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柴野 純一*; 梶原 堅太郎*; 塚本 拓也*; 河合 紘和*; 三浦 節男*; Zhang, S.*; 菖蒲 敬久
材料, 63(7), p.533 - 538, 2014/07
SPring-8、BL28B2からの白色X線を利用し、アルミニウム単結晶の延性破壊進展挙動の検証を実施した。その結果、以下の2点を明らかにした。(1)延性損傷進展に伴い発生した転移セルの回転は、水辺面内に比べ垂直面内で大きく、特に負荷ひずみ0.05のときのノッチ近傍の角度変化が大変大きく、これは引張負荷によるAl(111)面のすべり活動が転位セルの生成と回転に大きな影響を及ぼしている。(2)転位密度は材料の延性損傷が進むことで全体に増加したが、ノッチ近傍では相対的に低く、これは延性損傷進展によるひずみエネルギーの解放の影響によるものである可能性を見出した。
柴野 純一*; 梶原 堅太郎*; 塚本 拓也*; 河合 紘和*; 三浦 節男*; Zhang, S.*; 菖蒲 敬久; 小林 道明*
Materials Science Forum, 777, p.176 - 181, 2014/02
被引用回数:1 パーセンタイル:52.00(Materials Science, Multidisciplinary)A ductile damage progress of an aluminum single crystal with the prior activity of the single slip system under tensile loading was verified by a profile analysis using white X-ray obtained in BL28B2 beam line of SPring-8. In this study, the aluminum single crystal of the purity 6N was used as a specimen prepared in I-type geometry for tensile test. In profile analysis, an instrumental function was defined in consideration both of a divergence by a slit and a response function peculiar to the energy dispersive method. The Gauss component of integral breadth related to non-uniform strain and the Cauchy component of integral breadth related to crystallite size were determined by eliminating the broadening by the instrumental function from the diffraction profile of white X-ray. As a result, the characteristics of ductile damage progress near the notch of the aluminum single crystal were inspected from the distribution of both non-uniform strain and dislocation density.
内田 健一*; Xiao, J.*; 安立 裕人; 大江 純一郎; 高橋 三郎; 家田 淳一; 太田 岳*; 梶原 瑛祐*; 梅沢 浩光*; 河合 浩孝*; et al.
Nature Materials, 9(11), p.894 - 897, 2010/11
被引用回数:1086 パーセンタイル:99.87(Chemistry, Physical)ゼーベック効果に代表される熱電発電は、次世代の省エネルギー技術には不可欠の機能である。これまでこの機能の発現には伝導電子の存在が必要であると思われてきたが、伝導電子の存在は熱デバイスの設計にとって不利であることが多いため、結果として伝導電子の存在が熱電発電の応用範囲を限定する原因となっていた。今回、われわれは絶縁体中を流れる熱流から電圧を生成することに成功したので、それを報告する。われわれが明らかにしたのは、磁性絶縁体LaY Fe
O
が伝導電子を持たないのにもかかわらず、熱流をスピン圧に変換できるという事実である。このスピン圧は、LaY
Fe
O
に貼付けられたPt薄膜中で生じる逆スピンホール効果を用いることで電圧に変換することができるため、熱流から電圧を生成することが可能となる。今回の実験結果を理解するためには、LaY
Fe
O
とPtとの界面に働く、熱によるスピン交換相互作用を考える必要がある。われわれの発見は熱電変換素子となりうる物質の可能性を拡げ、そしてまたスピンゼーベック効果の背後に潜む物理を理解するための極めて重要な情報を与えた。
久保 純一*; Rahman, N.*; 高橋 伸明; 河井 貴彦*; 松葉 豪*; 西田 幸次*; 金谷 利治*; 山本 正英*
