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増田 亮*; 小林 康浩*; 北尾 真司*; 黒葛 真行*; 齋藤 真器名*; 依田 芳卓*; 三井 隆也; 細井 浩平*; 小林 浩和*; 北川 宏*; et al.
Scientific Reports (Internet), 6, p.20861_1 - 20861_8, 2016/02
被引用回数:9 パーセンタイル:40.77(Multidisciplinary Sciences)We measured the SR Mssbauer spectra of Ni nanoparticles with a hexagonal structure that were synthesized by chemical reduction. To obtain Mssbauer spectra of the nanoparticles without 61-Ni enrichment, we developed a measurement system for Ni SR Mssbauer absorption spectroscopy without X-ray windows between the standard energy alloy and detector. The counting rate of the Ni nuclear resonant scattering in the system was enhanced by the detection of internal conversion electrons and the close proximity between the energy standard and the detector. The spectrum measured at 4 K revealed the internal magnetic field of the nanoparticles was 3.4 T, corresponding to a Ni atomic magnetic moment of 0.3 Bohr magneton. This differs from the value of NiC and the theoretically predicted value of hexagonal closed packed Ni and suggested the nanoparticle possessed intermediate carbon content between hcp-Ni and NiC of approximately 10 atomic percent of Ni.
壬生 攻*; 三井 隆也; 田中 雅章*; 増田 亮*; 北尾 真司*; 小林 康浩*; 依田 芳卓*; 瀬戸 誠*
Journal of Applied Physics, 117(17), p.17E126_1 - 17E126_4, 2015/05
被引用回数:2 パーセンタイル:9.14(Physics, Applied)Measurement of the magnetic hyperfine fields in metallic thin wires under spin Hall conditions was attempted using the emerging technique synchrotron radiation Mssbauer spectroscopy. A Mssbauer probe layer of Fe(0.2 nm), Fe(0.6 nm), or Sn(0.6 nm) was embedded as an electron spin detector near the surfaces of V, Au, Pt, and Fe wires. The magnitudes of the magnetic hyperfine fields at the Fe and Sn nuclear sites that could be enhanced by nonequilibrium conduction electron spin polarization were measured both without and with the application of an electric current along the wire. Changes in the Mssbauer spectra were not clearly observed, indicating that the magnetic hyperfine field induced by nonequilibrium spin polarization is smaller than the detection limit at least for the measured systems and conditions.
黒葛 真行*; 北尾 真司*; 小林 康浩*; 齋藤 真器名*; 増田 亮*; 三井 隆也; 依田 芳卓*; 瀬戸 誠*
Hyperfine Interactions, 226(1), p.687 - 691, 2014/04
被引用回数:3 パーセンタイル:69.82(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)The Mssbauer spectra of the 35.49 keV excited state of Te were observed in the energy domain using synchrotron radiation for the first time. The obtained isomer shifts and Debye temperature agree with previous experiments. These results show that this method will be applicable to various compounds.
黒葛 真行*; 北尾 真司*; 小林 康浩*; 齋藤 真器名*; 増田 亮*; 三井 隆也; 依田 芳卓*; 瀬戸 誠*
Journal of the Physical Society of Japan, 83(4), p.044708_1 - 044708_4, 2014/04
被引用回数:2 パーセンタイル:20.41(Physics, Multidisciplinary)The Te Mssbauer spectra of FeTe and FeTeSe were measured using synchrotron-radiation-based Mssbauer spectroscopy. The hyper fine field of Te in the antiferromagnetic phase of FeTe was evaluated to be 4(1) T at 20 K, and this hyper fine field is considered to be due to the transferred hyper fine field from Fe magnetic moments. The evaluated hyper fine field was comparatively large, suggesting the strong correlation with the magnetic moment of Fe that forms double stripe type magnetic structure. For the superconductor FeTeSe, no marked change in its Mssbauer parameters was observed below or above the superconducting transition temperature, indicating that the change in the electronic state of Te was small.
