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論文

イオンビームによる医学用放射性核種の製造と腫瘍特異的な癌診断と治療への応用

飯田 靖彦*; 花岡 宏史*; 片渕 竜也*; 渡邉 茂樹; 石岡 典子; 渡辺 智; 松橋 信平; 樋口 徹也*; 織内 昇*; 遠藤 啓吾*

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 128, 2008/03

PET is superior in quantitative measurement, so $$^{18}$$F-FDG-PET is most valuable tool for tumor diagnosis. Although several positron emitters have been used for PET, their uses are limited for their short half-lives. Compared with these radionuclides, $$^{64}$$Cu and $$^{76}$$Br have appropriate properties ($$^{76}$$Br: T$$_{1/2}$$ = 16.1hr, $$^{64}$$Cu: T$$_{1/2}$$ = 12.7hr) and they may have great potentials for PET utility. In this study, we synthesized monoclonal antibody (mAb) labeled with $$^{64}$$Cu or $$^{76}$$Br and evaluated their potential for tumor diagnosis with PET. The results of tumor localization studies show that $$^{64}$$Cu or $$^{76}$$Br labeled mAb were highly accumulated to tumor. From these data, the use of $$^{64}$$Cu and $$^{76}$$Br has great advantage for PET utility.

論文

Application of clear polymethylmethacrylate dosimeter Radix W to several kGy range

清藤 一; 市川 達也*; 羽田 徳之; 金子 広久; 佐藤 良成*; 渡辺 宏*; 小嶋 拓治

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 200, 2008/03

透明及び着色PMMA線量計は5-50kGyの線量範囲の測定を行う線量計であり、医療機器の滅菌を始めとする放射線プロセスで広く用いられている。食品照射や医療機器の滅菌における線量保証及び線量を決定するための検定線量を評価するために必要な線量範囲1-10kGyへの適用拡大を目的として、透明PMMA線量計(Radix W)の特性試験を行った。波長が短い領域(270-320nm)における線量応答特性,照射後の安定性,照射中の温度影響について調べた。いずれの線量点においても短い読み取り波長での線量応答値は、長い読み取り波長での線量応答値よりも大きい。これから、従来の読み取り波長320nmよりも短い280nmで測ることにより、1-10kGyの線量測定可能範囲が得られた。照射後の吸光度安定性については、照射後24時間以内において5%以内となった。-40-40$$^{circ}$$Cの範囲における照射温度依存性試験では20$$^{circ}$$Cにおける線量応答に対して+0.23%/$$^{circ}$$Cの温度補正係数を持つことがわかった。

論文

Properties of radiochromic film dosimeters for low energy electron beam

清藤 一; 小嶋 拓治; 武井 太郎*; 井出 崇*; 森 一郎*

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 198, 2008/03

現在ガス処理や表面加工などへの応用が期待される数10$$sim$$数100keV電子線については、そのプロセスにおける品質管理が重要であり、その基準となる吸収線量測定技術の確立が必要である。このため、既存の放射線誘起着色を利用したフィルム線量計の応用拡大を検討する始点として、15$$sim$$55kGyの線量範囲でフィルム線量計(FWT60, B3)の$$gamma$$線照射を行い、線量計の応答特性及びそれに及ぼす照射後の経過時間の影響を調べた。この結果FWT60がB3よりも大きな線量応答値を示したが、応答曲線の線形性はB3の方が良い。照射後の吸光度の安定性については、いずれの線量計も照射後1か月において、線量の大きさによらず2%以内となり安定した。これらの結果は、低エネルギー電子線に応用するための基盤になるものである。

論文

Measurement technique of two dimensional dose distribution using B3 film dosimeters and a PC-scanner

花屋 博秋; 上松 敬; 小嶋 拓治

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 197, 2008/03

高フルエンスのイオンビームの簡便な2次元相対線量分布の測定を目的として、ラジオクロミックフィルム線量計の中でも測定可能線量域が高いB3フィルム線量計とパソコン用画像スキャナを組合せた測定技術の開発を行った。アルミパッケージに入れたB3を用い、イオンビームに代わり、電子線で予備試験を行った結果、本測定方法では、B3の標準的な手順として行う測定前の加熱処理をしない場合の方が、線量域5$$sim$$100kGyの範囲で直線的な応答特性が得られた。しかし、加熱処理をしないことが照射後の着色の安定性に影響を与える可能性があり、本報告ではこれについて調べた。また、飛程が短いイオンビーム照射における測定では、パッケージをしたままの照射では線量測定上の誤差要因となるため、パッケージを用いない場合についても応答特性を調べた。電子線を用いて調べた結果、加熱処理しない場合、吸光度は、照射後の時間経過に伴い増加するが、パッケージあり・なしのいずれでも40kGyまでは直線的な応答特性を示した。実際の使用条件では、測定時間が非常に短いので、これらの結果から相対分布の測定としては十分有用であることがわかった。