Journal of Applied Polymer Science, 112(3), p.1647 - 1652, 2009/05
被引用回数:26 パーセンタイル:63.01(Polymer Science)ポリビニルアルコール(PVA)の機械強度と誘電特性の改善を狙い、われわれは、PVAと硝酸マグネシウムの複合体を作成した。この複合体はとても柔らかく、ゴム状の性質を示した。そして、ガラス転移温度は硝酸マグネシウム塩の添加に伴い低下した。広角X線回折と小角X線散乱の測定結果から、PVAの結晶が硝酸マグネシウム塩の添加に伴い破壊され、その結果、ソフトニングが起こっていることが明らかとなった。
薮田 尚宏*; 河合 潤*; 氷川 珠江*; 時澤 孝之; 佐藤 和彦; 古賀 修
JAEA-Review 2008-015, 92 Pages, 2008/11
人形峠環境技術センター及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあたって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を実施した。リスクコミュニケーションの実践策として、人形峠におけるウラン燃料の開発事業を題材に、地元の高校生がエスノグラフィ手法を用いて調べた。ウランの開発に取り組んだ技術者や地元の人々といった社会集団に焦点を当て、50年前にウラン鉱床の露頭が発見されてからの人形峠の歩みや今日の状況について描出した。津山高校の社会問題研究部によるエスノグラフィ・プログラムは平成18年度の取り組みで2年目を迎えた。今回は研究成果の発表に加え、同種の取り組みを開始している他校との交流会も行い、意義や課題などを具体的に見据えた活動実績を得た。
薮田 尚宏*; 河合 潤*; 氷川 珠江*; 時澤 孝之; 佐藤 和彦; 古賀 修
JAEA-Review 2008-014, 133 Pages, 2008/11
人形峠環境技術センター(以下、センター)及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあたって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を実施した。リスクコミュニケーションの実践策として、人形峠におけるウラン燃料の開発事業を題材に、地元の高校生がエスノグラフィ手法を用いて調べた。ウランの開発に取り組んだ技術者や地元の人々といった社会集団に焦点を当て、50年前にウラン鉱床の露頭が発見されてからの人形峠の歩みや今日の状況について描出した。また、高校生によるこうしたエスノグラフィ研究の取り組みにより、次の4つの効果が見られた。(1)高校生の視点から、人形峠ウラン開発事業の意義が確認されたこと。(2)地域とセンターとの現状の相互の立ち位置,隔たりが再確認されたこと。(3)地域とセンターとのコミュニケーションを行う素地を作るための道筋が得られたこと。(4)高校生によるエスノグラフィプログラムが実践されたこと。
片山 寿人*; 北村 治滋*; 森 真理*; 中川 淳也*; 吉田 貴宏*; 河合 敏彦*; 長谷 純宏; 田中 淳
JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 94, 2007/02
滋賀県では、窒素による琵琶湖の富栄養化が重大な問題となっており、そのうち16%が農業排水からの流入と見積もられている。本研究では、イオンビーム突然変異技術を利用した少肥栽培向き水稲育種を目指し、水稲玄米に炭素イオンビームを照射した個体における生育への影響を調査した。供試材料は、滋賀県で育成した水稲品種「秋の詩」及び「大育1743」を用いた。イオンビーム照射区では、茎長と穂数に変化が認められたが、大きな形態変異が認められなかったことから、限定的な遺伝子の変異であると考えられた。今後は、穂数を指標にして変異体を選抜し、さらに窒素吸収能や窒素利用率が高い変異体を選抜する予定である。
石田 行章*; Hwang, J. I.*; 小林 正起*; 竹田 幸治; 間宮 一敏*; 岡本 淳*; 藤森 伸一; 岡根 哲夫; 寺井 恒太*; 斎藤 祐児; et al.
Applied Physics Letters, 90(2), p.022510_1 - 022510_3, 2007/01
被引用回数:24 パーセンタイル:64.90(Physics, Applied)ワイドギャップ半導体ZnOを母体とした希薄磁性半導体は室温以上の強磁性転移温度(TC)が存在する可能性があるとして注目されている。ZnV
OはTCが400K以上にあることが報告されたが、一方でその後の研究では強磁性的なふるまいが観測されないとの報告もある。本研究では磁化測定で350K以上で強磁性的ふるまいが観測されている試料に対して、軟X線磁気円二色性(XMCD)測定を行いV元素だけの磁性を調べた。XMCDの磁場依存性測定の結果から、得られたXMCDシグナルの9割程度は常磁性的なふるまいを示すが、弱い強磁性の存在を確認できた。また吸収スペクトルとXMCDスペクトルの形状とクラスター計算との比較からVイオンはZnに置換された2価であり、わずかにc軸方向に伸びた四配位であることがわかった。
小林 正起*; 石田 行章*; Hwang, J. I.*; 溝川 貴司*; 藤森 淳*; 間宮 一敏*; 岡本 淳*; 竹田 幸治; 岡根 哲夫; 斎藤 祐児; et al.