増田 亮*; 小林 康浩*; 北尾 真司*; 黒葛 真行*; 齋藤 真器名*; 依田 芳卓*; 三井 隆也; 伊賀 文俊*; 瀬戸 誠
Applied Physics Letters, 104(8), p.082411_1 - 082411_5, 2014/02
被引用回数:21 パーセンタイル:65.2(Physics, Applied)本研究では、核共鳴吸収に伴うX線と電子を同時に検出できる検出器を備えた装置を世界に先駆けて開発し、その装置と大型放射光施設SPring-8の大強度X線を用いて、YbBに含まれるYbの放射光メスバウアースペクトルを測定することに成功した。今後、さまざまな元素の放射光メスバウアー測定が可能になり、レアアース磁石などの磁石材料や錯体・触媒材料・エレクトロニクス材料といった機能性材料の研究に進展がもたらされることが期待できる。本研究の一部は科学研究費補助金・基盤研究S「同位体特定による局所状態解明のための先進的メスバウアー分光法開発」及び研究スタート支援「放射光を用いたネオジム核共鳴散乱法の開発」の補助を受け、SPring-8の利用課題として行われた。
増田 亮; 三井 隆也; 伊藤 恵司*; 小林 康浩*; 北尾 真司*; 瀬戸 誠
Journal of the Physical Society of Japan, 81(3), p.034714_1 - 034714_6, 2012/03
被引用回数:3 パーセンタイル:26.68(Physics, Multidisciplinary)Nuclear resonant forward scattering of synchrotron radiation by Sm and Fe Mssbauer spectroscopy were applied to SmFe and -SmFeH ( 3), in order to study the effect hydrogen absorption to the local electronic states. The differences between the parameters of hyperfine structure of SmFe and those of -SmFeH are discussed in connection with the modulation of local electronic states induced by the lattice expansion and the chemical effect by hydrogenation. The differences also imply the screening of the interactions between Sm and Fe by the inserted hydrogen atoms.
増田 亮; 三井 隆也; 小林 康浩*; 東谷口 聡*; 瀬戸 誠
Japanese Journal of Applied Physics, 48(12), p.120221_1 - 120221_3, 2009/12
被引用回数:8 パーセンタイル:33.37(Physics, Applied)物質からの準弾性散乱の測定用に、放射光メスバウアー放射を用いたneV分解能の分光光学系を開発した。本光学系は、FeOの核分光器とFeステンレススチールの核アナライザーで構成される。本光学系の性能試験として、過冷却状態のグリセリンによる準弾性散乱を、融点近傍で測定した。光学系の装置関数は42.2neVであった。そして、準弾性散乱による11neVのエネルギー広がりが観測できた。
瀬戸 誠; 増田 亮; 東谷口 聡*; 北尾 真司*; 小林 康浩*; 稲葉 千雅*; 三井 隆也; 依田 芳卓*
Physical Review Letters, 102(21), p.217602_1 - 217602_4, 2009/05
被引用回数:57 パーセンタイル:88.05(Physics, Multidisciplinary)放射光を用いてメスバウアー吸収スペクトルを測定する新しい方法を開発した。この方法は、同位体線源を用いた従来の手法では困難な核種等、ほとんどのメスバウアー核種に対して利用可能である。この方法を用いて、同位体線源では不可能なGe核種の68.752keVの励起準位を利用したメスバウアースペクトルを観測することに成功した。この結果は、本方法によって放射光の優れた特徴を生かした先進的メスバウアー測定が可能になることを示すものである。
三井 隆也; 瀬戸 誠; 増田 亮; 小林 康浩*; 北尾 真司*
Japanese Journal of Applied Physics, 47(9), p.7136 - 7139, 2008/10
被引用回数:7 パーセンタイル:30.06(Physics, Applied)Feを富化した反強磁性体FeBO単結晶のネール温度近傍における純核ブラッグ反射を利用して、SPring-8からエネルギー可変の高輝度メスバウアービームの取り出しを行った。本実験では、これをプローブに利用した放射光ベースの内部転換電子、X線メスバウアー分光の最初の測定に成功するとともに、放射光メスバウアービームの利点を浮き彫りにした。本実験では、高温腐食させた鉄試料の生成酸化物の同定・分離定量化や入射ビームの偏光性がスペクトルに与える影響も詳細に調べられた。
原見 太幹*; 北尾 真司*; 小林 康浩*; 三井 隆也