論文

Detection of ion-beam-induced mutations using positive selection Marker genes in arabidopsis

長谷 純宏; 吉原 亮平; 横田 裕一郎; 鳴海 一成

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 67, 2008/03

イオンビームは、突然変異率が高いこと、欠失型変異を誘発しやすいこと、変異スペクトルが広いこと、劣悪形質を伴わないワンポイント改良に適していることが実証されている。しかしながら、イオンビームの特性と変異率及び変異の特徴との関係、組織部位の違いによる変異誘発効果の違い、培養物に照射した場合に照射当代で劣性ホモ様の形質が得られる仕組みなど、イオンビームの突然変異誘発効果には不明な点が多く残されている。本研究では、マーカー遺伝子に起きる突然変異を指標としてイオンビームの突然変異誘発効果を調査することを目的として、変異した遺伝子だけをポジティブに選抜・解析できるマーカー遺伝子(${it rpsL}$及び${it codA}$)の利用を進めている。今回、マーカー遺伝子を導入した種子について、炭素イオンと$$gamma$$線感受性を調べた結果、shoulder doseは$$gamma$$線で930Gy, 320MeV及び220MeVの炭素イオンで、それぞれ240Gy, 180Gyであった。

論文

Development of PCDD/Fs treatment technology by $$gamma$$-ray irradiation

広田 耕一; Zhao, C.*

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 56, 2008/03

ダイオキシン類分析廃液分解技術の開発を目的として、本研究では分析溶媒としてエタノール,n-ノナン,トルエン中8塩素化ダイオキシン(OCDD)の$$gamma$$線分解挙動や毒性変化について調べた。その結果、OCDDの分解率はエタノール$$>$$n-ノナン$$>$$トルエンの順となり、これが各溶媒中溶媒和電子の生成G値の大小関係と一致したことから、OCDDの分解には溶媒和電子が関与していることがわかった。また、0から8塩素化ダイオキシン類(PCDD)総濃度で分解率を比較すると、その順序はエタノール$$>$$トルエン$$>$$n-ノナンとなった。反応したOCDDの脱塩素化率がn-ノナン中で80%、トルエン中で20-30%であることから、n-ノナン中のOCDDは溶媒和電子との反応によりおもに脱塩素反応を起こし、低塩素化ダイオキシン類を生成するのに対し、トルエン中では酸化反応が支配的に起こることが明らかになった。

論文

Bias dependence of the single event transient currents due to nuclear products in semiconductors, 2

小野田 忍; 平尾 敏雄; 大島 武; 金子 広久; 佐波 俊哉*

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 9, 2008/03

中性子が誘起するシングルイベント過渡電流は、中性子の「核反応」によって生じる重イオンの「電離」が原因となって引き起こされると考えられている。今回は、核生成粒子の「電離」による相互作用を模擬するために、中性子がシリコンと核反応することによって生成し得る核種(He$$sim$$P:最大十数MeV)の中からC(炭素),O(酸素)、及びSi(シリコン)イオンのマイクロビームを利用し、核反応生成粒子が原因となり発生するシングルイベント過渡電流の電圧依存性を調べた。その結果、電荷量はエネルギーにほぼ比例して増加し、電圧依存性がないことがわかった。一方、電圧が増加するに従い、ピーク電流値が増加し、立下り及び立上り時間が短くなることがわかった。これらの結果は、印加電圧が高くなるに従い空乏層中の電界強度が強くなるため、高速の電荷収集が起こっていることを示している。また、イオンの原子番号が大きくなるに従い、ピーク電流値が減少することがわかった。これは、原子番号が大きくなるに従い、電離された電子・正孔対の密度が高くなるため、静電遮蔽効果が強く現れていることに起因する。

論文

Basic and application studies on chemical responses to quantum beams in heterogeneous systems

