Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
岡田 智行*; 飯塚 正英*; 吉原 亮平; 長谷 純宏; 鳴海 一成
JAEA-Review 2009-041, JAEA Takasaki Annual Report 2008, P. 73, 2009/12
オステオスペルマムはキク科の多年草で、開花期間が長く、花壇材料や鉢物として生産が増加している。通常オステオスペルマムは花弁が表面と裏面が異なった色であるが、これまでにわれわれは、白色花弁変異個体にイオンビームを照射し、花弁裏面が元株よりも白色に近い黄色になった変異個体を獲得した。そこで、この白色花弁変異個体(OM706)に再度イオンビームを照射することにより、表裏白色花弁の変異個体の誘導を試みた。その結果、OM706よりも花弁裏面が、より薄い黄色になった個体が得られ、目的とした方向へ段階的に変異が進んでいると考えられた。今後は、現在養成中の植物体について、花色及び形態を調査し、完全な表裏白色花弁個体の選抜を進める。
飯塚 正英*; 吉原 亮平; 長谷 純宏
JAEA-Review 2008-055, JAEA Takasaki Annual Report 2007, P. 65, 2008/11
オステオスペルマムは、キク科の多年草で開花時期が長く、鉢物や花壇材料として生産が増加している。本研究では、イオンビーム照射で得られたオステオスペルマムの白色花弁変異体OM7に、もう一度イオンビームを照射して、完全な表裏白色花弁を誘導することを試みた。現在までに、再照射試料から1582個体が得られ、このうち花弁の色や形の変化を指標にして22個体を選別した。再照射によって、1回目の照射では得られなかった紫色の花弁を持つ個体や多弁変異個体が得られた。このことから、再照射は、色素合成や形態変異の経路に付加的な変異を与えていることが示唆された。花弁の色変化については明橙色になったものも得られている。また、オステオスペルマムの花弁は表と裏で色彩が異なるが、裏側が淡黄色に変化したものが見られた。現在、この裏側の花弁の色が薄くなった2系統について、さらなる解析を進めている。
飯塚 正英*; 木村 康夫*; 長谷 純宏; 田中 淳
JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 71, 2008/03
オステオスペルマムは、キク科の多年草で開花時期が長く、鉢物や花壇材料として生産が増加している。本研究では、オステオスペルマムのイオンビーム照射による突然変異誘発を検討した。オステオスペルマム「マザーシンフォニー」の葉片切片に炭素イオンを照射し、その後、培養により再分化個体を得て、花色及び形態を調査した。この中から黄色地にピンクの縦筋とぼかしが入り、これまでにないパステルカラーの変異個体を「ヴィエントフラミンゴ(仮称)」として品種登録出願した。元株の「マザーシンフォニー」は黄色の花弁を有するが、イオンビーム照射によって得られた変異個体は白黄色オレンジの間で変異が見られる。オステオスペルマムの花弁は表と裏で色彩が異なるが、黄色やオレンジ色で表裏同色花弁変異体が得られたことから、白色の表裏同色花弁変異体の作出を期待して、上記で得られた白色変異個体にもう一度イオンビームを照射して、完全な表裏白色花弁を誘導することを試みた。
飯塚 正英*; 木村 康夫*; 長谷 純宏; 田中 淳
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 81, 2007/02
オステオスペルマムは、キク科の多年草で開花時期が長く、鉢物や花壇材料として生産が増加している。本研究では、オステオスペルマムのイオンビーム照射による突然変異誘発を検討した。オステオスペルマム「マザーシンフォニー」の葉片切片に炭素イオンを照射し、その後、培養により再分化個体を得て、花色及び形態を調査した。イオンビームの最適線量は1から5Gyであり、20Gy以上の照射では再生植物体が得られなかった。これまでに、得られた再生植物体から数千個体を育成し、花色や形態に変異のある21個体を選抜した。花色変異個体のうち、薄茶系統は、パステル調のストライプが入り、これまでの枝変わりでは発生しなかった色調の個体が得られた。このように、イオンビーム照射は、オステオスペルマムの育種に有効であった。
