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報告書

ウラン濃縮研究棟の廃止措置

石仙 順也; 赤坂 伸吾*; 清水 修; 金沢 浩之; 本田 順一; 原田 克也; 岡本 久人

JAEA-Technology 2020-011, 70 Pages, 2020/10

JAEA-Technology-2020-011.pdf:3.37MB

日本原子力研究開発機構原子力科学研究所のウラン濃縮研究棟は、昭和47年に建設され、ウラン濃縮技術開発に関する研究等に用いられてきた。本施設では、平成元年度に発煙事象、平成9年度に火災事故が発生している。本施設は、平成10年度にウラン濃縮に関する研究は終了し、平成24年度に核燃料物質の搬出等を行い廃止措置に着手した。令和元年度、フード等の設備及び火災等による汚染が残存している管理区域の壁, 天井等の解体撤去を行い、管理区域内に汚染が残存していないことを確認して管理区域を解除し、廃止措置を完了した。解体撤去作業において発生した放射性廃棄物は、可燃性廃棄物が約1.7t、不燃性廃棄物が約69.5tである。今後は一般施設として、コールド実験等に利用される。

論文

Correlation effects among thermal displacements of atoms in KBr

佐久間 隆*; Xianglian*; 清水 識文*; Mohapatra, S. R.*; 磯崎 信宏*; 上原 寛之*; 高橋 東之*; Basar, K.*; 井川 直樹; 神嶋 修*

Solid State Ionics, 192(1), p.54 - 57, 2011/06

 被引用回数:10 パーセンタイル:52.84(Chemistry, Physical)

第3近接原子までの熱変位による相関効果を用いてKBr粉末の中性子散漫散乱を解析した。KBrの散漫散乱の振動項は、その他のイオン結晶と同様に第1,第2及び第3近接元素間の熱変位による相関効果によって説明でき、これら相関効果から、第1,第2及び第3近接元素間の力定数は各々0.83eV/$AA $^{2}$$, 0.50eV/$AA $^{2}$$, 0.41eV/$AA $^{2}$$と求めることができた。

報告書

バックエンド研究施設(BECKY)の運転管理; 第一期中期計画平成17年度$$sim$$平成21年度

田上 進; 清水 修; 佐野 成人; 今泉 明子; 飛田 浩; 永崎 陽輔; 黒羽根 史朗

JAEA-Review 2010-079, 90 Pages, 2011/03

JAEA-Review-2010-079.pdf:3.02MB

バックエンド研究施設(BECKY)は、核燃料サイクルや放射性廃棄物に関する安全研究及び基礎・基盤研究を実施する研究施設として、平成6年から供用を開始している。本施設は、コンクリートセル3基,鉄セル3基,グローブボックス30基,フード20基から構成される汎用性のある大型施設である。本施設の運転・保守及び管理は、保安規定に基づいて実施され、巡視点検,施設定期自主検査,保守点検等を行っている。また、核燃料物質使用にかかわる許認可変更業務を執り行うことで、研究開発を支援している。本報告書は、第一期中期計画(平成17年度$$sim$$平成21年度)のバックエンド研究施設の運転管理についてまとめたものである。

論文

Correlation effects among thermal displacements of atoms from diffuse neutron scattering measurements

佐久間 隆*; Mohapatra, S. R.*; 横川 穣*; 清水 識文*; 磯崎 信宏*; 上原 寛之*; Xianglian*; Basar, K.*; 高橋 東之*; 神嶋 修*; et al.