Physical Review B, 72(20), p.201201_1 - 201201_4, 2005/11
被引用回数:142 パーセンタイル:95.99(Materials Science, Multidisciplinary)強磁性を示す型希薄磁性半導体Zn
Co
O(x=0.005)において、X線吸収,X線磁気円二色(XMCD),光電子分光実験を行った。XMCDスペクトルは、酸素四面体配位下のCo
イオンの特徴を反映したものであった。これはZn
Co
Oにおける強磁性がZnサイトを置換したCo
イオンによって生ずることを意味している。XMCD強度の磁場及び温度依存性から、非強磁性のCoイオンは強く反強磁性結合していることが示唆される。
薮田 尚弘*; 河合 潤*; 氷川 珠江*
JNC TJ6420 2005-001, 88 Pages, 2005/02
人形峠環境技術センター(以下、センター)及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあたって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を実施した。昨年度検討したリスクコミュニケーション方策の基本的な方向性に基づき、具体的な展開の試案として「街づくりのイメージ」を検討した。さらに検討を進め、"高校生の視点により、人形峠を取り巻く地域の過去と将来を描く"との「高校生エスノグラフィ」の提案が生まれた。この提案については、意義や実現性がともに高く、有望と考えられたため、センターが行うリスクコミュニケーション活動の実践案として活動を進めた。また、エスノグラフィ・プログラムを実施するにあたって予め調査範囲のイメージを明らかにするために、岡山県北部、上齋原村、人形峠ウラン鉱山、日本のエネルギー開発・原子力利用の4つの領域について、基本的な事項を整理した。さらにセンターが行う、人形峠の将来像を共有するためのコミュニケーション全体の位置づけについて検討した。また、リスクコミュニケーション活動を行ううえでの危機管理対策についても検討を加えた。
藪田 尚弘*; 滝沢 真之*; 氷川 珠恵*; 河合 潤*
JNC TN6400 2004-004, 89 Pages, 2004/03
人形峠環境技術センター(以下、センター)及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を策定した。本件において行うべきリスクコミュニケーション活動の要件を、現在の社会状況に対応する全体的な視野のもとに的確に絞り込んでいくため、本件と類似の事例についてこれまでに行われてきたリスクコミュニケーション活動の概要を整理した。対象とする分野は、化学物質の排出、産業廃棄物処理事業、鉱山の廃止、海外ウラン鉱山の廃止とした。次に、センター鉱山跡措置を取り巻く地域社会環境の状況を整理した上で、リスクコミュニケーション活動により解決していくべき課題や目標を設定した。また、これらのリスクコミュニケーション課題の解決に資する方策を検討するため、詳細な事例調査を行った。調査結果は、解決すべきリスクコミュニケーション課題、調査対象事例において課題解決のために採られた方策、活動の推移および結果、本件に適用するための要点等を中心に整理した。上記の成果に基づいて、センター鉱山跡措置を進めていく上で今後行うべき地域社会環境を対象としたリスクコミュニケーション活動について、段階的な活動計画を設計した。設計にあたっては、より効果的な活動へと洗練させていくプロセスを重視し、当面の3ヶ年、5ヶ年を目処に行うべきマイルストーンを明確にした。また、計画の遂行段階の様々な局面において留意すべきと考えられる危機管理要素を抽出し、その対策を設定した。
柴田 恵一; 河野 俊彦*; 中川 庸雄; 岩本 修; 片倉 純一; 深堀 智生; 千葉 敏; 長谷川 明; 村田 徹*; 松延 廣幸*; et al.
