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${it C. elegans}$の運動抑制に対する$$gamma$$線照射効果

Effects of $$gamma$$-ray irradiation on the basal slowing response in ${it Caenorhabditis elegans}$

鈴木 芳代; 坂下 哲哉; 舟山 知夫; 深本 花菜; 浜田 信行*; 横田 裕一郎; 片岡 啓子*; 楚良 桜; 辻 敏夫*; 小林 泰彦

Suzuki, Michiyo; Sakashita, Tetsuya; Funayama, Tomoo; Fukamoto, Kana; Hamada, Nobuyuki*; Yokota, Yuichiro; Kataoka, Keiko*; Sora, Sakura; Tsuji, Toshio*; Kobayashi, Yasuhiko

神経系のモデル生物として知られる線虫(${it C. elegans}$)は、温度や化学物質などさまざまな刺激に対して誘引/忌避応答を示す。また、エサの存在下では、エサのない場合の約60%まで運動が低下する(減速応答)。われわれはこれまでの予備的な実験から、$$gamma$$線照射によっても、線虫の運動が低下することを見いだした。そこで、本研究では、「エサの存在」と「照射」が線虫の運動の減速制御に及ぼす効果を検証するため、成虫段階の線虫(野生型)に100-1500Gyの$$^{60}$$Co $$gamma$$線を照射して、エサのある/ない寒天プレート上での照射直後の運動を調べた。運動指標は20秒間に頭を振った回数とし、1試行あたり5個体を計数し、その平均値を用いた。エサのないプレート上での運動は線量依存的に低下し、1500Gyでは非照射個体(対照)の約40%となった。一方、エサのあるプレート上での運動は、いずれの線量でも、照射個体と非照射個体との間に有意な差がなかった。このことから、「エサの存在」と「照射」の2つの運動抑制の要因が、かならずしも加算的な効果とはならない可能性が示唆された。

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