Hyperfine Interactions, 181(1-3), p.179 - 187, 2008/01
被引用回数:2 パーセンタイル:22.28(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)ミオグロビン(Mb)のアンフォールディングしたヘム構造は、直接X線による構造解析ができないことによって未解決である。塩酸グアニジンでアンフォールディングした一酸化炭素ミオグロビン(MbCO*)にメスバウア分光法を適用して研究した。測定スペクトルからMbCO*は塩酸グアニジンの濃度(16M)によらず一種類のスペクトルからなり、濃度とともにMbCO*のモル分率が増えている。Mbのグロビンが壊れている条件下では、MbCO*のヘム鉄のアイソマーシフトは天然Mbと異なることがわかった。このことと、既存のデータを含んで判断すると、MbCO*のヘムは近位ヒシツジンに配位したままであることを示している。
三井 隆也; 瀬戸 誠; 増田 亮; 桐山 幸治; 小林 康浩*
Japanese Journal of Applied Physics, Part 2, 46(28), p.L703 - L705, 2007/07
被引用回数:17 パーセンタイル:54.99(Physics, Applied)従来の硬X線による吸収分光や非弾性散乱は、分光結晶の回折角変化で入射X線のエネルギーを変化させることでeV-meV分解能のスペクトル測定が行われる。一方、われわれがSPring-8で実用化したneV分解能を持つ超単色X線による分光測定では、neV以下での精密なX線エネルギー変調技術が必要となるが、回折角変化による従来の方法では実現不可能である。本研究では、運動するSi単結晶からのX線回折で生じる光のドップラー効果を利用した超精密X線エネルギー変調光学素子を開発し、neVのエネルギー分解能を有し、かつneV以下の精度でエネルギー変調可能なビームの生成に成功し、放射光メスバウアー分光の最初の測定を実現した。このようなビームを利用することで、超高圧,強磁場,超低温を組合せた多重極限条件下における吸収散乱(メスバウアー分光,非弾性散乱)による未踏研究が実現するものと期待される。
三井 隆也; 瀬戸 誠; 平尾 直久*; 大石 泰生*; 小林 康浩*; 東谷口 聡*; 増田 亮*
Japanese Journal of Applied Physics, Part 2, 46(16), p.L382 - L384, 2007/04
被引用回数:12 パーセンタイル:44.48(Physics, Applied)エネルギー領域の放射光メスバウアー分光とX線集光装置を利用した新しい顕微分光光学系を開発した。応用として、RIによる従来法では測定困難なホールサイズ20m以下のDAC内で、マルチメガバール領域にまで加圧された鉄含有物質の核共鳴吸収スペクトルの測定を行い、短時間でのメスバウアー吸収スペクトル測定が可能であることを最初に実証した。
三井 隆也; 瀬戸 誠; 菊田 惺志*; 平尾 直久*; 大石 康生*; 武居 文彦*; 小林 康浩*; 北尾 真司*; 東谷口 聡*; 増田 亮*
Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 46(2), p.821 - 825, 2007/02
被引用回数:33 パーセンタイル:74.29(Physics, Applied)Feを富化した反強磁性体FeBO単結晶のネール温度近傍における純核ブラッグ反射を利用して、SPring-8の日本原子力研究開発機構の専用ビームラインBL11XUにおいて、neVオーダーのエネルギー分解能を持つ超単色のシングルラインX線を12000cpsの世界最高の強度で発生することに成功した。本実験では、得られた超単色X線のビーム特性と放射光メスバウアースペクトル測定におけるパフォーマンスが調べられた。放射光の微小ビームを利用した典型例として、ダイアモンドアンビルセル内の超高圧下における鉄多結晶の圧力誘起磁気転移も観測された。
増田 亮*; 東谷口 聡*; 北尾 真司*; 小林 康浩*; 瀬戸 誠*; 三井 隆也; 依田 芳卓*; 春木 理恵*; 岸本 俊二*
Journal of the Physical Society of Japan, 75(9), p.094716_1 - 094716_4, 2006/09
被引用回数:2 パーセンタイル:19.46(Physics, Multidisciplinary)Yb核種の放射光核共鳴散乱を初めて観測することに成功した。励起準備はYbの第二励起状態及びYb, Yb, Ybの第1励起状態の4つである。それぞれの励起状態のエネルギーと半減期は、Ybの第二励起状態、Yb, Yb, Ybの第1励起状態の順に、75.8780.007keV, 1.550.12ns, 78.7370.004keV, 1.710.13ns, 76.4650.006keV, 1.760.04ns, 82.1540.006keV, 1.820.09nsと見積もられた。Ybの放射光核共鳴散乱は、Ybを含む物質の研究に有益な測定手段となることが期待される。
三井 隆也; 小林 康浩*; 瀬戸 誠
Japanese Journal of Applied Physics, Part 1, 43(1), p.389 - 393, 2004/01