Journal of Nuclear Science and Technology, 39(11), p.1125 - 1136, 2002/11
被引用回数:673 パーセンタイル:93.94(Nuclear Science & Technology)前版JENDL-3.2のフィードバック情報及び各種ベンチマークテストの結果をもとに、新版JENDL-3.3のための評価が行われた。JENDL-3.2での大きな問題点は新版により解決された。即ち、熱中性子炉体系での臨界性過大評価はUの核分裂断面積及び核分裂中性子スペクトルの改訂により解消された。また、重要な重核での不適切な2次中性子エネルギー分布は統計模型計算に置き換えられた。さらに、中重核での天然元素及び同位体評価値間の矛盾も無くなった。一方、20核種について共分散データを収納した。JENDL-3.3の信頼度は原子炉及び遮蔽に関するベンチマークテストにより検証された。ベンチマークテストの結果は、JENDL-3.3の予測精度がJENDL-3.2を上回ることを証明した。
河合 勝雄; 遠藤 章; 桑原 潤; 山口 武憲; 水下 誠一
JAERI-Data/Code 2000-001, p.87 - 0, 2000/01
本報告書は、ICRP1990年勧告の国内法令への取り入れについての検討に供することを目的に、ICRPの内部被ばく線量評価法に基づく放射性核種毎の作業者に対する空気中濃度及び一般公衆に対する排気中、排水中濃度の試算について報告するとともに、それらの試算値を放射線審議会基本部会の「外部被ばく及び内部被ばくの評価法にかかわる技術的指針」に示すところに従って書式化し、一覧表として掲載したものである。また、核種毎の濃度等が規定されていない場合の空気中濃度等を線放出核種及び物理的半減期の区分毎に求めて掲載した。さらに、これらの試算において問題となったICRP刊行物間での放射性核種の吸収に関するパラメータの違いや化合物の表現方法等についても記述した。
河合 潤*; 薮田 尚宏*; 古屋 俊輔*; 杉山 直紀*
JNC TJ1400 2005-021, 350 Pages, 1998/02
None
河合 潤*; 時澤 孝之; 佐藤 和彦; 古賀 修
no journal, ,
原子力機構人形峠環境技術センターでは、人形峠の価値の見える化に重点を置いたコミュニケーションスキームの実践を行っている。人形峠の価値として日本では稀有な天然のウラン鉱床に光をあて、地域の高校生によるエスノグラフィ・プログラムなどを通じてその価値について改めて考える。人形峠の価値をこのような外部からの解釈に委ねることにより、価値の見える化や再構築が促進され、多くのステークホルダーに共有されることになる。この過程により、コミュニケーション目標の達成を目指している。
時澤 孝之; 松村 敏博; 薮田 尚宏*; 河合 潤*; 氷川 珠江*
no journal, ,
人形峠におけるウラン燃料の開発事業を題材に、地元の高校生がエスノグラフィ手法を用いて調べた。ウランの開発に取り組んだ技術者や地元の人々といった社会集団に焦点を当て、50年前にウラン鉱床の露頭が発見されてからの人形峠の歩みや今日の状況について描出した。また高校生によるこうしたエスノグラフィ研究の取り組みにより、人形峠を取り巻く地域コミュニケーションの活性化にも効果が見られた。
熊谷 友多; 河合 雅史*; 五十木 理子; 岡 壽崇; 樋川 智洋; 北辻 章浩; 熊谷 純*
no journal, ,
放射性廃棄物の管理において重要な水素発生量を実測値で評価するため、少量の抜取り試料から発生する微量の水素を測定する技術の開発を進めている。検出部にppb濃度の水素を測定可能なセンサーガスクロを用いることで、高感度な水素分析法を整備し、その性能をタングステン酸ナトリウム2水和物を試料としたX線照射試験で評価した。吸収線量が100Gy以下であっても、1gの試料から発生する微量の水素を分析することに成功した。照射試験の分析結果から、開発した水素分析法の定量下限は210
molと見積もられた。
北村 治滋*; 片山 寿人*; 森 真理*; 中川 淳也*; 吉田 貴宏*; 河合 敏彦*; 長谷 純宏; 田中 淳
no journal, ,
本研究では、イオンビーム突然変異技術を利用した少肥栽培向き水稲育種を目指し、水稲玄米に炭素イオンビームを照射した個体における生育への影響を調査した。供試材料は、滋賀県で育成した水稲品種「秋の詩」及び「大育1743」を用いた。イオンビーム照射による突然変異は、形態的に大きい変異が認められなかったことから、限定的な遺伝子の変異であると考えられた。今後は、窒素吸収能や窒素利用率が高い変異体を選抜する予定である。
平岡 遼*; 河合 雅史*; 岡 壽崇; 五十木 理子; 樋川 智洋; 北辻 章浩; 熊谷 友多; 熊谷 純*
no journal, ,
無機水和物を液体窒素温度下でガンマ線照射し、生成したH原子のESR測定を行った。77Kで観測されたH原子の相対量が多いBa(OH) 8H
Oの場合は、室温におけるH
の収率が小さく、H原子が全く観測されなかったBa(OH)
H
Oでは室温でのH
の収率が大きかった。Ca(SO
) 2H
Oでは線幅の異なる2種類のH原子のピークが観測され、水和水との磁気的相互作用の大きなH原子が昇温によって先に減少した。