Proceedings of 12th Asian Conference on Solid State Ionics and 15th Chinese Conference on Solid State Ionics, p.439 - 445, 2010/00

イオン結晶,共有結晶及び金属結晶からの中性子散漫散乱に関して、原子の熱変位の相関効果を解析した。室温での最近接に位置する元素間での相関効果の値は結合状態によらず約0.7であり、この値は原子間距離の増加あるいは温度の低下に従って減少することが明らかになった。

論文

Generation and application of bremsstrahlung production data calculated by EGS4 code

坂本 幸夫; 平山 英夫*; 佐藤 理*; 清水 彰直*

Nuclear Technology, 168(3), p.585 - 590, 2009/12

 被引用回数:0 パーセンタイル:100(Nuclear Science & Technology)

$$gamma$$線の深層透過を積分方程式の形で解くインバリアント・エンベンディング(IE)法等の光子輸送計算コードによる二次光子としての制動放射線を考慮した$$gamma$$線ビルドアップ係数の計算では、制動放射線生成データが必要である。制動放射線の厳密な角度分布を取り扱うために電磁カスケードモンテカルロ計算コードEGS4で制動放射線の角度・エネルギー分布を評価した。電子対生成電子及びコンプトン散乱電子による制動放射線生成データを26元素(HからUまで)及び4化合物・混合物(水,コンクリート,空気,鉛ガラス)について整備した。整備したこれらのデータを前述のIE法に組み込んだビルドアップ係数計算における制動放射線の寄与は、すべてEGS4コードで行った場合の制動放射線の寄与と5%以内で一致した。この結果、$$gamma$$線の深層透過に対しても制動放射線を考慮した精度の高いビルドアップ係数の計算ができるようになった。

論文

Precise intensity measurements in the $$^{14}$$N(n,$$gamma$$)$$^{15}$$N reaction as a $$gamma$$-ray intensity standard up to 11 MeV

宮崎 格*; 坂根 仁*; 高山 寛和*; 笠石 昌史*; 東條 暁典*; 古田 昌孝*; 林 裕晃*; 末松 倫*; 楢崎 裕道*; 清水 俊明*; et al.

Journal of Nuclear Science and Technology, 45(6), p.481 - 486, 2008/06

 被引用回数:5 パーセンタイル:60.95(Nuclear Science & Technology)

$$^{14}$$N(n,$$gamma$$)$$^{15}$$N反応で放出する主要$$gamma$$線の絶対強度を0.3$$sim$$1.0%の精度で決定した。測定は、KURの中性子導管を用いて実施した。窒素のサンプルとしては、液体窒素及び重水置換メラミンを使用した。測定結果を従来の測定値と比較し、従来の測定データの問題点を指摘した。また、数MeV以上の$$gamma$$線エネルギーにおいて、$$gamma$$線検出効率の測定値とシミュレーションコードの計算結果に系統的な差の存在することを見いだし問題提起した。

論文

Periodic flux jump in superconducting Pb networks as consequence of the extended Little-Parks effect

石田 武和*; 松島 吉明*; 清水 誠*; 林 正彦*; 海老澤 丕道*; 佐藤 修*; 加藤 勝*; 小山 富男*; 町田 昌彦; 佐藤 和郎*; et al.

Physica C, 468(7-10), p.576 - 580, 2008/04

 被引用回数:3 パーセンタイル:81.25(Physics, Applied)

超伝導ネットワークの拡張リトルパークス効果は、磁場の関数として超伝導臨界温度が周期的に変動する現象である。本研究では、鉛を用いた蜂の巣格子と三角格子を電子線ビームリソグラフと蒸発鉛フィルムのリフトオフプロセスを組み合わせることで観測系を準備し、印可磁場を変動させて磁化をSQUIDを使って調べた。その結果、磁束跳躍の直接観察に初めて成功した。これは臨界温度の変動による超伝導臨界電流の変動が原因で磁束跳躍が起こることを直接観察したという点でインパクトが大きく、拡張リトルバークス効果の要因を初めて明らかにしたと言える成果である。

論文

Fusion plasma performance and confinement studies on JT-60 and JT-60U

鎌田 裕; 藤田 隆明; 石田 真一; 菊池 満; 井手 俊介; 滝塚 知典; 白井 浩; 小出 芳彦; 福田 武司; 細金 延幸; et al.

