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論文

Identification of the $$K^pi=11/2^+$$ isomer in neutron-rich $$^{187}$$W

静間 俊行; 早川 岳人; 御手洗 志郎*; 森川 恒安*; 石井 哲朗

Physical Review C, 71(6), p.067301_1 - 067301_4, 2005/06

 被引用回数:6 パーセンタイル:45.53(Physics, Nuclear)

深部非弾性散乱反応を用いて、中性子過剰核$$^{187}$$Wの励起状態を生成した。反応チャンネルの選別のため、ビーム様フラグメントをシリコン検出器を用いて測定した。また、ゲルマニウム検出器を用いて、遅延$$gamma$$線の測定を行った。その結果、$$^{187}$$Wにおいて、励起エネルギー411keVに、新たに1.56(28)マイクロ秒の核異性体の観測に成功した。近傍の原子核の準位構造から、この核異性体は、$$11/2^+$$[615]準粒子配位を持つことがわかった。

論文

High-spin structure in $$^{185}$$Os

静間 俊行; 御手洗 志郎*; Sletten, G.*; Bark, R. A.*; Gjorup, N. L.*; Jensen, H. J.*; Piiparinen, M.*; Wrzesinski, J.*; 清水 良文*

Physical Review C, 69(2), p.024305_1 - 024305_18, 2004/02

 被引用回数:15 パーセンタイル:65.31(Physics, Nuclear)

$$^{176}$$Yb($$^{13}$$C,4n)反応を用いて、$$^{185}$$Os原子核の高スピン構造の実験的研究を行った。その結果、これまで知られていた1準粒子配位に基づくほとんどの回転帯に対して、より高い励起準位まで観測することに成功した。また、新たに、多準粒子配位に基づく回転帯を発見し、g因子の測定により、ニルソン配位を決定した。さらに、励起エネルギー5008keVに、半減期18ナノ秒を持つ、新しい核異性体の同定に成功した。本論文では、K禁止の度合いについて、量子トンネリング模型と比較分析を行う。

論文

High spin states in $$^{158}$$Dy

早川 岳人; 藤 暢輔; 大島 真澄; 松田 誠; 初川 雄一; 静間 俊行; 片倉 純一; 飯村 秀紀; 御手洗 志郎*; Zhang, Y.*; et al.

Physical Review C, 68(6), p.067303_1 - 067303_4, 2003/12

 被引用回数:2 パーセンタイル:21.31(Physics, Nuclear)

原研のタンデム加速器を用いて12Cビームを加速し、150Nd金属薄膜に照射することで完全核融合反応を起し、158Dyの励起状態を生成した。158Dyの励起状態から放射された$$gamma$$線を多重$$gamma$$線検出装置でインビーム$$gamma$$線核分光を行い、158Dyの高スピン状態を観測した。6個の回転バンドと、多数のバンド間の遷移を観測した。新たに発見した2個のバンドは典型的なhigh-Kバンドである。2つのサイドバンドは既に知られていたが、物理的な本質は不明であった。$$gamma$$線の角度分布の測定よりバンド間遷移のスピンを決定し、近傍の原子核とバンドエネルギーを比較することで、この2つのバンドがオクタポールバンドであると結論した。

論文

Rotaional alignment of the h$$_{11/2}$$ band in $$^{157}$$Dy

早川 岳人; 藤 暢輔; 大島 真澄; 松田 誠; 初川 雄一; 片倉 純一; 飯村 秀紀; 静間 俊行; 御手洗 志郎*; 菅原 昌彦*; et al.