飯塚 正英*; 木村 康夫*; 長谷 純宏; 田中 淳
no journal, ,
園芸作物の新品種開発を目標に、商品価値の高いオリジナル品種の作出を目指し、花の色や耐病性など既存の育種技術では困難な形質の改良をイオンビーム照射によって誘発する突然変異育種研究を実施した。これまでに、群馬県育成品種イチゴである「とねほっぺ」を材料として、炭そ病抵抗性個体の育成を目指した照射・選抜を行った。また、耐寒性のある北米産アジサイの野生種利用による新品種育成を行い、突然変異による花色発現を検討した。さらに、オオヤマツツジ,赤色系ユキヤナギ,エラチオールベゴニアなどの種子や培養葉片に照射を行い、花色変異などの変異個体を得た。また最近人気の園芸品種であるキク科の多年草,オステオスペルマムのイオンビーム照射により、これまでの枝変わりでは発生しなかった色調の変異個体が得られた。
飯塚 正英*; 木村 康夫*; 長谷 純宏; 田中 淳
no journal, ,
オステオスペルマムは、キク科の多年草で開花時期が長く、鉢物や花壇材料として生産が増加している。本研究では、オステオスペルマムへのイオンビーム照射による突然変異誘発を検討した。オステオスペルマム「マザーシンフォニー」の葉片切片に炭素イオンを照射し、その後、培養により再分化個体を得て、花色及び形態を調査した。これまでに、数千個体を育成し、花色や形態に変異のある21個体を選抜した。花色変異個体のうち、薄茶系統は、パステル調のストライプが入り、これまでの枝変わりでは発生しなかった色調個体が得られた。
飯塚 正英*; 木村 康夫*; 長谷 純宏; 田中 淳
no journal, ,
オステオスペルマムは南アフリカ原産のキク科の多年草で開花時期が長く、花壇材料として欧米で人気が高い。多花性で鮮やかな色彩からコンテナや鉢物として日本でも生産が増加している。通常の交配のほか、栽培中の枝変わりから新品種が育成されることがあるが、人為的な突然変異を加えることによりさらに効率的な変異誘導が期待される。本研究では、オステオスペルマム培養葉片にイオンビームを照射し、再分化した個体から変異体を選抜し、さまざまな変異体を獲得することができたので報告する。オステオスペルマム葉片は、Cでは10Gy、Cでは20Gy以上になるとそれぞれ不定芽の発生が認められなかった。変異個体作出には再生率があまり低下しない15Gyの照射が有効と考えられ、この線量を段階的に照射した葉片から誘導した再分化個体を育成した。これまでに約3000個体を育成し、形態や花色に変異がある39個体を選抜した。変異個体の内訳は花色変異が濃黄系10,淡黄系5,オレンジ系9,白2,その他4で、草姿変異はわい性8,斑入り1であった。花色変異率はCで1.3%、Cで0.6%、草姿変異率はCで0.3%、Cで0.3%となり、Cの変異誘導率が高かった。元株の「マザーシンフォニー」は黄色の舌状花を有するが、得られた変異個体は白黄色オレンジの間で変異が見られ、中にはパステル調でストライプが入り、これまでの枝変わりでは発生しなかった花色個体も得られた。
飯塚 正英*; 木村 康夫*; 長谷 純宏; 田中 淳
no journal, ,
オステオスペルマムは、キク科の多年草で開花時期が長く、鉢物や花壇材料として生産が増加している。本研究では、オステオスペルマムのイオンビーム照射による突然変異誘発を検討した。オステオスペルマム「マザーシンフォニー」の葉片切片に炭素イオンを照射し、その後、培養により再分化個体を得て、花色及び形態を調査した。この中から黄色地にピンクの縦筋とぼかしが入り、これまでにないパステルカラーの変異個体を「ヴィエントフラミンゴ(仮称)」として品種登録出願した。元株の「マザーシンフォニー」は黄色の花弁を有するが、イオンビーム照射によって得られた変異個体は白黄色オレンジの間で変異が見られる。オステオスペルマムの花弁は表と裏で色彩が異なるが、黄色やオレンジ色で表裏同色花弁変異体が得られたことから、白色の表裏同色花弁変異体の作出を期待して、上記で得られた白色変異個体にもう一度イオンビームを照射して、完全な表裏白色花弁を誘導することを試みた。
飯塚 正英*; 木村 康夫*; 長谷 純宏; 田中 淳
no journal, ,
