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Zheng, Y.*; Zhou, X. H.*; Zhang, Y. H.*; 早川 岳人; 大島 真澄; 藤 暢輔; 静間 俊行; 片倉 純一; 初川 雄一; 松田 誠; et al.
Journal of Physics G; Nuclear and Particle Physics, 30(4), p.465 - 479, 2004/04
被引用回数:8 パーセンタイル:47.54(Physics, Nuclear)Tbの高スピン状態をタンデムからの
Sビームと多重
線検出装置GEMINI-IIを用いて、インビーム核分光法により調べた。励起関数,X-
-t,
-
-t同時計数,
線角分布測定を行い、
Tbの準位構造を約8MeVまで確立した。その特徴からこの核が球形核であること、またN=80奇核の系統性から2MeVまでの準位は
陽子が
Gdコアに結合した状態として解釈できることを示した。一方、2MeVより上ではイラスト状態は多準粒子配位であると解釈される。
静間 俊行; Stevenson, P. D.*; Walker, P. M.*; 藤 暢輔; 早川 岳人; 大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*
Physical Review C, 65(6), p.064310_1 - 064310_12, 2002/06
被引用回数:15 パーセンタイル:62.15(Physics, Nuclear)Er(
O,4n)反応を用いて、
Os原子核の高スピン状態の研究を行った。その結果、半減期48ナノ秒,
の核異性体とともに、新しい負パリティ状態の観測に成功した。多準粒子配位の計算から、ニルソン準位による配位を決定した。また、ポテンシャルエネルギー表面の計算結果から、
Os原子核の高スピン負パリティ状態において、3軸非対称変形が現れることがわかった。さらに、
の核異性体の崩壊における
量子数の役割について明らかにした。
Zhang, Y.*; 早川 岳人; 大島 真澄; 片倉 純一; 初川 雄一; 松田 誠; 草刈 英榮*; 菅原 昌彦*; 小松原 哲郎*; 古野 興平*
Physical Review C, 65(1), p.014302_1 - 014302_15, 2002/01
被引用回数:20 パーセンタイル:69.65(Physics, Nuclear)中性子数,陽子数ともに奇数の原子核Irの縞スピン核構造を調べた。タンデム加速器を使って
Sm(
P, 5ng)反応により
Irを生成し、励起関数,X-
,
-
-t同時計数測定を行った。新たに4個の回転バンド(状態群)が観測され、これらの励起エネルギーの特徴とB(M1)/B(E2)比から、内部配位を決定した。1つのバンドで見つかった指標逆転現象について系統性を議論した。
静間 俊行; 松浦 勝之*; 藤 暢輔; 早川 岳人; 大島 真澄; 初川 雄一; 松田 誠; 古野 興平*; 佐々木 康之*; 小松原 哲郎*; et al.
Nuclear Physics A, 696(3-4), p.337 - 370, 2001/12
被引用回数:20 パーセンタイル:73.40(Physics, Nuclear)Osの高スピン状態を、170Er(18O,5n)反応を用いて生成した。その結果、5つの回転バンドを新たに観測し、gファクターから準粒子配位を決定した。また、励起状態 5000MeV程度に、2つの核異性体を観測した。その内の1つは、K量子数43/2を有し、基底状態回転帯(K=9/2)へ、K量子数の差17を伴う遷移をしていることが明らかになった。本論文では、量子力学的トンネリグ模型を用いて、この核異性体の崩壊機構を解明する。
大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 古高 和禎*; 早川 岳人*; 木寺 正憲*; 初川 雄一; 松田 誠; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 421(1-2), p.211 - 226, 1999/00
被引用回数:95 パーセンタイル:98.26(Instruments & Instrumentation)大学連合と共同で建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)とそれを用いて得られた最初の成果について報告する。
北條 喜一; 大津 仁*; 古野 茂実*; 出井 数彦*; 櫛田 浩平; 笹島 尚彦*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 148(1-4), p.720 - 725, 1999/00
被引用回数:4 パーセンタイル:38.18(Instruments & Instrumentation)TiCの照射損傷機構を明らかにするため、水素とヘリウムをそれぞれ単独に又は同時に照射し、その損傷過程を電子顕微鏡内で連続観察した。その結果、室温から高温(1423K)までどの温度領域でも非晶質化は観察されなかった。この実験からTiCが照射損傷に対して非常に安定であることが示された。
内山 浩志*; 古野 興平*; 静間 俊行*; 杉田 道昭; 加藤 雅規*; 鴇田 由希*; 村崎 麻美*; 橋本 奈美*; 高橋 英美*; 小松原 哲郎*; et al.