European Physical Journal A, 15(3), p.299 - 302, 2002/11

 被引用回数:9 パーセンタイル:48.02(Physics, Nuclear)

原研のタンデム加速器を用いて加速した12Cビームを150Nd金属薄膜に照射することで、完全核融合反応を起し、157Dyの励起状態を生成した。157Dyの励起状態から放射された$$gamma$$線を多重$$gamma$$線検出装置でインビーム$$gamma$$線核分光を行い、157Dyの高スピン状態を観測した。3つの回転バンドを観測し、それぞれ(32/2-),52/2+,45/2-状態まで測定することができた。これらの回転バンドは、典型的な2組のE2遷移のカスケードから構成されている。特にh11/2の配位を持つバンドでは2つのE2遷移のカスケード間に高スピン状態までM1遷移を観測した。B(M1)/B(E2)比と回転軸の変化を、tilted axis cranking modelの計算結果と比較して、良く一致するこが判明した。

論文

Yrast bands in N=91 isotones

早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 片倉 純一; 飯村 秀紀; 松田 誠; 篠原 伸夫; 藤 暢輔; 御手洗 志郎*; 静間 俊行; et al.

European Physical Journal A, 9(2), p.153 - 156, 2000/10

 被引用回数:17 パーセンタイル:66.14(Physics, Nuclear)

$$^{155}$$Gd原子核ではクーロン励起において基底状態回転バンドとパリティーの異なる回転バンドの原因不明の非常に大きな生成が判明している。このメカニズムを探るために、原研タンデムで重イオンを加速して金属薄膜に照射し、完全核融合-蒸発反応を起こし$$gamma$$線核分光実験を行った。そのデータの中に$$^{153}$$Smの新しい励起状態のデータが含まれていることが判明した。それまで、$$^{153}$$Smの基底状態バンドは21/2$$^{+}$$までしか知られていなかったが33/2$$^{+}$$まで観測することができた。さらに、N=91のisotoneの$$^{155}$$Gdと基底状態バンドと$$gamma$$線のエネルギーが5keV以内で一致しているidentical bandと呼ばれる状態になっていることが判明した。低スピン領域のidentical bandは報告数が少なく貴重である。

論文

Rotational bands of $$^{155}$$Gd

早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 片倉 純一; 飯村 秀紀; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 清水 良文*; 大坪 慎一*; 静間 俊行; et al.

AIP Conference Proceedings 495, p.235 - 236, 1999/12

$$^{155}$$Gdの高励起状態を作り、$$^{155}$$Gdから放出される$$gamma$$線を測定することによって、核構造研究を行った。$$^{12}$$Cビームを原研タンデムで加速し、$$^{150}$$Ndの金属ターゲットに照射することによって、($$^{12}$$C,$$alpha$$3n)反応により$$^{155}$$Gdの高励起状態を作り出した。GEMINIを用いて$$gamma$$線の多重測定を行った。3/2$$^{-}$$バンドについては25hのスピンを持つ高励起状態まで初めて観測した。さらに未知の回転バンドを発見した。クランキングシェルモデルと改良したTACモデルで計算を用い、TACでよりよく説明できる。このことは、変形した$$^{155}$$Gd原子核が、回転が上がるにつれ、回転軸方向を変える現象があることを示した。

論文

A $$gamma$$-ray detector array for joint spectroscopy experiments at the JAERI tandem-booster facility

大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 古高 和禎*; 早川 岳人*; 木寺 正憲*; 初川 雄一; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; et al.

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 421(1-2), p.211 - 226, 1999/00

 被引用回数:95 パーセンタイル:98.39(Instruments & Instrumentation)

大学連合と共同で建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)とそれを用いて得られた最初の成果について報告する。

論文

Rotational bands of $$^{155}$$Gd

早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 片倉 純一; 飯村 秀紀; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 清水 良文*; 大坪 慎一*; 静間 俊行; et al.

Nuclear Physics A, 657(1), p.3 - 18, 1999/00

 被引用回数:19 パーセンタイル:70.55(Physics, Nuclear)

$$^{155}$$Gdの高励起状態を作り、$$^{155}$$Gdから放出される$$gamma$$線を測定することによって、核構造研究を行った。$$^{12}$$Cビームを原研タンデムで加速し、$$^{150}$$Ndの金属ターゲットに照射することによって、($$^{12}$$C,$$alpha$$3n)反応により$$^{155}$$Gdの高励起状態を作り出した。$$^{155}$$Gdは中性子数が比較的多いために、このような核反応によって生成する断面積は小さい。そのために、Si-ballを用いた。GEMINIを用いて$$gamma$$線の多重測定を行った。$$^{155}$$Gdの回転バンドを3個同定した。3/2$$^{-}$$バンドについては高励起状態(25h)まで初めて観測できた。さらに未知の回転状態を発見した。これらの回転状態について、クランキングシェルモデルとTilted Axis Cranking modelで計算を行い、原子核の回転速度が上がるにつれ、回転軸方向が変わる現象があることを示した。