オステオスペルマムは南アフリカ原産のキク科の多年草で、開花時期が長く欧米では花壇材料として人気が高い。原種は紫色の花であったが品種改良が進み、オレンジ色やクリーム色,白色,黄色などさまざまな色を楽しむことができるようになった。多花性で鮮やかな色彩から、コンテナや鉢物として日本でも生産が増加している。通常の交配のほか、希に栽培中の枝変わりから新品種が育成されることがあるが、人為的な突然変異を加えることによりさらに効率的な変異誘導が期待される。そこでオステオスペルマム培養葉片にイオンビームを照射,再分化した個体から変異体を選抜し、これまでにない色調のオステオスペルマム新品種「ヴィエントフラミンゴ」(仮称)を育成した。
岡田 智行*; 飯塚 正英*; 吉原 亮平; 長谷 純宏; 鳴海 一成
no journal, ,
オステオスペルマムはキク科の多年草で、開花期間が長く、花壇材料や鉢物として生産が増加している。通常オステオスペルマムは花弁が表面と裏面が異なった色であるが、これまでにわれわれは、白色花弁変異個体にイオンビームを照射し、花弁裏面が元株よりも白色に近い黄色になった変異個体を獲得した。そこで、この白色花弁変異個体(OM706)に再度イオンビームを照射することにより、表裏白色花弁の変異個体の誘導を試みた。その結果、OM706よりも花弁裏面が、より薄い黄色になった個体が20個体得られ、目的とした方向へ段階的に変異が進んでいると考えられた。今後は、現在養成中の植物体について、花色及び形態を調査し、完全な表裏白色花弁個体の選抜を進める。
岡田 智行*; 飯塚 正英*; 池田 洋*; 野澤 樹; 吉原 亮平; 長谷 純宏; 鳴海 一成
no journal, ,
コギクは群馬県の切り花の主力品目である。需要期に合わせた出荷が必要となるが、気象条件等により開花時期の調整が難しい。本研究では、8月上中旬に開花する白色盆コギク「小夏の風」の花形,草姿を維持したまま、花色が異なる品種の育成を目標として、葉片培養物へのイオンビーム照射を行い、変異体の作出を試みた。Cを照射した試料では、0.5Gy以上で植物体再生率が下がり始め、2Gyでの再生率は3.3%まで下がった。一方、Cを照射した試料では、線量の増加が植物体再生に及ぼす影響が極めて強いことが示唆された。このことから、「小夏の風」へのイオンビーム照射はCで行うのが適していると考えられた。今後は、葉片の再分化条件を検討し、品種育成に重要となる母集団の増加を図りたい。
岡田 智行*; 飯塚 正英*; 長谷 純宏; 野澤 樹; 鳴海 一成
no journal, ,
コギクは群馬県の切り花の主力品目である。需要期に合わせた出荷が必要となるが、気象条件等により開花時期の調整が難しい。さらに、生産現場からは、ブランド化のためにも赤色花弁品種が求められている。本研究では、群馬県農業技術センター花き係によるピンク系育成系統「07-33」を原苗としてイオンビーム照射を行い、花色変異個体の作出を試みた。線量の異なるイオンビームを照射した結果、「07-33」に変異を誘発するための適正線量は2Gy以下であると考えられた。イオンビーム照射の結果得られた植物体については、順化後の生育異常による枯死などは少数であり、大部分の獲得植物体について圃場定植を行うことができた。現在、圃場での変異調査を実施中である。
岡田 智行*; 飯塚 正英*; 長谷 純宏; 野澤 樹; 鳴海 一成; 関口 政行*
no journal, ,
オステオスペルマムは南アフリカ原産のキク科多年草であり、花壇苗や鉢花として人気が高まっている品目である。われわれは、イオンビーム照射による人為的突然変異誘発を利用して、交配や枝変わりの選抜などの通常の育種法では得られない形質を獲得し、品種化に成功した。本発表では、イオンビーム照射により得た変異体に再度イオンビームを照射することで、1度目の照射では得られない形質を持った変異体を獲得でき、実用品種の開発に成功したことについて報告する。イオンビーム照射により育成した品種"ヴィエントフラミンゴ"の葉片培養物に対して炭素イオンを照射した。獲得した249個体の再生個体のうち14個体が花色に変異を示した。このうち、赤橙色系及び黄色系の変異株について慣行栽培した結果、変異形質が安定していることを確認した。また、花形や草姿、草丈などの形態的特性並びに開花時期などの生理的特性については親品種である"ヴィエントフラミンゴ"と差異が見られず、イオンビーム照射によって花色に関して限定的な変異が起きたことが示唆された。