European Physical Journal A, 2(1), p.13 - 15, 1998/00
被引用回数:10 パーセンタイル:52.47(Physics, Nuclear)質量数124,陽子数56のBa核のJ=2+の準位の寿命を、コインシダンス・リコイルディスタンス・ドップラー・シフト法を用いて測定した。基底状態から2+状態へのE2遷移確率は、中性子数66から80に行くに従い単調に増加することがわかった。「シェルの中央では、パウリ効果によりE2遷移確率が30%減少する」という従来の仮説を否定する結果になった。E2遷移確率のシステマティクスは、パウリ効果を含まないで計算した相互作用するボソン膜型IIの予想と一致し、シェルの中央でE2遷移のパウリ効果は消失することを示唆する。
北條 喜一; 大津 仁*; 古野 茂実; 櫛田 浩平; 出井 数彦*; 笹島 尚彦*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 141(1-4), p.148 - 153, 1998/00
被引用回数:32 パーセンタイル:89.74(Instruments & Instrumentation)水素とヘリウムイオンをSiC結晶に照射し、その構造変化を400keV電顕でその場観察した。その結果、室温照射では損傷量が約1dpaで完全に非晶化した。また、電顕付設の透過電子エネルギー損失分光装置をもちいて、それぞれの照射量におけるプラズモン損失量を測定した結果、そのピークが低エネルギー側に約1.2eVシフトすることを見出した。
杉田 道昭; 内山 浩志*; 古野 興平*
Physics Letters B, 440(3-4), p.239 - 245, 1998/00
被引用回数:6 パーセンタイル:38.82(Astronomy & Astrophysics)バリウム同位体のBE2値の中性子数依存性を微視的なWOODS-SAXONハミルトニアン+BCS近似を使って調べた。バリウム同位体のBE2値は、SHELLの中央で急に増加する。この研究の目的は、この異常なBE2の振舞を微視的に解明することである。この論文では次のことを示した。(1)陽子のINTRUDER軌道とSHELL内の軌道のレベル交叉がこの現象の原因である。(2)質量数122のバリウムでは、BE2値の約15%~20%が、(1)による陽子数50の閉殻の壊れに起因する。
早川 岳人*; J.Lu*; 古野 興平*; 古高 和禎*; 橋本 奈美*; 斉藤 武彦*; 小松原 哲郎*; 大島 真澄; 初川 雄一; 静間 俊行*; et al.
Z. Phys., A, 357(4), p.349 - 350, 1997/00
原研タンデム加速器を用いてCsの核構造の研究を行った。タンデム加速器を用いて
Bイオンを加速して、
SnにPbを蒸着した薄膜に照射して、核融合反応を引き起こす。生成された原子核は、高い励起エネルギーと大きな角運動量を持つ励起状態にある。励起状態にある核は安定状態では存在しない様々な形状、運動状態を持つ。原子核が冷える過程で放射される
線をミニクリスタルボールを使って測定し、励起状態を観測した。この実験によって初めて
Csから放射される
線を測定し、かつ、形状の異なる4種類の回転状態を測定した。なお、この研究は筑波大学との共同研究である。
古高 和禎*; 早川 岳人*; 中田 仁*; 初川 雄一; 木寺 正憲*; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 小松原 哲郎*; 松田 誠; 古野 興平*; et al.
Z. Phys., A, 358, p.279 - 280, 1997/00
Zn核の高スピン状態の性質について調べるために、核融合・粒子蒸発反応
Ca+
Siにより励起核を生成し、放出される
線をGe検出器10台を用いて荷電粒子との同時計測により測定した。得られたデータから
線相関行列を作り、
線の連続放出関係から準位図を決定するとともに、その角度相関比から準位のスピン・パリティを決定した。励起エネルギー14MeVに迄達するイラスト準位10個を新たに発見した。これらのイラスト準位の構造を調べるために、R≦3の(0f
1p
1p
/2)
(g
)
の軌道空間を用いた大規模な殻模型計算を行い、実験データと比較した。この比較から、
Znの高スピンイラスト準位は、g
軌道に核子を励起し、その角運動量を結合することにより生成されており、そのパリティの変化はg
軌道に励起された核子の個数によりよく理解できることを明らかにした。
初川 雄一; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 中田 仁*; 木寺 正憲*; 石井 哲朗; 大島 真澄; 御手洗 志郎*; 草刈 英栄*; 菅原 昌彦*; et al.