論文

Dipole and quadrupole cascades in the yrast region of $$^{143}$$Gd

菅原 昌彦*; 草刈 英栄*; 猪狩 嘉延*; 明神 克弘*; 西宮 大輔*; 御手洗 志郎*; 大島 真澄; 早川 岳人*; 木寺 正憲*; 古高 和禎*; et al.

European Physical Journal A, 1(2), p.123 - 124, 1998/00

 被引用回数:7 パーセンタイル:43.33(Physics, Nuclear)

原研タンデム加速器を利用して$$^{143}$$Gd核の高スピン(高速回転)下における核構造を調べた。170MeV$$^{35}$$Clビームによる$$^{111}$$Cd($$^{35}$$Cl,1p2n)反応で$$^{143}$$Gdの高励起状態を生成し、ほぼ7MeVの励起エネルギーまで、20-24までの高スピン状態の準位構造を明らかにした。3個のユニークな構造を持つダイポール($$Delta$$I=1)バンドと3個の変形したクォドラポール($$Delta$$I=2)バンドを新たに同定した。これらのダイポールバンド、クォドラポールバンドが、励起エネルギー差0.2MeV毎に順番に現れる新たな現象があることがわかった。この現象を理解するために、変形共存を取り入れた理論解析を今後進める。

論文

High spin states of $$^{62,64}$$Zn

古高 和禎*; 早川 岳人*; 中田 仁*; 初川 雄一; 木寺 正憲*; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 小松原 哲郎*; 松田 誠; 古野 興平*; et al.

Z. Phys., A, 358, p.279 - 280, 1997/00

$$^{62,64}$$Zn核の高スピン状態の性質について調べるために、核融合・粒子蒸発反応$$^{40}$$Ca+$$^{28}$$Siにより励起核を生成し、放出される$$gamma$$線をGe検出器10台を用いて荷電粒子との同時計測により測定した。得られたデータから$$gamma$$線相関行列を作り、$$gamma$$線の連続放出関係から準位図を決定するとともに、その角度相関比から準位のスピン・パリティを決定した。励起エネルギー14MeVに迄達するイラスト準位10個を新たに発見した。これらのイラスト準位の構造を調べるために、R≦3の(0f$$_{5/2}$$1p$$_{3/2}$$1p$$_{1}$$/2)$$^{A-56-R}$$(g$$_{9/2}$$)$$^{R}$$の軌道空間を用いた大規模な殻模型計算を行い、実験データと比較した。この比較から、$$^{62,64}$$Znの高スピンイラスト準位は、g$$_{9/2}$$軌道に核子を励起し、その角運動量を結合することにより生成されており、そのパリティの変化はg$$_{9/2}$$軌道に励起された核子の個数によりよく理解できることを明らかにした。

論文

High-spin states $$^{61}$$Cu

初川 雄一; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 中田 仁*; 木寺 正憲*; 石井 哲朗; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 草刈 英栄*; 菅原 昌彦*; et al.

Z. Phys., A, 359, p.3 - 4, 1997/00

Z=N=28近傍原子核の核構造の研究として$$^{61}$$Cuの高スピン状態の研究を行った。重イオン核反応を用いることにより今まで観測されていない高スピン状態を得た。原研タンデム加速器からの$$^{28}$$Siビームを用いて$$^{40}$$Ca+$$^{28}$$Si反応により励起された$$^{61}$$Cuを得た。10台のアンチコンプトンHPGe検出器と荷電粒子検出器(Si-ball)との組み合せにより$$gamma$$-$$gamma$$同時計測を行った。得られた$$gamma$$-$$gamma$$同時計測イベントの解析により約30本の新たな$$gamma$$線を見出した。これらより約9MeVまでの高スピン状態を含むレベルスキームを構築した。さらにDCO解析によりイラストレベルのスピンを決定した。得られた結果はシェルモデル計算と比較を行った。

