

Acta Physica Polonica B, 32(3), p.739 - 746, 2001/03

原研タンデムブースター加速器で、重イオン深部非弾性散乱により中性子過剰のNi領域の原子核を生成し、核分光の手法を用いて核構造を研究した。われわれの開発した測定器「isomer-scope」を使用することにより、ナノ秒以上のアイソマー状態から放出される$$gamma$$線を非常に感度よく測定することに成功し、$$^{64}$$Co,$$^{68}$$Ni,$$^{67,69,71}$$Cuなどに新アイソマーを発見した。二重閉殻$$^{68}$$Niでは四重極遷移に対する有効電荷を導出し、芯の偏極度を評価した。また、その隣接核の$$^{69,71}$$Cuでは、$$^{68}$$Niなどのエネルギー準位を核子-核子残留相互作用として用いることにより、殻模型計算が実験値を非常に精度よく再現することを示した。$$^{67}$$Cuでは強度の大きなE3遷移を観測し、集団運動の八重極振動と芯の外の陽子が強く結合している可能性を示した。

論文

Nanosecond isomers in neutro-rich $$^{67}$$Cu and $$^{64}$$Co and a fast ${it E3}$ transition in $$^{67}$$Cu

浅井 雅人; 石井 哲朗; 牧嶋 章泰*; Hossain, I.*; 小川 雅生*; 市川 進一

Physical Review C, 62(5), p.054313_1 - 054313_7, 2000/11

 被引用回数:18 パーセンタイル:68.98(Physics, Nuclear)

重イオン深部非弾性散乱を用いたインビーム$$gamma$$線核分光により、中性子過剰核$$^{67}$$Cu,$$^{64}$$Coの励起準位に数ナノ秒の半減期を持つアイソマーを同定し、励起準位の構造を明らかにした。$$^{67}$$Cuアイソマーは抑制されたM1遷移であり、その陽子中性子配位を明らかにした。また単一粒子準位間に強いE3遷移が観測され、$$^{67}$$Cuでは強い粒子-振動結合が現れていることがわかった。$$^{64}$$Coではアイソマーの寿命や$$gamma$$線分岐比から、励起準位の陽子中性子配位を明らかにした。

論文

Core-excited states in the doubly magic $$^{68}$$Ni and its neighbor $$^{69}$$Cu

石井 哲朗; 浅井 雅人*; 牧島 章泰*; Hossain, I.*; 小川 雅生*; 長谷川 純*; 松田 誠; 市川 進一

Physical Review Letters, 84(1), p.39 - 42, 2000/01

 被引用回数:65 パーセンタイル:88.37(Physics, Multidisciplinary)

深部非弾性散乱$$^{70}$$Zn(8MeV/A)+$$^{198}$$Ptを用いて、$$^{68}$$Niに半減期23(1)nsの8$$^{+}$$アイソマーを発見した。これにより、g$$_{9/2}$$軌道の中性子に対する有効電荷1.5(1)eが得られた。$$^{69}$$Cuでは19/2$$^{-}$$アイソマー(半減期22(1)ns)を発見し、自由パラメーターを用いない殻模型計算により、その状態が$$pi$$p$$_{3/2}$$$$nu$$g$$_{9/22}$$$$nu$$p$$_{1/2-2}$$であることを示した。さらに陽子の2p-1h励起状態のバンドを観測した。

論文

Core-excited states in the doubly magic $$^{68}$$Ni and its neighbor $$^{69}$$Cu

石井 哲朗; 浅井 雅人*; 牧嶋 章泰*; Hossain, I.*; 小川 雅生*; 長谷川 純*; 松田 誠*; 市川 進一

AIP Conference Proceedings 495, p.67 - 70, 1999/12

深部非弾性散乱$$^{70}$$Zn(8MeV/A)+$$^{198}$$Ptを用いて、$$^{68}$$Niに半減期23(1)nsの8$$^{+}$$アイソマーを発見した。これにより、g$$_{9/2}$$軌道の中性子に対する有効電荷1.5(1)eが得られた。$$^{69}$$Cuでは19/2$$^{-}$$アイソマー(半減期22(1)ns)を発見し、自由パラメーターを用いない殻模型計算により、その状態が$$pi$$p$$_{3/2}$$$$nu$$g$$_{9/22}$$$$nu$$p$$_{1/2-2}$$であることを明らかにした。さらに陽子の2p-1h励起は、$$^{69}$$Cuに大きな集団性をもたせることを示した。

