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ソースターム評価手法の高度化に向けたFPの化学に関する研究,4; 放出FP化学形のin situ測定技術の開発

Evaluation of fission product release and transport behavior during severe accident focusing on the chemical forms, 4; Development of "in situ" measurement technology for evaluating chemical form of released FP

岩崎 真歩; 田中 康介  ; 佐藤 勇; 三輪 周平  ; 逢坂 正彦  ; 天谷 政樹  ; 小山 真一  ; 関 崇行*; 所 大志郎*; 石ヶ森 俊夫*

Iwasaki, Maho; Tanaka, Kosuke; Sato, Isamu; Miwa, Shuhei; Osaka, Masahiko; Amaya, Masaki; Koyama, Shinichi; Seki, Takayuki*; Tokoro, Daishiro*; Ishigamori, Toshio*

燃料から放出したFPの化学形を直接測定する方法として、示差熱天秤-質量分析装置(TG-DTA-MS)を活用する技術開発に着手した。標準試料の測定により、m/z(m=質量数、z=電荷数)が約400までのガスを検出できるTG-DTA-MS本来の基本性能を確認したが、Cs系化合物由来の凝縮性蒸気種を検出できなかった。発生蒸気種をQ-MS部へ導入するためには、スキマーインターフェースのオリフィス部のより高精度なアライメントが効果的であると想定し、TG-DTA部とQ-MS部の取り付け位置等を改善するとともに、オリフィス部に対して光学的手法を用いたアライメント調整を実施した。その結果、ヨウ化セシウム(CsI)の測定において、ヨウ素に相当するm/z=127及びセシウムに相当するm/z=133の検出に成功した。これらの信号は重量変化のタイミングと一致しており、CsIの解離により生じたものと推測される。このように、加熱により生成した蒸気種をQ-MS部に導入する経路を適切に確保する調整を施すことで、TG-DTA-MSを用いた放出FP化学形の直接測定が可能である見通しを得た。

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