被引用回数:11 パーセンタイル:42.77(Physics, Applied)第三世代放射光の高輝度X線を利用した放射光メスバウアー顕微鏡の設計を行い、SPring-8の原研ビームラインBL11XUへの導入を行った。われわれの開発した装置では、マイクロメスバウアービームが高分解能モノクロメーター,多層膜X線集光ミラー,20ミクロンのピンホールスリットにより生成された。本装置を利用した走査式放射光メスバウアー測定の最初の例として、反強磁性体試料のメスバウアー時間スペクトルのX照射位置に対する依存性を調べた。得られた時間スペクトルには内部磁場の方向と試料の厚さ不均一による量子ビートパターンの変調が明瞭に観測された。この結果から、本装置は、超微細構造が不均一分布する試料の局所磁気構造解析に非常に有効であることが示された。
瀬戸 誠; 北尾 真司*; 小林 康浩*; 春木 理恵*; 依田 芳卓*; 三井 隆也; 石川 達雄*
Physical Review Letters, 91(18), p.185505_1 - 185505_4, 2003/10
被引用回数:31 パーセンタイル:78.04(Physics, Multidisciplinary)われわれは、放射光核共鳴非弾性散乱法と時間領域の核共鳴散乱測定法を組合せて利用することで、マグネタイトの幾何学的に異なるA,Bサイトに存在するFe元素の格子振動状態を分離測定することに世界で初めて成功した。このような元素とサイトを同時に特定したフォノン状態密度測定は中性子非弾性散乱法等では不可能なもので、副格子系材料の相転移機構の研究を格子振動の観点から、より精密に調べることができるようになった。
鈴木 喜雄; 林 隆也*; 岸本 泰明
Nuclear Fusion, 41(7), p.873 - 881, 2001/07
被引用回数:11 パーセンタイル:35.66(Physics, Fluids & Plasmas)コンパクトトロイド入射による核融合装置への燃料供給の理解のため、スフェロマック型コンパクトトロイド(SCT)を磁化プラズマ中へ入射するMHDシミュレーションを行っている。装置流域に対して、これまで用いていた角柱から、円筒を使用することにより、装置全体を考慮したシミュレーションが可能となった。シミュレーションの結果、SCTの進入距離は装置磁場の磁気圧力と磁気張力の和によって決定されることが明らかにされた。また、アルフベン波の伝播が磁気張力によるSCTの減速を緩和する働きを持っていることが見いだされた。本会議ではこれらの内容について発表を行うと同時に論文の投稿を行う。
鈴木 喜雄; 林 隆也*; 岸本 泰明
Earth Planets and Space, 53(6), p.547 - 551, 2001/06
被引用回数:2 パーセンタイル:9.6(Geosciences, Multidisciplinary)近年、核融合装置への先進的燃料供給法として、コンパクト・トロイド(CT)入射法が注目されている。本研究では、この手法で観測が予期されている磁気リコネクション過程に注目し、CT入射におけるこの役割について、磁気流体(MHD)シミュレーションを行うことにより考察をしている。その結果、CT入射過程において、CTの磁場と装置の磁場との間で磁気リコネクションが引き起こされており、CT磁場配位が破壊されるのが観測された。この結果は、磁気リコネクションが燃料供給機構として働いていることを意味している。また、入射されたCTは装置磁場から受けるローレンツ力によって減速されるが、磁気リコネクションがこの力を緩和する働きも持っていることが明らかにされた。
鈴木 喜雄; 林 隆也*; 岸本 泰明
Nuclear Fusion, 41(6), p.761 - 777, 2001/06
スフェロマック型コンパクトトロイド(SCT)入射による燃料供給のためには、SCTはドリフト管で移送する必要がある。しかしながらこの領域では装置からの漏れ磁場が、SCTの移行に影響を与える可能性がある。ドリフト管内でのSCTのダイナミクスを理解するため、MHD数値シミュレーションを行っている。ここでシミュレーション領域として同軸円筒を用いている。また、内部電極の効果を調べるため、内部円筒の長さの異なるシミュレーションを行っている。SCTの進入距離はこれまで考えられていた理論モデルよりも短くなること、円部円筒がある場合には進入距離がさらに短くなることが明らかにされた。これらの結果はTEXT-Uトカマクで行われた実験結果とよく合っている。さらにSCTの減速機構について議論している。
鈴木 喜雄; 林 隆也*; 岸本 泰明
Physics of Plasmas, 7(12), p.5033 - 5037, 2000/12
被引用回数:6 パーセンタイル:21.01(Physics, Fluids & Plasmas)コンパクトトロイド入射による核融合装置への燃料供給の理解のため、スフェロマック型コンパクトトロイド(SCT)を磁化プラズマ中へ入射するMHD数値シミュレーションを行っている。磁化プラズマ中へ入射したSCTは、これまで考えられてきたよりも複雑なダイナミクスを示す。SCTは、磁気圧力のみでなく磁気張力によっても減速される。これらの効果を考慮することにより、SCTの進入距離を決めるための新しい理解モデルを示している。さらに、モデルとシミュレーションの結果を比較することにより、SCT進入過程における磁気リコネクションの効果を議論している。磁化プラズマ中の磁場がとる2つの異なる磁気リコネクション過程のあいだの移行が磁気張力、すなわちSCTの減速を緩和していることを明らかにした。