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Radiocesium in a mountainous forested catchment; Inventory, distribution, and fluvial discharge

森林集水域における放射性セシウム; 蓄積量、分布及び河川への流出量

竹内 絵里奈; 安藤 麻里子  ; 西村 周作; 中西 貴宏   ; 都築 克紀  ; 小嵐 淳   ; 松永 武

Takeuchi, Erina; Atarashi-Andoh, Mariko; Nishimura, Shusaku; Nakanishi, Takahiro; Tsuzuki, Katsunori; Koarashi, Jun; Matsunaga, Takeshi

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性Csの多くは山間部の森林に沈着している。しかし、山間部での放射性Csの沈着量分布やその河川流出挙動に関する報告は少ない。我々は北茨城市内にある落葉広葉樹林の小河川集水域(0.6km$$^2$$)を対象として、空間線量率分布の詳細な調査と、集水域内で一定間隔毎に行った放射性Cs沈着量の測定結果をもとに、集水域全体の放射性Cs沈着量を評価した。また、放射性Csの河川流出量の季節変化を、独自に開発した河川水中Cs捕集システムを用いて、懸濁態と溶存態それぞれについて測定した。土壌表層(土壌及びリター)の放射性Cs沈着量と同じ地点の空間線量率の測定結果は直線関係を示し、対象集水域では、空間線量率分布から地表面の放射性Cs沈着量を推定可能であることが確認できた。この結果をもとに計算した全集水域の$$^{137}$$Cs沈着量は19$$pm$$7GBqであった。$$^{137}$$Csの河川流出における各形態の割合は、懸濁態が多雨期に、溶存態が積雪期に増加した。2013年の$$^{137}$$Cs年間流出量は5.9$$pm$$0.2MBqであり、対象とした集水域から河川への$$^{137}$$Csの流出率は0.03%と評価された。

no abstracts in English

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