論文

The ($$nu$$g$$_{9/22}$$$$pi$$p$$_{3/2}$$)$$_{19/2}$$- isomer in $$^{71}$$Cu and the prediction of its $$E2$$ decay from the shell model

石井 哲朗; 浅井 雅人*; Hossain, I.*; P.Kleinheinz*; 小川 雅生*; 牧嶋 章泰*; 市川 進一; 伊東 幹彦*; 石井 三彦*; J.Blomqvist*

Physical Review Letters, 81(19), p.4100 - 4103, 1998/11

 被引用回数:42 パーセンタイル:83.59(Physics, Multidisciplinary)

重イオン深部非弾性散乱$$^{76}$$Ge(8MeV/u)+$$^{198}$$Ptにより、二重閉殻$$^{68}$$Niに3核子が加わった原子核$$^{71}$$Cuに、半減期0.25(3)$$mu$$sのアイソマーを発見した。このアイソマーは4本の$$E2$$遷移により基底状態に遷移し、通常の3核子型アイソマーとは異なった崩壊様式をする。二本の残留相互作用を$$^{70}$$Cu及び$$^{70}$$Niのエネルギー準位の実験値を採用することにより、自由パラメーターを用いない殻模型の計算を行った。この計算は、新しく発見した$$^{71}$$Cuのエネルギー準位を極めて精度よく予言し、これらの準位が$$nu$$g$$_{9/22}$$$$pi$$p$$_{3/2}$$の配位を持つことを明らかにした。

論文

Isomer-scope: A new instrument for in-beam $$gamma$$-ray spectroscopy through deep inelastic collisions

石井 哲朗; 伊東 幹彦*; 石井 三彦; 牧嶋 章泰*; Hossain, I.*; 早川 岳人*; 河野 俊之*; 小川 雅生*

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 395(2), p.210 - 216, 1997/00

 被引用回数:39 パーセンタイル:92.7(Instruments & Instrumentation)

重イオン深部非弾性散乱により生じたアイソマーを観測するための新測定器Isomer-scopeを開発した。Isomer-scopeは、Sc検出器と$$gamma$$線遮蔽、Ge検出器より構成される。Sc検出器は、ビーム様分裂片を受けとめ、そのエネルギーと時間の信号を出す。$$gamma$$線遮蔽はターゲットで放出される$$gamma$$線を遮蔽する。これにより、Isomer-scopeはビーム様分裂片のアイソマーからの$$gamma$$線を高感度で測定することができる。この測定器を用い、$$^{76}$$Ge(635MeV)+$$^{198}$$Pt反応により$$^{69}$$Cuに新しいアイソマーを発見した。新アイソマーは2741keVの励起エネルギーを持ち、半減期0.36(3)$$mu$$sで190-680-1871及び73-786-471-1711の$$gamma$$線カスケードで崩壊する。

口頭

中性子過剰核$$^{250}_{96}$$Cm$$_{154}$$のインビーム$$gamma$$線測定

石井 哲朗; 重松 宗一郎; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 静間 俊行; 金子 順一*; et al.

no journal, , 

$$^{248}$$Cm標的と162MeVの$$^{18}$$Oビームによる2中性子移行反応を利用したインビーム$$gamma$$線分光により、中性子過剰の超ウラン元素$$^{250}$$Cmの基底状態バンドをスピン12まで確立した。$$^{250}$$Cmの脱励起$$gamma$$線は、Si $$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて$$^{16}$$O粒子の運動エネルギーを選択することにより同定した。$$^{250}$$Cm$$_{154}$$の慣性能率は、$$^{248}$$Cm$$_{152}$$の慣性能率よりもかなり小さいことが明らかになった。この結果は、Cmにおいて$$N=152$$が変形閉殻構造を有することを支持している。本研究は、$$N=152$$を超える原子核での初めてのインビーム$$gamma$$線測定である。