Fusion Science and Technology (JT-60 Special Issue), 42(2-3), p.185 - 254, 2002/09

 被引用回数:27 パーセンタイル:51.52(Nuclear Science & Technology)

JT-60及びJT-60Uは、ITER及び定常トカマク炉実現へ向けた物理基盤を構築することを目的として、炉心級プラズマにおける高総合性能の実証とその維持を目指した運転概念の最適化を行って来た。等価核融合エネルギー増倍率(=1.25)や核融合積(=1.5E21 m-3skeV)の達成に加えて、高い総合性能(高閉じ込め&高ベータ&高自発電流割合&完全非誘導電流駆動)を実証した。これらは、内部及び周辺部に輸送障壁を持つ高ポロイダルベータHモード及び負磁気シアモードで得られた。最適化の鍵は分布及び形状制御である。多様な内部輸送障壁の発見に代表されるように、JT-60/JT-60U研究はプラズマ諸量の空間分布の自由度と制限を強調して来た。各閉じ込めモードの閉じ込め研究に加えて、輸送及び安定性等によって支配されるコア部及び周辺ペデスタル部のパラメータ相関を明らかにした。これらの研究により、高閉じ込めモードのITERへの適合性を実証するとともに残された研究課題を明らかにした。

報告書

光学素子評価用試験装置の設計・製作

清水 雄一; 依田 修; 貴家 恒男*; 寺岡 有殿; 横谷 明徳; 柳原 美広*

JAERI-Tech 2000-021, p.45 - 0, 2000/03

JAERI-Tech-2000-021.pdf:3.01MB

現在、光量子科学研究センターにおいて、主として軟X線領域の光を発振するX線レーザーの研究開発が精力的に行われている。このレーザーの開発のためには、共振器ミラー用などに高性能な多層膜ミラーの光学素子が必要であり、これは軟X線に対する高い反射率や高強度パルスX線照射に対する耐熱性などが要求される。このための多層膜の反射率や表面損傷・粗さなどの特性値の評価は、使用波長領域の放射光X線を用いることによって可能であり、放射光施設のSPring-8などを利用して軟X線用多層膜の特性評価を行うことが重要である。この特性評価結果を製膜条件に反映させることにより多層膜光学素子の一層高性能を図ることができる。本報告は、このための標記試験装置を設計・製作し、SPring-8の原研専用軟X線ビームラインBL23SUに設置・調整した結果などを述べたものである。

論文

YAG laser Thomson scattering diagnostics on the JT-60U

波多江 仰紀; 長島 章; 北村 繁; 柏原 庸央*; 吉田 英俊*; 内藤 磨; 山下 修; 清水 和明; 佐久間 猛*; 近藤 貴

Review of Scientific Instruments, 70(1), p.772 - 775, 1999/01

 被引用回数:53 パーセンタイル:7.23(Instruments & Instrumentation)

JT-60UにおけるYAGレーザトムソン散乱測定装置は、炉心級プラズマの電子温度・密度分布の時間変化の測定を行うために開発された。YAGレーザは、繰り返し率10Hzの装置を、近年50Hzに改造し、現在15空間点を20msの周期で測定している。逐次分光干渉フィルター型のポリクロメーターでは、電子温度は、20eVから10keV程度までの測定が可能で、ディスラプションにより電流消滅中の低温プラズマから、臨界クラスの高性能負磁気シアプラズマまで、幅広い温度レンジでの測定が行われている。トムソン散乱光を検出するAPD(アバランシェフォトダイオード)は、その感度が温度に大きく影響を受ける。そのため、本装置では電子冷却素子を用いた温度制御により、APD素子の温度を一定に保ち、常に安定した感度を確保しているのが特長である。

論文

Role of divertor geometry on detachment and core plasma performance on JT60U

朝倉 伸幸; 細金 延幸; 伊丹 潔; 逆井 章; 櫻井 真治; 嶋田 道也; 久保 博孝; 東島 智; 清水 勝宏; 竹永 秀信; et al.