永石 隆二; 山田 禮司; 青柳 登; 須郷 由美

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 161, 2008/03

固体酸化物が共存あるいは接触した水溶液,有機溶媒と水溶液を持つ溶媒系といった互いに混じり合わない非均質系での放射線分解や放射線誘起反応について、放射性廃棄物の処理・処分や使用済燃料の分離プロセスの高度化の観点から基礎と応用の研究を、電子線又は$$gamma$$線を用いて進めている。これまでに、微少量の酸化物微粒子の添加による水溶液中の金属イオン還元や水素発生の反応促進、並びに、接触する水溶液に依存する有機溶媒中の抽出剤の分解挙動を明らかにしてきた。平成18年度は、酸化物粉末などを添加した水溶液中の水素の発生や有害・有用物質の処理・回収に関する反応促進,有機溶媒中の抽出剤の分解挙動などを研究した。ここで水溶液中の研究では、白金族元素の関与する反応促進,アスベスト材料の粒状化とそれに伴う顕著な水素発生が見いだされた。

論文

Imaging of translocation and spatial distribution of the assimilated carbon and nitrogen in the host-root parasite system by PETIS

関本 均*; 河地 有木; 本田 修三*; 山口 良恵*; 加藤 翔太*; 米山 香織*; 藤巻 秀; 鈴井 伸郎; 石井 里美; 渡辺 智; et al.

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 124, 2008/03

ハマウツボ科の根寄生植物であるオロバンキは、クロロフィルを持たず、ホスト植物と養水分をシェアしながら生育する全寄生植物である。根寄生植物の生存では、ホスト植物の光合成産物及びホスト植物根からの吸収窒素の誘因・収奪・貯留が重要な栄養獲得戦略の一つと考えられる。そこで、オロバンキを寄生させた植物根系を作成し、ポジトロン放出核種N-13で標識した硝酸イオンあるいはアンモニウムイオンを投与し、根系及び茎葉部への硝酸イオンの移行と寄生植物による誘因・収奪と貯留の様子をPETISによる可視化を試みた。その結果、硝酸イオンの茎葉部への分配割合は、オロバンキ非寄生系と寄生系に差は見られなかったが、アンモニウムイオンの茎葉部への分配割合は、非寄生系では60%であったのに対し、寄生系では20%と著しく低下していることが明らかとなり、オロバンキ塊茎は硝酸イオンではなくアンモニウムイオンを選択的に収奪していることが示唆された。

論文

Standard dosimetry of a few MeV electron and $$^{60}$$Co $$gamma$$-ray in radiation processing

清藤 一; 小嶋 拓治; 金子 広久; 羽田 徳之

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 199, 2008/03

原子力機構高崎研の照射場における線量率範囲は産総研における線量率範囲よりも2桁以上広い。線量率の異なる照射場で得られた電離箱の校正定数が整合性を持つことを評価するため、国際的な標準機関として位置づけられている英国物理学研究所(NPL)と大線量相互比較を行った。線量範囲5-50kGyでNPLのアラニン線量計及び重クロム酸線量計を郵送により交換し、互いの照射施設で照射・返送して、それぞれで求めた線量値の比較を行った。この結果、両者の間で$$pm$$2%以内の一致が得られた。これは原子力機構高崎研及びNPLそれぞれにおける校正精度の二乗和の平方根から求めた不確かさの合計2.1%ともよく整合している。また、放射線加工処理には電子線も広く利用されているため、$$^{60}$$Co $$gamma$$線量とMeV電子線量の整合性評価を行った。2MeVの電子線に対して熱量計で校正されたCTA線量計と$$^{60}$$Co $$gamma$$線に対して電離箱で校正されたアラニン線量計を、電子線で同時に照射・比較した。この結果、両者の線量測定値は2%以内で一致した。これは電子線のトレーサビリティにも$$^{60}$$Co $$gamma$$線量標準を応用できることを示している。

論文

Operation of the electron accelerators and $$gamma$$-ray irradiation facilities

金子 広久; 花屋 博秋; 羽田 徳之; 山縣 諒平; 清藤 一; 金沢 孝夫; 小嶋 拓治; 小山 茂*; 山口 敏行*; 川島 郁男*; et al.

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 209, 2008/03

1号電子加速器は、新材料開発のためのグラフト重合,半導体の照射効果,外部ユーザーの種々の実験等に利用されている。電子加速器の年間運転時間は、597.4時間であった。コバルト60$$gamma$$線照射施設は、3つの照射棟に合計8つの照射室があり、0.04kGy/hから20kGy/hまでの、広い範囲の線量率で照射が可能である。コバルト第1照射棟,コバルト第2照射棟及び食品照射棟のそれぞれの年間運転時間は、20,844h, 6,335h, 3,150hであった。

論文

Utilization of the electron accelerator and $$gamma$$-ray irradiation facilities

小嶋 拓治; 金子 広久; 羽田 徳之; 花屋 博秋; 山縣 諒平; 清藤 一; 金沢 孝夫; 小山 茂*; 山口 敏行*; 川島 郁男*; et al.