論文

High-spin states in nuclei at A=60 region

大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 木寺 正憲*; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; 初川 雄一; 石井 哲朗

中重核の構造 (理研シンポジウム), 0, p.72 - 77, 1996/00

筑波大学・九州大学・千葉大学を中心とする大学連合と共同して原研タンデムブースター施設に建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)を用いて、核分光共同実験を行った。今回、共同実験の概要を明らかにすると同時に、最初に行った表題の実験成果を発表する。$$^{62}$$Zn及び$$^{58}$$Ni核の高スピン状態の特徴を述べる。

論文

Coulomb excitation of $$^{174}$$Hf K-isomer; $$gamma$$-ray spectroscopy with high-spin isomer beam

森川 恒安*; 郷農 靖之*; 森田 浩介*; 岸田 隆*; 村上 健*; 井出口 栄治*; 熊谷 秀和*; G.H.Liu*; A.Ferragut*; 吉田 敦*; et al.

Physics Letters B, 350, p.169 - 172, 1995/00

 被引用回数:19 パーセンタイル:71.02(Astronomy & Astrophysics)

高スピン核異性体を逆運動学的核融合反応により生成し、不安定核二次ビームとして用いるあたらしい実験手法を開発した。この手法により$$^{174}$$HfのK$$^{pi}$$=8$$^{-}$$核異性体からなる二次ビームを$$^{208}$$Pbの第二次標的に照射し、散乱粒子と脱励起ガンマ線の同時計数法を用いてクーロン励起実験をおこなった。核異性体上に構築されたJ$$^{pi}$$=9$$^{-}$$の第一励起状態からのガンマ線を測定し、その収量から換算遷移確率B(E$$_{2}$$;8$$^{-}$$$$rightarrow$$9$$^{-}$$)の値をもとめた。その結果、この核異性体上の励起状態は基底状態とほぼ同程度の変形をした集団運動の状態であることがわかった。実験データとの比較によると、この核異性体のK量子数はかなり良い量子数であると考えられる。また、この実験は高スピン核異性体二次ビームによる二次反応を用いて行われた初めてのガンマ線核分光実験であった。

論文

A New high-spin isomer in $$^{145}$$Sm

A.Ferragut*; 郷農 靖之*; 村上 健*; 森川 恒安*; Y.H.Zhang*; 森田 浩介*; 吉田 敦*; 大島 真澄; 草刈 英栄*; 菅原 昌彦*; et al.

Journal of the Physical Society of Japan, 62(9), p.3343 - 3344, 1993/09

 被引用回数:16 パーセンタイル:86.74(Physics, Multidisciplinary)

理研リングサイクロトロンからの$$^{136}$$Xeビームを用いて$$^{16}$$O($$^{136}$$Xe,7n)反応により$$^{145}$$Smの高スピンアイソマーの探索を行った。核反応生成物は、ガス充填したダイポール磁石・Q磁石から成るイオン輸送系により一次ビームから分離され、プラスチックシンチレーターで止められた。その回りに7台のアンチコンプトンガンマ線分析器を配置した。数10本のガンマ線と粒子の間の同時計数から、励起エネルギー約8.8MeVに0.96+0.19-0.15$$mu$$secの寿命を持つアイソマーの存在が確認された。詳細な崩壊図式の決定はこれからである。

論文

Energy levels of $$^{9}$$$$^{5}$$Tc from the $$^{9}$$$$^{5}$$Mo(p,n$$gamma$$)$$^{9}$$$$^{5}$$Tc reaction