口頭

($$^{18}$$O,$$^{20}$$Ne)反応を利用した中性子過剰核$$^{236}$$Th,$$^{242}$$Uのインビーム$$gamma$$線分光

石井 哲朗; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 重松 宗一郎*; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 金子 順一*; 當銘 勇人; et al.

no journal, , 

原子力機構東海タンデム加速器施設において、$$^{238}$$U, $$^{244}$$Pu標的を用いた($$^{18}$$O,$$^{20}$$Ne)2陽子ピックアップ反応により中性子過剰核$$^{236}$$Th及び$$^{242}$$Uを生成し、インビーム$$gamma$$線分光法により、それぞれ10$$^{+}$$, 8$$^{+}$$状態までの基底バンドを確立した。$$^{236}$$Thと$$^{242}$$Uの脱励起$$gamma$$線は、Si$$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて散乱粒子$$^{20}$$Neを識別するとともに運動エネルギーを選択することにより同定した。ウラン原子核の第1励起準位が中性子数146で極小値をとることより、中性子数164が球形閉殻になる可能性を示唆した。

口頭

In-beam $$gamma$$-ray spectroscopy of more neutron-rich nuclei than the $$beta$$-stability line in the U region; $$^{236}$$Th, $$^{240,242}$$U, $$^{246}$$Pu, $$^{250}$$Cm

石井 哲朗; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 小浦 寛之; 重松 宗一郎*; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 牧嶋 章泰*; 静間 俊行; et al.

no journal, , 

中性子過剰核$$^{236}$$Th, $$^{240,242}$$U, $$^{246}$$Pu, $$^{250}$$Cmの脱励起$$gamma$$線の測定に成功し、基底状態バンドを確立した。これらの原子核は、$$^{238}$$U, $$^{244}$$Pu, $$^{248}$$Cm標的と($$^{18}$$O, $$^{16}$$O), ($$^{18}$$O, $$^{20}$$Ne)2核子移行反応により生成した。散乱粒子を高分解能のSi $$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて測定し、脱励起$$gamma$$線と同時測定することにより生成核の$$gamma$$線を同定した。第1励起準位の系統性を中性子過剰側に拡張することにより、$$Z=94$$のPuでは$$N=152$$変形閉殻が消滅することを明らかにした。さらに、U, Pu領域では$$N=164$$で球形閉殻になる可能性を指摘した。

口頭

$$^{249}$$Cmにおける高軌道角運動量の準粒子状態

石井 哲朗; 牧井 宏之; 浅井 雅人; 塚田 和明; 豊嶋 厚史; 松田 誠; 静間 俊行; 牧嶋 章泰*; 當銘 勇人*; 重松 宗一郎*; et al.

no journal, , 

東海タンデム加速器施設において、放射性標的$$^{248}$$Cmと重イオンビームを用いた中性子ストリッピング反応により$$^{249}$$Cmを生成し、インビーム$$gamma$$線分光法により励起状態を調べた。$$^{249}$$Cmの脱励起$$gamma$$線は、Si$$Delta E$$-$$E$$検出器を用いて、散乱粒子の質量数と原子番号を識別するとともに運動エネルギーを選択することにより同定した。大きな負の$$Q_{gg}$$値を持つ($$^{16}$$O,$$^{15}$$O)反応は、$$Q_{gg}simeq 0$$の($$^{13}$$C,$$^{12}$$C)反応等よりも、高スピンの状態が励起されることを確認した。$$gammagamma$$同時相関,$$gamma$$線角度分布,$$gamma$$線強度比などのデータを解析し、$$N>152$$の8本のNilsson軌道を決定した。この中に、$$k_{17/2}(L=8)$$軌道から派生した1/2[880]軌道の候補も含まれている。

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