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中性子小角散乱装置SANS-J

Small-angle neutron scattering diffractometer: SANS-J

元川 竜平   ; 熊田 高之   ; 中川 洋   ; 上田 祐生   ; 関根 由莉奈   ; Micheau, C.; 杉田 剛   ; 大場 洋次郎*

Motokawa, Ryuhei; Kumada, Takayuki; Nakagawa, Hiroshi; Ueda, Yuki; Sekine, Yurina; Micheau, C.; Sugita, Tsuyoshi; Oba, Yojiro*

研究用原子炉JRR-3に設置される中性子小角散乱装置(SANS-J)の最近の高度化・更新、及び、測定例を紹介する。SANS-Jで重視しているのは装置駆動とデータ取得に関する安定性とユーザビリティの向上である。以前に故障が頻発していた駆動軸の一部廃止や簡素化を行うとともに、エンコーダー付きモーターやGUIを導入して異常個所の早期発見・復旧を可能にし、ユーザビリティを向上させている。最近では、マシンタイム競争率の高い同装置のスループットの拡大および性能向上を主眼にした改良を進めている。フライトチューブの手前に$$^{3}$$He二次元検出器を導入して、以前から要望が高かった1nm$$^{-1}$$ $$<$$ Q $$<$$ 7nm$$^{-1}$$の波数領域を効率良く測定できるようにした。また、既存の中性子集光レンズを用いることで、試料-検出器間距離10m位置での入射中性子ビーム強度を3倍に引き上げることに成功した。今後は、超小角散乱測定用フォトマル検出器をフラットパネル検出器に置き換える等の変更を計画している。

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