Journal of Nuclear Materials, 266-269, p.182 - 188, 1999/00

 被引用回数:53 パーセンタイル:4.2(Materials Science, Multidisciplinary)

JT-60Uにおけるオープン型ダイバータからW型ダイバータへの形状変化によるデタッチメントの発生とエネルギー閉じ込め特性への効果について調べた。(1)ダイバータ・デタッチメント時のプラズマ測定を精度よく行い、同じ主プラズマ密度でも、ダイバータで密度が増加し、温度から5eV程度まで低下することを観測した。(2)周辺部でのプラズマ流の方向について大型トカマクでは初めて測定した。放射損失分布の内外非対称性か、プラズマ流の方向に関係することを明らかにした。(3)ダイバータ部での粒子リサイクリングはW型が大きく、主プラズマ周辺部の粒子リサイクリングは、1/2程度に低下していることを観測した。ダイバータ部からの粒子の逆流を低減できた。(4)密度増加に伴いELMy Hモードの閉じこめ改善度は依然と同様低下する。W型改造により周辺部での中性粒子密度を1/2~1/3に低下できたが、閉じこめ改善効果は少ない。今後、ダイバータ部からの逆流やバッフル部からの粒子源を減少させることが必要である。

論文

Simultaneous heating by high power lower hybrid waves and neutral beams in the JT-60 tokamak

牛草 健吉; 今井 剛; 池田 佳隆; 坂本 慶司; F.X.Soeldner*; 高瀬 雄一*; 辻 俊二; 清水 勝宏; 内藤 磨; 上原 和也; et al.

Nuclear Fusion, 29(2), p.265 - 276, 1989/02

 被引用回数:16 パーセンタイル:41.69(Physics, Fluids & Plasmas)

線平均電子密度$$<$$3.5$$times$$10$$^{19}$$m$$^{-3}$$で20HWのNB加熱プラズマに、6MWまでのLHWを加えた結果、NB加熱時と同じ加熱効率でプラズマ蓄積エネルギーの上昇が見られた。この時、電子、イオン温度の上昇に加え、NBの入射エネルギー以上の高速イオンが生成されている。同じ密度領域のLH単独加熱では著しく高速電子が発生するのに対し、複合加熱時には高速電子の発生が抑制されている。

報告書

Lower hybrid wave heating into neutral beam heated plasma in the JT-60 tokamak

牛草 健吉; 今井 剛; 池田 佳隆; 坂本 慶司; F.X.Soldner*; 高瀬 雄一*; 辻 俊二; 清水 勝宏; 内藤 磨; 上原 和也; et al.

JAERI-M 88-115, 28 Pages, 1988/06

JAERI-M-88-115.pdf:0.87MB

20MWの中性粒子ビーム(NB)で加熱された、線平均電子密度$$<$$3.5$$times$$10$$^{19}$$m$$^{-3}$$のプラズマに6MWまでの低域混成波を入射した結果、NB単独時と同じインクリメンタルエネルギー閉じ込め時間でプラズマの蓄積エネルギーが増大した。この時、電子温度、イオン温度の上昇とともに低域混成波が入射されたビームイオンを加速するのが観測された。同じ密度領域での低域混成波単独加熱時には、著しい高速電子の発生があるのに対し、複合加熱時には高速電子の発生が抑制される。複合加熱時の低域混成波の加熱高率は電子密度の上昇とともに減少するが、Ray軌跡解析の結果、この依存性は近接条件によるものと推定される。ビームイオンの寄与を考慮した波の減衰の評価の結果、複合加熱時には波が電子に吸収される前にビームイオンに吸収されることが示された。

論文

Energy confinement analysis of neutral beam heated JT-60 discharges

吉田 英俊; 清水 勝宏; 白井 浩; 飛田 健次; 草間 義紀; 久保 博孝; 小出 芳彦; 逆井 章; 福田 武司; 永島 圭介; et al.