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 208, 2008/03

1台の電子加速器及び3棟の$$gamma$$線照射施設を、年間の運転計画に基づいて照射利用に供した。18年度の利用件数は1号電子加速器が544件,コバルト第1照射棟は159件,コバルト第2照射棟は622件,食品照射棟は357件であり、研究成果の創出に寄与している。

論文

Detection of damage using ESR method to irradiated wheat flour

鵜飼 光子*; 松浦 昌彰*; 小川 聡子*; 久米 民和; 菊地 正博; 坂下 哲哉; 舟山 知夫; 小林 泰彦

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 118, 2008/03

食品の放射線照射は、非加熱処理であるため低温殺菌法となる。この殺菌技術によって食品が収穫され生産された時と同じ品質に保つことができる。最近では、$$gamma$$線・X線や電子線で照射することによって滅菌する技術が広く使われてきている。多くの食品の照射歴有無の判定には電子スピン共鳴(ESR)分光法が適用できる。これまでにわれわれは、照射食品を分析できる新しいESR測定法を報告してきた。この研究では、小麦粉に含まれる放射線誘起ラジカルをESR分光法を用いて測定した結果について報告し、非照射小麦粉との比較によって明らかにされた照射小麦粉中の新規ラジカル種について述べる。

論文

放射線照射による脱細胞バイオスキャホールドの調製

藤里 俊哉*; 菊地 正博; 坂下 哲哉; 舟山 知夫; 小林 泰彦; 舩本 誠一*; 木村 剛*; 岸田 晶夫*; 山岡 哲二*

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 119, 2008/03

人工物であるePTFEやDacronは小動脈の再構築には適していない。それとは対照的に、組織工学的な移植片は近年注目を集めている。組織工学移植片に期待できる利用法の一つに脱細胞組織の使用がある。脱細胞スキャホールドは通常組織と同じ構造的特徴を持ち、宿主組織として置換される。この研究では、$$gamma$$線照射による細胞のアポトーシス誘導を利用して脱細胞スキャホールドの調製を行った。

論文

Comparison of the mutation inducing effect between ion beams and $$gamma$$-rays; Guineagrass and sorghum

中川 仁*; 稲福 正史*; 草場 信*; 山口 博康*; 森下 敏和*; 森田 竜平*; 西村 実*; Hoeman, S.*; 横田 裕一郎; 長谷 純宏; et al.

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 72, 2008/03

アポミクシス四倍体ギニアグラス(${it Panicum maximum}$ Jacq.)と二倍体有性ソルガム(${it Sorghum bicolor}$ (L.) Moench.)野種子に$$gamma$$線及び炭素イオンビームを照射し、突然変異体取得のための最適線量を決定するために、照射当代の発芽率,生存率並びに稔性を調べた。ギニアグラス(品種名ナツユタカ)の$$gamma$$線での50%致死線量は600から800Gy、炭素イオンビームでの50%致死線量は40から50Gyであると見積もられた。また、炭素イオンビームでの50%不稔線量は50から60Gyであった。ソルガム(品種名Zhengzu及びDurra)の$$gamma$$線での50%致死線量は350から500Gy、炭素イオンビームでの50%致死線量は30から60Gyであると見積もられた。これらのデータは、アポミクシス遺伝子の影響解析のためのギニアグラス変異体作出及びバイオ燃料生産のためのソルガム変異体の作出に有用な知見を提供する。

論文

Ion beam breeding of flower color variations in transgenic plants with multi-disease tolerance

岡村 正愛*; 清水 明*; 渡辺 さとみ*; 長谷 純宏; 鳴海 一成; 田中 淳

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 82, 2008/03

本課題では、有用形質転換体へイオンビームを応用するシステムを開発することにより、さまざまな花色や形の品種をシリーズ化する手法を確立し、イオンビーム高度利用技術の開発に資することを目的とする。照射材料としては、分裂酵母由来の2本鎖RNA特異的RNA分解酵素(${it pac1}$)を導入することでキク発育阻害ウイロイド及びトマト黄化壊疽ウイルスに耐性を獲得した形質転換キクを用いた。これまでに炭素イオンビームの照射試験を実施し、順化,温室での栽培後、花色と花姿について調査した。3Gyから10Gyの炭素イオンビーム照射試験区では開花試験を行い、薄桃,濃桃,サーモンなどの花色変化を誘導できることを明らかにした。これらの結果から、この方法は、個々の遺伝子導入による従来法に比べて、低コストで高い品質の鑑賞植物の開発に有効であると考えられた。