Z. Phys., A, 359, p.3 - 4, 1997/00
Z=N=28近傍原子核の核構造の研究としてCuの高スピン状態の研究を行った。重イオン核反応を用いることにより今まで観測されていない高スピン状態を得た。原研タンデム加速器からの
Siビームを用いて
Ca+
Si反応により励起された
Cuを得た。10台のアンチコンプトンHPGe検出器と荷電粒子検出器(Si-ball)との組み合せにより
-
同時計測を行った。得られた
-
同時計測イベントの解析により約30本の新たな
線を見出した。これらより約9MeVまでの高スピン状態を含むレベルスキームを構築した。さらにDCO解析によりイラストレベルのスピンを決定した。得られた結果はシェルモデル計算と比較を行った。
大島 真澄; 古野 興平*; 小松原 哲郎*; 早川 岳人*; 古高 和禎*; 木寺 正憲*; 御手洗 志郎*; 静間 俊行*; 初川 雄一; 石井 哲朗
中重核の構造 (理研シンポジウム), 0, p.72 - 77, 1996/00
筑波大学・九州大学・千葉大学を中心とする大学連合と共同して原研タンデムブースター施設に建設した多重ガンマ線検出器アレイ(ミニクリスタルボール)を用いて、核分光共同実験を行った。今回、共同実験の概要を明らかにすると同時に、最初に行った表題の実験成果を発表する。Zn及び
Ni核の高スピン状態の特徴を述べる。
北條 喜一; 古野 茂実; 櫛田 浩平; 大津 仁*; 古谷 吉男*; 出井 数彦*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 116, p.382 - 388, 1996/00
被引用回数:32 パーセンタイル:90.81(Instruments & Instrumentation)イオン照射型・電界放射電子銃付電子顕微鏡付設透過電子エネルギー分光器を用いて、水素及びヘリウムイオンをSiCに連続照射し、その構造と電子状態の変化を観察、測定した。その結果、室温照射では損傷量が約1dpaで非晶質化し、プラズモン損失ピークが低エネルギー側(22.7eV19.5eV)にシフトすることを明らかにした。さらに、800
C以上の試料温度で照射した場合は構造及び電子状態になんら変化がないことが明らかになった。
櫛田 浩平; 北條 喜一; 古野 茂実
Microsc. Microanal. Microstruct., 6, p.149 - 157, 1995/02
被引用回数:13 パーセンタイル:64.79(Microscopy)炭化ホウ素(BC)は核融合炉第一壁材料として最近注目を集めているプラズマ対向物質であり、原研のJT-60Uでは実際に使用されて良い結果をえている。B
Cの基礎特性や照射損傷に関するデータが蓄積されつつあるが、本研究では今までにデータの少ないEELS(電子エネルギー損失分光法)によりB
Cのイオン衝撃による物性変化のプロセスをその場観察した。16keVのH
イオン衝撃により、B
Cは非晶質化をおこすが、この時の臨界フルエンスは約2
10
(H
)/cm
sであることが、EELSスペクトルおよび制限視野電子線回折像の変化から分った。非晶質化に伴い、ホウ素のK電子の励起によるコアロススペクトルの微細構造にも変化が見られた。
北條 喜一; 古野 茂実; 塚本 哲生*; 櫛田 浩平; 大津 仁; 出井 数彦*
Microsc. Microanal. Microstruct., 6, p.141 - 147, 1995/02
被引用回数:2 パーセンタイル:23.24(Microscopy)室温でのチッ素イオン照射にともなう窒化アルミニウム(AlN)の生成過程を透過型電顕(TEM)と透過電子エネルギー損失分光法(EELS)により、その場観察及び同一場所でのEELS測定を行った。アルミニウム膜は真空蒸着法(約1000厚)をもちいて作製した。又、イオン照射は電顕付設のイオン照射装置を用いて行った。照射条件はN
、30kV、イオン束2
10
(N
)/m
・S、室温で行った。その結果、AlN薄膜はWurtzit型HCP構造をしていることがわかった。さらに、Nの内殻スペクトルは約400eV(低照射)から396.4eV(高照射)に変化することを明らかにした。
櫛田 浩平; 北條 喜一; 古野 茂実
Journal of Electron Microscopy, 44, p.456 - 461, 1995/00
