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質量分析装置を用いたテクネチウム-99の自動分析法の開発

Analytical methods with mass spectrometry for technetium-99

松枝 誠   ; 柳澤 華代*; 小荒井 一真   ; 寺島 元基  ; 藤原 健壮 ; 阿部 寛信 ; 北村 哲浩   ; 高貝 慶隆*

Matsueda, Makoto; Yanagisawa, Kayo*; Koarai, Kazuma; Terashima, Motoki; Fujiwara, Kenso; Abe, Hironobu; Kitamura, Akihiro; Takagai, Yoshitaka*

$$^{99}$$Tcの主要なモニタリング手法として誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)が用いられるが、同重体($$^{99}$$Ruや$$^{98}$$MoH)が定量を妨害するのが問題となる。特に、環境中のMoは$$^{99}$$Tcに対して最大10$$^{8}$$倍存在するため、完全な分離は困難だった。本研究では、高効率かつ迅速な同重体除去を目的とした自動分析法を構築した。フローインジェクション(FI)装置に装着した$$^{99}$$Tcを選択的に吸着する樹脂を充填したカラムではMo, Ruを粗分離し、ICP-MS内部の反応セル内にO$$_{2}$$を導入することでMoを精密に除去した。これらの一連の分離工程を自動化し1.5$$times$$10$$^{-13}$$$$^{99}$$Tc/Mo比まで測定可能となった。さらに既知濃度の$$^{99}$$Tcを含む海水(IAEA-443, $$^{99}$$Tc報告値: 159-250mBq/L)を測定し、本法の適用性を調べた結果、200.1$$pm$$9.6mBq/Lの値を得たことから良好な定量性を有することが実証された。

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