論文

The Optimum dose of ion beam irradiation for growth of sugarcane

遠嶋 太志*; 竹之下 佳久*; 白尾 吏*; 長谷 健*; 大江 正和*; 上野 敬一郎*; 長谷 純宏; 田中 淳

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 73, 2008/03

沖縄県久米島地域及び鹿児島県奄美地域を普及対象として育成されたサトウキビ品種「Ni17」は株出し適性が高く、耐風性も強い。しかし、葉鞘部に着生する毛群が粗剛であるため、収穫や栽苗等の作業に障害をきたしている。そこで、イオンビーム照射による突然変異誘発により毛群の少ない優良系統の育成を試みた。今回、サトウキビのほ場生育を指標としたイオンビーム照射線量を検討した。幼苗検定により初期選抜した188個体について、ほ場での毛群及び生育調査を行い、毛群が少なく生育の良好な有望個体20個体を選抜した。品種「Ni17」の葉片への照射に炭素イオンビーム(C320)を利用する場合は、2Gy以上の照射では個体再生率の低下が著しく、仮茎長や茎径の減少といった不良変異の影響が大きいため、2Gy程度の線量が適当であると考えられた。

論文

Ion beam breeding of chrysanthemum cultivar "Sanyo-ohgon"

白尾 吏*; 上野 敬一郎*; 南 公宗*; 田中 昭*; 今給黎 征郎*; 長谷 純宏; 田中 淳

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 74, 2008/03

黄系秋輪ギク品種「山陽黄金」は鹿児島県の主力品種であるが、側枝発生数が多く摘芽・摘蕾作業に労力を要する点や花がやや小さいなどの欠点がある。われわれは、白系秋輪ギク品種「神馬」において、葉片にイオンビームを照射し、不定芽経由の再生個体から無側枝性に優れた変異個体を選抜し、品種登録を行った。また、育成した品種に再度イオンビームを照射することにより、新たに低温開花性の特性を付与した個体の作出に成功している。今回、「山陽黄金」について、「神馬」と同様の手法を用いて無側枝性や花の大型化を目標としたイオンビーム育種に取り組んだ。その結果、当品種においてもイオンビームの再照射による選抜個体の再改良が有効であると考えられた。

論文

Induction of mutations by the ion beam irradiation to the bulb-scales of ${it Lilium}$ cv. Acapulco.

近藤 正剛*; 小池 洋介*; 長谷 純宏; 横田 裕一郎; 小林 仁*

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 75, 2008/03

ユリは、我が国における切り花の粗生産額でキク,バラについて第3位の地位を占め、球根出荷量でもチューリップに次ぐ第2位であり、園芸植物として重要な花卉である。新潟県農業総合研究所では、アグロバクテリウム法によるユリの形質転換系を確立し、花色改変による新品種の作出に取り組んでいる。遺伝子組み換えにより作出した植物を普及するためには、花粉の飛散による環境への遺伝子拡散を管理しなくてはならないため、雄性不稔であることが望ましい。そこで、ユリの不稔化を目的として、組織培養系とイオンビーム照射を組合せた突然変異育種による共同研究を進めている。今回は、リン片に50MeVのヘリウムイオンビームを0から2Gy照射し、球根の再生に与える影響を調査した。その結果、0.2から0.6Gyが変異体を作出するための最適線量であると見積ることができた。

論文

Incident energy effect of the production yield of endohedral $$^{133}$$Xe-fullerene by ion implantation

渡辺 智; 石岡 典子; 松橋 信平

JAEA-Review 2007-060, JAEA Takasaki Annual Report 2006, P. 129, 2008/03

Endohedral fullerenes encapsulating a radioisotope within a fullerene cage have a possibility of being new radiopharmaceuticals. We have prepared endohedral $$^{133}$$Xe -fullerenes by ion implantation. Xenon-133 (T$$_{1/2}$$ = 5.243 d) would be useful for cancer therapy because it emits 0.346-MeV $$beta$$$$^{-}$$ rays. However, we could not obtain efficient production of endohedral $$^{133}$$Xe -fullerene. To achieve more efficient production, conditions of the ion implantation, especially incident energy, has to be studied. In the present paper, we describe incident energy effect on the production yield of endohedral $$^{133}$$Xe -fullerene. The results of this study show that the yields of endohedral $$^{133}$$Xe -fullerenes were found to increase with decreasing incident energy. The yields of the endohedral $$^{133}$$Xe -fullerenes should be more increased by decreasing incident energy.

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