核融合プラズマ対向壁候補材料である黒鉛が、液体窒素温度近くの低温で水素イオンおよび電子線照射を受けた場合の非晶質化プロセスを、分析電顕内でEELS観察した。低温でイオンあるいは電子線の衝撃を受けると、黒鉛は最終的にダイヤモンド様非晶質(DLA)状態に移行することが、以前の実験で見出されているが、本研究ではこのDLA相が形成される境界温度を決定した。水素イオン照射の場合では約110Kであった。また黒鉛が通常の非晶質相からさらにDLA相へ移行する構造変化を、炭素間の化学結合様式の変化の観点からとらえ、モデルを提出する。
北條 喜一; 古野 茂実; 櫛田 浩平; 大津 仁; 出井 数彦*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 91, p.534 - 539, 1994/00
被引用回数:6 パーセンタイル:56.80(Instruments & Instrumentation)水素とヘリウムイオンを-SiC結晶に照射し、その構造変化を400kV電顕でその場観察した。その結果、水素、ヘリウムイオン照射とも、
-SiC結晶に比較して非晶質化に必要な損傷量が約半分の0.4dpaであることがわかった。又、バブルの発生・成長は、
-SiC結晶に比較して早く、特に粒界での成長は粒内の成長に比較して数倍早いことを見い出した。この違いは粒界に含まれる焼結補助材の影響と考えられる。
櫛田 浩平; 北條 喜一; 古野 茂実; 大津 仁
Journal of Nuclear Materials, 191-194, p.346 - 350, 1992/00
黒鉛およびその他の炭素系材料は核融合炉におけるプラズマ対向材料として最有望視されており、その基礎物性および電子・イオン等の衝撃による影響が広く研究されている。我々は現在までに主に結晶性黒鉛を試料として、そのイオン照射による影響を電子線エネルギー分光法(EELS)、透過電顕(TEM)、電子線回折法(EDM)、等によりその基礎過程を調べてきた。今回は、黒鉛と共に炭素の基本的結晶性同素体であるダイヤモンドを用いて、同様の手法により水素イオンの照射効果を調べた。その結果、室温での照射の場合、10kVHイオンのフルエンスが約3
10
(H)/cm
付近から非晶質化が起こることが分かった。これは黒鉛の場合の臨界フルエンスより高い値であり、結晶構造の違いの影響のためであると考えられる。
櫛田 浩平; 北條 喜一; 古野 茂実
Journal of Nuclear Materials, 191-194, p.351 - 355, 1992/00
核融合炉におけるプラズマ対向材料の有力候補である黒鉛のイオンによる照射損傷の基礎的過程を知るため、これまで水素イオンビーム照射による黒鉛結晶構造の変化をいろいろな温度について、主に電子エネルギー損失分光法(EELS)を用いて調べてきた。その結果、黒鉛結晶はイオン照射によって非晶質化をおこし、その開始には温度に依存する臨界フルエンスがあることが分かった。今までに、室温から600Cまでの温度範囲で温度依存性を調べて来たが、今回は試料を液体チッソで冷却することにより、極低温での照射効果を調べた。その際のEELSのプラズモンロスピークのシフトから、非晶質化の臨界フルエンスは今までの温度依存性の傾向から予想できるものであったが、さらに照射を続けると、低エネルギーにシフトしたプラズモンピークが再び上昇するという特異な変化が見られた。特にこの点に注目し、結果を報告する。
北條 喜一; 古野 茂実; 櫛田 浩平; 大津 仁; 出井 数彦*
Journal of Nuclear Materials, 191-194, p.583 - 587, 1992/00
被引用回数:25 パーセンタイル:88.23(Materials Science, Multidisciplinary)SiC結晶に水素とヘリウムを同時に又は連続的に照射し、材料の構造変化を連続的に観察した。イオン照射は、Heイオン;12kV、H
イオン;15kVとし、イオンの飛程を同一になるようにした。fluxは両方のイオン種とも1
10
atoms/cm
・sとした。He
イオンの照射量を同一にしたときのバブル成長を観察比較した結果、同時照射に比べて、連続照射の方がバブルの成長が著しいことを明らかにした。