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Vidaurre, J.; 野呂 尚子; 松澤 礼奈; 宮地 紀子
Proceedings of INMM 56th Annual Meeting (Internet), 10 Pages, 2015/07
原子力施設で働く職員は核物質の管理にかなりの責任がある。彼らは、核物質が正しくコントロールされていることを保証する必要がある。つまり、核物質の持ち出しや不正アクセスを検出し、阻止しまた、内外部の脅威から核物質を守る必要がある。同時に基本的な検証手段として核物質の計量管理を使用し核不拡散上、彼らの国のコミットメントに従う必要がある。様々なタスクを実行するためには、保障措置と核セキュリティの責任者は、それらの責務や仕事に見合った知識やスキル、姿勢を要求する。このニーズに対処するには、IAEAとその加盟国は一連のトレーニングコースを開催しており、その大多数は保障措置や計量管理に関する規制当局を対象としてきた。核セキュリティや保障措置の要件に総体的に取り組む施設の職員やオペレーターのためのコースもいくつかある。本論文では、核不拡散に集中する時代から保障措置と核セキュリティを取り巻く、今の幅広いアプローチへと変化する環境の中で、当局や施設の職員のためのトレーニングコースの進化を分析している。それは、近年いくつかの概念の発展を振り返ったり加盟国のトレーニングの焦点に関する方向性の正当化を試みるであろう。最後に、それは保障措置と核セキュリティの専門家の責務や仕事に関する計量管理において、核セキュリティや保障措置のトレーニングの強化と増加に向けたいくつかの具体的な提案をもたらす。
野呂 尚子; 直井 洋介; 松澤 礼奈
Proceedings of INMM 56th Annual Meeting (Internet), 9 Pages, 2015/07
核セキュリティ人材育成支援を効率よくすすめるため、中核拠点(COE)の連携・協働が重要視されている。ISCNは日本のCOEとして米国の支援のもと活動してきており、日中韓COEの協力推進にも貢献している。インドネシアからの人材育成支援協力の要請を受け、ISCNはインドネシアのCOE (I-CoNSEP, CSCA, CET)との連携を2015年よりスタートさせた。本論文はその日イ協力について協力の手法・概要を述べるとともに、COE連携の一つのモデルとして紹介した。
松澤 礼奈
核物質管理学会(INMM)日本支部第35回年次大会論文集(インターネット), 9 Pages, 2015/01
物理的防護システムの効果を確保するためには、設計・運用している物理的防護システムの有効性を評価することが重要である。日本国内においては、パフォーマンス・ベースのシステムの評価が法律で求められ、事業者が性能試験や定期的な訓練、年に一度の物理的防護演習を実施。これらはいずれも実働訓練の試みであるが、非実働の分析評価手法として、図上訓練が米国等で導入されている。本稿では、実働の分析評価手法一般と図上訓練の特徴を比較し、特にどういった場合において図上訓練が有効であるか、物理的防護システムの評価における図上訓練活用の可能性を論じる。
松澤 礼奈
日本原子力学会誌ATOMO, 56(11), p.737 - 739, 2014/11
核セキュリティにおける内部脅威にどう立ち向かうか、理解促進を目的として2014年4月に核不拡散・核セキュリティ総合支援センターが共催したIAEAの「内部脅威対策に係るトレーニングコース」について報告する。
小林 直樹; 直井 洋介; 若林 修二; 内藤 愛策; 濱田 和子; 野呂 尚子; 松澤 礼奈
核物質管理学会(INMM)日本支部第33回年次大会論文集(インターネット), 9 Pages, 2012/10
日本原子力研究開発機構核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)では、2011年4月からアジアを中心とした新興の原子力利用国の政府や事業者の担当者に対して、国内外において、核不拡散・核セキュリティ分野での人材育成支援事業を展開してきている。本稿では、ISCNにおける人材育成支援事業の概要を報告するとともに、特に核セキュリティ分野での人材育成支援事業を中心に、IAEA, 米国サンディア国立研究所の状況、また、近隣の中国,韓国での人材育成支援事業の進捗状況等についても概観し、ISCNの事業との連携・協力関係、相違点などを整理し、今後のISCNとこれら組織との協力関係について概観する。
直井 洋介; 小林 直樹; 濱田 和子; 野呂 尚子; 松澤 礼奈; 若林 修二; 野中 信之; 千崎 雅生; Scharmer, C.*; Duggan, R.*; et al.