15th European Conf. on Controlled Fusion and Plasma Heating, Vol. 12, Pt. 1, p.163 - 166, 1988/00

TiCコーティングMo壁からグラファイト壁(壁温200~300$$^{circ}$$C)に変更後、JT-60は高プラズマ電流及び高密度に運転領域が拡大された。本論文はグラファイト後の中性粒子加熱時のエネルギー閉じ込め特性について論じたものである。主たる結論は1).エネルギー閉じ込めはプラズマ電流を高める事と加速電圧を高める事により改善される。2).低加速電圧(40KV以下)ではビーム成分の蓄積エネルギー低下のため閉じ込め時間が劣化すると共に密度依存性を示す、3).電子温度分布は加速電圧の影響を受け、低加速電圧ではConvection損失のためr$$<$$a/2領域の分布が平坦になるものとみられる、4).中性粒子入射時のPower deposition分布とは無関係に電子温度分布が不変(Profile eonsistency)なのは、密度の上昇と共に電子の熱伝導係数が改善されている可能性がある、等である。

口頭

Fracture mechanics analysis of ITER toroidal field coil

小野寺 勝*; 井口 将秀*; 齊藤 正克*; 濱田 一弥; 中嶋 秀夫; 奥野 清; 杉本 誠; 中平 昌隆; 喜多村 和憲; 高柳 貞敏*; et al.

no journal, , 

国際熱核融合実験炉(ITER)用トロイダル磁場コイルは、供用中検査が難しく、かつ繰り返し荷重を受けるので、疲労亀裂進展による寿命評価を行うことが重要である。TFコイルの運転条件に沿ってコイル・システムの全体応力解析を実施し、繰り返し応力が発生する場所を明らかにした。この繰り返し応力条件をもとに、コイル構造物に亀裂が生じ、進展した時の構造物の応力分布の変化を評価できるように、有限要素法により、亀裂をモデル化した部分詳細構造解析モデルを作成した。この詳細構造解析モデルを用いて、亀裂周辺部の応力計算を行い、亀裂の大きさと応力拡大係数の関係をまとめた。その結果、部材を貫通するような大きさの亀裂が発生しても、応力拡大係数は、材料の破壊靭性値に対して十分低いものであり、不安定破壊は起きないと考えられる。また、原子力機構が保有する極低温構造材料の疲労亀裂進展速度データを用いて、疲労寿命の評価を実施した結果、許容初期欠陥の大きさは約1000mm$$^{2}$$であり、十分検出可能な大きさである。これらの結果より、TFコイルは、3万回の繰り返し運転に対して、十分な疲労亀裂寿命を有することが判明した。

口頭

レーザー誘起ブレークダウン発光分光によるプルトニウムのスペクトル測定

赤岡 克昭; 加藤 政明; 宮部 昌文; 丸山 庸一郎; 音部 治幹; 清水 修; 若井田 育夫

no journal, , 

次世代の核燃料物質として利用が検討されている低除染のマイナーアクチノイド(MA)含有混合酸化物(MOX)燃料の遠隔・迅速な元素組成分析法として、レーザー誘起ブレークダウン発光分光法(LIBS)による遠隔分析法を開発している。Pu試料による実証試験を実現するため、グローブボックス内に遠隔操作で分光試験が可能な遠隔・分光分析システムを構築し、実証試験を開始した。2kPaのアルゴンガス雰囲気中でNd:YAGレーザー光(波長532nm、パルス強度5mJ、繰り返し10Hz)を焦点距離200mmのレンズでPu試料に集光照射し、100ショット積算することで発光スペクトルを得た。その結果、350nmから470nmの範囲で観測された数千のスペクトルのうち、300本以上をPuスペクトルとして同定することができた。

口頭

プルトニウムのアブレーション共鳴同位体分析法の研究開発

宮部 昌文; 大場 正規; 赤岡 克昭; 加藤 政明; 音部 治幹; 清水 修; 若井田 育夫

no journal, , 

「次世代燃料の遠隔分析技術開発とMOX燃料による実証的研究」におけるアブレーション共鳴吸収分光法を用いた同位体の分析特性に関する報告である。これまでに見出された同位体分光分析に最適な実験条件を用いて、プルトニウム・ウラン混合試料を用いた分光特性試験を実施した。その結果、プルトニウムの共鳴吸収スペクトルやプルトニウム元素組成の検量線測定に初めて成功し、本分析法の次世代燃料分析への適用性を評価した。