峰原 英介; 御手洗 志郎*

Journal of the Physical Society of Japan, 48(1), p.4 - 15, 1980/00

 被引用回数:6 パーセンタイル:52(Physics, Multidisciplinary)

$$^{9}$$$$^{5}$$Tc(p,n$$gamma$$)反応を使って$$^{9}$$$$^{5}$$Tc核のエネルギー準位が調べられた。$$gamma$$線の励起函数が10-100keV間隔で2.8から5.1MeVのエネルギー範囲でGe(Li)検出器を使って測定された。40個の準位と104個の$$gamma$$線から成る崩壊図が第1番目の2$$^{+}$$,第2番目の4$$^{+}$$IARの強度比較,88個の$$gamma$$線の閾値,分岐比,$$gamma$$線角度分布,系統性から組み立てられた。9,13,15番目の準位のJ$$^{pi}$$値は各々1/2$$^{+}$$,9/2$$^{-}$$,7/2$$^{-}$$に決定された。1837.5keV(7/2$$^{+}$$,9/2$$^{+}$$),1873.9keV(7/2$$^{+}$$,9/2$$^{+}$$),1888.8keV(5/2$$^{-}$$),2118.1keV(7/2$$^{+}$$,9/2$$^{+}$$)が新しい準位として決められた。対相関相互作用を取り入れた回転粒子結合模型計算が$$^{9}$$$$^{5}$$$$^{,}$$$$^{9}$$$$^{7}$$$$^{,}$$$$^{9}$$$$^{9}$$Tc核について行われた。この計算は実験結果と合理的な一致を示した。

口頭

Spectroscopy for neutron-rich nuclei around A=180 produced by multi-nucleon transfer reactions

静間 俊行; 石井 哲朗; 早川 岳人; 牧井 宏之; 松田 誠; 井手口 栄治*; Zheng, Y.*; Liu, M.*; 森川 恒安*; 御手洗 志郎*

no journal, , 

核子移行反応$$^{186}$$W($$^{18}$$O,$$^{16}$$O)を用いて、質量数180領域の中性子過剰核の励起状態を生成した。高分解能シリコン検出器を用いて、散乱粒子のエネルギーを測定し、$$gamma$$線との同時計測を行った。その結果、$$^{186}$$W, $$^{187}$$W, $$^{188}$$W核について、新たに未知の$$gamma$$線の観測に成功し、それぞれの核の詳細な準位様式を確立した。本講演では、実験方法や実験結果について報告する。

口頭

核子移行反応を用いた質量数180領域核の核構造研究

静間 俊行; 石井 哲朗; 牧井 宏之; 松田 誠; 早川 岳人; 井手口 栄治*; Liu, M.*; Zheng, Y.*; 森川 恒安*; 御手洗 志郎*; et al.

no journal, , 

深部非弾性散乱反応や核子移行反応によって質量数180領域の中性子過剰核を生成し、$$^{187}$$W及び$$^{188}$$Wの核構造について実験研究を行った。それぞれの核から放出される$$gamma$$線をゲルマニウム検出器を用いて測定し準位様式を確立した。その結果、$$^{187}$$W核において1.5マイクロ秒のアイソマーを観測し、また、$$^{188}$$W核において新たに$$gamma$$振動バンド,八重極振動バンドや多準粒子配位に基づく励起状態を観測した。本講演では、実験結果とともにBlocked-BCS模型やHFB模型を用いた励起準位の理論分析結果について報告する。

口頭

$$^{16}$$O+$$^{24}$$Mg反応による質量数30領域の高スピン状態の研究

井手口 栄治*; Liu, M.*; 森川 恒安*; 藤 暢輔; 小泉 光生; 大島 真澄; 木村 敦; 古高 和禎; 初川 雄一; Cederwall, B.*; et al.

no journal, , 

質量数30領域の原子核の高スピン状態を調べ、変形状態を探索するために、タンデム加速器施設において、$$^{16}$$O+$$^{24}$$Mg反応によるインビーム$$gamma$$線核分光実験を行った。エネルギー70MeVの$$^{16}$$Oビームを$$^{24}$$Mgターゲットに照射し、A$$sim$$30領域核の高スピン状態を生成した。$$gamma$$線検出器アレイGEMINI-IIと荷電粒子フィルターSiBallを組合せた測定により、蒸発チャンネルを選別して生成原子核の高スピン状態準位構造を調べた。

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