Proceedings of INMM 53rd Annual Meeting (CD-ROM), 10 Pages, 2012/07
2010年のワシントンでの核セキュリティサミットにおいて、日本はアジア諸国を中心に人材育成支援や基盤整備支援などのキャパシティ・ビルディング支援を通じて核セキュリティの強化に資するために核不拡散・核セキュリティ総合支援センターを原子力機構に設置するとのコミットメントを行った。その総合支援センターはコミットメントにしたがって、2010年12月に設置され、以後1年半にわたって活動を実施してきた。その活動の概況と新たな核セキュリティトレーニングコースの開発について述べる。
松澤 礼奈
no journal, ,
ハンガリーにおける核セキュリティ実施体制について、特に原子力開発概要、規制体制、原子力施設のセキュリティ、サイバーセキュリティ対策に焦点をあてて説明する。
松澤 礼奈
no journal, ,
2014年4月に核不拡散・核セキュリティセンター(ISCN)で共催したIAEAの内部脅威対策に係るトレーニングコースの内容を説明。内部脅威対策の必要性と、その主な特徴に焦点をあてた。
野呂 尚子; 松澤 礼奈; 中村 陽
no journal, ,
2014年5月に核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)がIAEAと共催で開催した、国内政府関係者・事業者向けのコンピューター・セキュリティ・トレーニングコースに関し、その開発手法、課題、教訓等について発表する。
松澤 礼奈
no journal, ,
原子力3S(安全、核セキュリティ、保障措置)を総合的に高めることが重要であるという認識に基づいて、それぞれの概要と課題、3Sのシナジーについて議論する。特に発表者は核セキュリティの専門家として、核セキュリティの概要、強化のための国際的な取り組みや強化支援、原子力新興国における導入努力、現在の課題について述べるとともに、3Sのシナジーに関する議論に参加する。
松澤 礼奈
no journal, ,
原子力機構核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)は、米国エネルギー省国家核安全保障局(NNSA)及びサンディア国立研究所(SNL)の協力を得て国内向けの図上演習(TTX)トレーニングコースを開発し、最初のパイロットコースを2015年12月に原子力発電所において成功裏に実施した。本論文では、ISCNがどのように原子力施設向けのTTXコースを開発したのか、コースの設計と実施の段階で得たグッドプラクティスと課題について説明する。
松澤 礼奈
no journal, ,
本論文では、原子力機構核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)の設立と日本の核セキュリティ分野のトレーニングセンターとしてのキャパシティ構築に関する経験を共有し、以て新しく同様のセンターを設立しようとしているあるいはさらに発展させようとしている国を支援することを目指す。
野呂 尚子; 松澤 礼奈; 中村 陽
no journal, ,
ISCNは、核セキュリティ分野の人材育成支援事業に関して、特にIAEA勧告文書INFCIRC/225/Rev.5に基づいた物理的防護の実施確保を目指して各種トレーニング等を実施してきた。当該勧告文書の内容理解促進を目的としたトレーニングの実施、物理的防護システム(PPS)の設計と評価に関するトレーニングコース、Rev.5で強調される核セキュリティ文化、内部脅威、コンピュータセキュリティに関するトレーニングコース等が該当するほか、導入的なセミナー等でもRev.5を紹介するなど発信。また、コースの開発・実施の中で、より効果的な人材育成を目指して、カリキュラム及び教材(講義資料、演習問題、理解度確認テスト)、ケーススタディを含むディスカッションセッション、トレーニングツール(PP実習フィールド、VR)の開発、これらを実施するためのインストラクターのスキルの確保等を行ってきた。人材育成支援を通してRev.5の普遍化に貢献してきた経験を発表する。
松澤 礼奈; 野呂 尚子; 中村 陽
no journal, ,
本論文では、JAEA核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN)の人材育成支援事業において、核セキュリティに関する効果的なトレーニングを実現するために物理的防護実習フィールドを活用してきた経験を共有する。これにより、各国の類似の支援センターの人材育成支援活動の参考としてもらい、以て世界の核セキュリティ強化に貢献することを目指す。