口頭

核燃料物質のレーザー遠隔分析技術開発,3-1; 研究開発の概要と結果

若井田 育夫; 赤岡 克昭; 宮部 昌文; 大場 弘則; 音部 治幹; 丸山 庸一郎; 加藤 政明; Khumaeni, A.; 反保 元伸*; 清水 修

no journal, , 

「次世代燃料の遠隔分析技術開発とMOX燃料による実証的研究」及び関連研究に関するシリーズ発表において、研究開発の背景及びMOX試料を用いた実証試験の結果について概説する。Pu酸化物試料の取り扱いを可能とするため、原子力機構NUCEF施設内のグローブボックス内にレーザー遠隔分光システムを構築した。本装置を用い、元素組成分析については、MOX試料によるLIBS分光により、母材であるU中においても、Puの発光線を分解識別することに成功し、Puの検量線がPu量に対して良い線形性を示すことを確認した。同様に同位体分析については、アブレーション共鳴吸収分光により、U中においても$$^{239}$$Puと$$^{240}$$Puの同位体をU同位体と分別識別することに成功した。同位体の共鳴吸収量の比は同位体比を表すとともに、Pu量に対して良い線形性を示すことも確認した。さらに、これらの分光操作に要する実質的な操作時間は、数分程度であることも確認できた。この結果は、本手法が、MOX試料中のPu元素組成・同位体組成の非接触・直接・迅速な定量分析に適用可能であることを実証するものである。これはまた、福島原子力発電所事故における溶融デブリのその場分析にも適用できる可能性を示唆したものと考えられる。

口頭

「常陽」における燃料交換機能の復旧作業状況,3; MARICO回収、UCS交換後のナトリウム純化運転

清水 俊二; 伊澤 修; 石崎 和彦; 武石 剛; 大和田 良平; 吉原 静也; 道野 昌信

no journal, , 

高速実験炉「常陽」では、平成19年に発生した「計測線付実験装置との干渉による回転プラグ燃料交換機能一部阻害」の復旧のため、平成26年に計測線付実験装置(以下、MARICO-2)試料部回収、炉心上部機構(以下、UCS)交換作業を実施した。本作業に伴い、原子炉容器内への不純物混入により原子炉容器内のナトリウムの純度が低下した。また、一部は原子炉容器内の構造物に吸着された。この状態で1次冷却系にナトリウムを充填した場合、1次冷却系全体に純度の低下したナトリウムが拡散し、ナトリウム中の不純物が析出し配管・弁等の閉塞が懸念されたため、安全にナトリウムを純化する方法として、段階的にナトリウム中不純物を希釈しながら、不純物が吸着された原子炉容器内構造物とナトリウムとの接液面積を制限しながらの純化運転を実施した。その結果、系統を閉塞させることなく純化運転を完了し、原子炉容器内ナトリウムの安全で確実な純化運転方法を確立した。本発表は、MARICO-2試料部回収、UCS交換作業後のナトリウム純化運転について報告するものである。

口頭

Status of the ITER plasma modeling activities in JAEA

白石 淳也; 本多 充; 林 伸彦; 相羽 信行; 藤間 光徳; 松山 顕之; 内藤 磨; 宮田 良明; 井上 静雄; 成田 絵美; et al.

no journal, , 

原子力機構はITERプラズマモデリングに関して様々な研究分野に貢献してきた。そのなかでも、原子力機構における最近の統合モデリング活動について報告する。統合モデリングは、ITERのような自律的で複雑な挙動を示すプラズマのシミュレーションには必要不可欠である。原子力機構では統合モデリングコードTOPICSを開発してきた。TOPICSは、その予測正確性を高めるために様々な物理モデルを導入し、ITERプラズマに対する知見を与えてきた。最近では、ITERにおけるトロイダル回転の予測シミュレーションに成功した。TOPICSを3次元平衡コードVMEC及び3次元ドリフト運動論方程式ソルバーFORTEC-3Dと結合することにより、NTV及び径方向電場を計算すうことに成功し、その結果回転を自己無撞着に計算した。もう一つの成果としてITERにおいてペレット入射によるELMペーシングの定量的評価に成功した。TOPICSに新しいペレットモデルを導入し、MHD安定性コードMARG2Dと結合することでELMペーシングのシミュレーションに成功した。

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